保育士の給料で一人暮らしはできない?家賃補助など役立つ制度を解説!

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給料が低いというイメージが強い保育士…一人暮らしできるか不安を抱えている人も多いのではないでしょうか?初めての一人暮らしだと不安も多いと思いますが、工夫次第で十分に可能といえます。この記事では、保育士の一人暮らしについて徹底解説します!

保育士の初任給やボーナス

電卓とおもちゃのお金
保育士の給料は、年齢や経験、働いている場所によってさまざまです。20~24歳の保育士がもらえる初任給の平均は約20万円、ボーナスは初年度支給なしの保育園もあれば、年間30~50万円支給されることもあります。

しかし、平均とされている約20万円は、いわゆる額面上の金額です。そこから健康保険や住民税など、さまざまな税金が差し引かれ、手取り額や15~16万円程度になるでしょう。

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保育士が一人暮らしを始めるために必要な費用

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一人暮らしを検討するにあたり、まずは必要な費用を確認してみましょう。

一人暮らしを始めるときの初期費用

一人暮らしを始めるときは、まずは部屋探しから始めます。借りたい部屋が決まったら、以下のような費用が必要になります。

●敷金・礼金
●仲介手数料
●日割り家賃・前家賃
●火災保険料


住む予定の地域や、借りる部屋にもよりますが、約30万円かかると考えておくと安心です。住む部屋が借りられたら、以下のような費用も必要です。

●引っ越し代
●家具・家電の購入費用

こちらも住む場所や家具・家電のグレードにもよりますが、節約しても約20万円はかかります。つまり、初期費用として50~60万円を準備しておくと安心です。家具・家電は、必要最低限のものだけ揃え、あとは徐々に買い揃えても良いですね。細々とした生活用品は、100円均一でも買い揃えられます。

一人暮らしで毎月かかる費用

貯金や実家からの支援により初期費用をまかなえたとしても、毎月の支払いをクリアできなければ、一人暮らしは継続できません。「家賃が払えなかった」「お金がなくて食べるものがない」ということにならないよう、しっかりシミュレーションしてみましょう。

どこにお金をかけたいかなど、人それぞれ毎月かかる費用は異なります。毎月かかる費用の例は、以下のとおりです。

項目

費用

ワンポイント

家賃

50,000円

選ぶ部屋のグレードによって差が大きくなる

食費

30,000円

外食やコンビニ買いを抑えられるかが重要

生活用品費

5,000円

洗剤、トイレットペーパーなどの雑用品

水道・光熱費

10,000円

保育園にいる時間が長ければ節約できる

通信・交通費

10,000円

格安スマホやWi-Fiの活用で出費を抑える

娯楽・被服・理美容費

30,000円

節約ポイントだが趣味嗜好によって高くなる

そのほか

10,000円

プレゼント、旅行、家具家電の買い替えなど

合計    14万5,000円

人によってそれぞれ「食費は削りたくない」「被服にお金をかけたい」など、こだわりがあると思います。かけるところはかける、節約するときは節約するなど、うまく調節できれば手取り額の範囲内に抑えられるでしょう。

しかし、マイカーの維持費や奨学金の返済などがあれば、なかなか厳しいかもしれません。将来に向けての貯金も必要なため、自分ならどのような出費がかかるか検討してみましょう。

手取り15万円…保育士でも一人暮らしできる!

ピアノと楽譜
特別な出費がなく、各種出費を抑えることができれば、手取り15万円の保育士でも一人暮らしは可能です。とはいえ、いざ一人暮らしを始めてみて「やっぱり無理」となれば大変です。始める前に、以下のポイントを考えてみましょう。

一人暮らしを考えている場所

毎月かかる費用で、多くの割合を占めるのは家賃です。「手取りの3分の1にする」という考えもありますが、家賃は住んでいる場所によって大きく異なります。田舎であれば家賃3万円でワンルームを借りられますが、都心であれば倍以上かかります。まずは、住もうと考えている場所の相場を調べてみましょう。

借りる部屋のグレード

とにかく「一人暮らしをすること」が目的であれば、部屋探しの際にこだわりを持ちすぎないよう注意しましょう。オートロック、ペット可、ピアノ防音などとなれば、費用も高くなると考えられます。選ぶグレードが、一人暮らしの鍵といえるでしょう。

勤務先の家賃補助の有無

保育士に限らず、福利厚生のひとつとして家賃補助が支給される職場は少なくありません。金額は勤務先によって異なりますが、1万円程度支給されることが多いようです。単純に手取り額が1万円増えるとなると、一人暮らしを始めやすくなるでしょう。

保育士が一人暮らしをするメリット・デメリット

日を浴びる女性
「とにかく早く一人暮らしをしたい」「とりあえず実家を出たい」という人も多いかもしれません。しかし、一人暮らしのメリット・デメリットを知っておくことも大切です。

メリット

一人暮らしを始めれば、自分だけの自由で特別な空間が手に入ります。家族からの干渉を受けることなく暮らせるため、解放感も得られるでしょう。そのほかのメリットは以下のとおりです。

● 自分のライフスタイルを大切にできる
● 自分の趣味嗜好に合わせて心地よい空間を築ける
● 気兼ねなく友人を家に呼べる
● 趣味や仕事に没頭できる
● 保育園に近い場所を選べば通勤がラクになる
● 家族のありがたみに気が付ける
● 一般的な家事能力が身に付く


また、なんでも自分でこなしているうちに、時間や金銭感覚が身に付くのも大きなメリットのひとつです。

デメリット

大きなデメリットとしては、やはり金銭面が上げられます。手取りギリギリだと、貯金も難しく生活が不安定になると考えられます。そのほか、デメリットは以下のとおりです。

● 生活リズムが乱れやすくなる
● 慣れない家事が大変
● 病気のときに心細さを感じる
● 防犯面での不安がある


なんでも自由にできるということは、責任もすべて負うことになります。自立する覚悟がなければ、一人暮らしは難しいといえるでしょう。

一人暮らしを始める保育士は要チェック!役立つ制度一覧

おもちゃのお金
ここからは、一人暮らしを始める保育士に向けたさまざまな制度をご紹介します。

保育園が支給する家賃補助や住宅手当

家賃補助とは、給与とは別に毎月決まった金額が支給される制度です。住宅手当と呼ばれることもあります。一人暮らしを始める前に、いくらの補助がでるか保育園に確認してみましょう。

保育園が借り上げて提供する社宅制度

保育士不足を解消するため、保育園や事業者が社宅を借り上げて保育士に提供する「保育士宿舎借り上げ支援制度」があります。利用対象にならないか、保育園に確認してみましょう。

参考:保育士宿舎借り上げ支援制度事業

就職準備金の貸付制度

保育士資格を取得しているにも関わらず、保育士として就業していない人に対して「就職準備金」の貸付をおこなう制度もあります。まとまったお金を借りられることで、一人暮らしの初期費用をまかなえるといえるでしょう。お住まいの地域によって内容が異なるため、事前に確認してみましょう。

まとめ

手取り15万円程度の保育士にとって、一人暮らしを始めるのはとても大変なことです。しかし、工夫次第で不可能なことではありません。金銭的な不安を払拭できるよう、細かいところまでシミュレーションしてみましょう!
保育士・幼稚園教諭・保育教諭などの就職・転職をお考えの方は、ぜひ保育士ワーカーにご相談ください!
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