再就職手当はいつ入金?最短でどのくらい?申請~振込の流れを解説

「失業保険をもらう予定だったけど再就職が決まった」「再就職手当がもらえるはずだけど通知はいつ届く?」など、新たな仕事が始まる前にバタバタしている人も多いでしょう。
再就職手当は大きな収入になるため、申請漏れがないようにしたいですよね。また、いつ入金されるかも把握しておきたいところ。そこでこの記事では、再就職手当の申請から振込までの流れを詳しく解説します。また、よくある質問もまとめて紹介しますので、参考にしてください。
再就職手当は大きな収入になるため、申請漏れがないようにしたいですよね。また、いつ入金されるかも把握しておきたいところ。そこでこの記事では、再就職手当の申請から振込までの流れを詳しく解説します。また、よくある質問もまとめて紹介しますので、参考にしてください。
再就職手当とは?いつ入金?
失業保険の給付を受けている人が、再就職したときにもらえる「再就職手当」。その概要や入金日は以下のとおりです。
再就職手当とは?
再就職手当とは、失業保険の給付を受ける予定、または受けている期間に再就職が決まった場合に支給される「就職祝い金」のことです。受給にいくつか条件はありますが、残った失業保険の代わりにまとまった金額を受け取れます。
支給決定通知書とは?
支給決定通知書とは、再就職手当の振込が決定したことを知らせる書類のことです。再就職先に記入してもらった「再就職手当支給申請書」などをハローワークに提出し、審査に通った場合に送られてきます。この通知書が届いてから、およそ1週間で再就職手当が振込まれるようです。
支給日は最短でどのくらい?
再就職手当は、再就職が決まってハローワークへ報告してから、最短1ヶ月程度で受け取れます。書類に不備があったり、審査に時間がかかったりする場合は支給日が遅れることも。また、休日が重なっている場合も、入金がずれる可能性があるため注意が必要です。
チェック!再就職手当の条件
再就職が決まったのは良いものの「自分は再就職手当の支給対象かな?」と、不安を感じている人もいるのではないでしょうか?再就職手当を受給するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。不安な人は、改めて受給条件をチェックしてみましょう。
待期期間は満了している?
失業保険の受給手続きを済ませて「雇用保険受給資格」が決定した日から7日間は、待期期間にあたります。その間に再就職先が決まった場合は、支給対象外になってしまいます。
支給残日数はどのくらい?
いくらか失業保険をもらってから再就職先が決まった人は、支給残日数を確認しましょう。所定給付日数の3分の1以上が残っていれば、再就職手当支給の対象になります。なお、日数は再就職日の前日までとします。
離職前の事務所に再雇用されていない?
退職した会社に再雇用される場合は、再就職手当が支給されないため注意が必要です。以前と異なる会社でも、厳正なる審査により繋がりがあると認められた場合は、受給対象外です。
給付制限と紹介の制限はクリアしている?
いつどこで再就職先を見つけたかも、確認しておきたい大切なポイントです。例えば、勤めていた会社を自己都合で退職し、失業保険の給付制限を受けていたとします。その場合、1ヶ月間は「ハローワーク」「職業紹介事業者」の紹介のみが支給対象となります。
再就職先で1年以上勤務できる?
再就職先を長く続けることも、手当給付の条件にあたります。もちろん、なんらかの都合により1年未満で退職する可能性はゼロではありませんよね。そのため、この項目では、再就職先との雇用契約が「1年未満の短期契約でないこと」「派遣社員でも更新見込みがあること」が重視されます。
再就職先で雇用保険に加入できる?
再就職手当受給の条件として、再就職先でも原則として雇用保険に加入することが必要とされています。これは「一週間の所定労働時間が20時間以上」という条件をクリアするためには、当然雇用保険に加入しているものといったことから挙げられている条件です。
過去に再就職手当を受け取ったことがある?
今までに、退職や再就職をくり返し、再就職手当を受け取ったことがある人も少なくないでしょう。そのような場合は、いつ受け取ったかが重要です。過去3年以内に受け取っている場合は、今回は対象外になってしまいます。
再就職手当をもらおう!申請~振込の流れ
再就職手当をもらうための申請から振込までの流れは、以下のとおりです。
1. 再就職先の職場から証明を受ける
2. 必要書類をハローワークに提出する
3. ハローワークから再就職手当支給決定通知書を受け取る
4. 再就職手当の振り込みを待つ
ここからは、それぞれの流れを詳しく解説します。
1. 再就職先の職場から証明を受ける
2. 必要書類をハローワークに提出する
3. ハローワークから再就職手当支給決定通知書を受け取る
4. 再就職手当の振り込みを待つ
ここからは、それぞれの流れを詳しく解説します。
再就職先の職場から証明を受ける
再就職手当が決まったら、ハローワークに報告したのち、新しい職場から証明を受ける必要があります。「再就職手当支給申請書」に必要事項を記入してもらいましょう。
必要書類をハローワークに提出する
新しい職場に再就職手当支給申請書を記入してもらったら、雇用保険受給資格証と合わせてハローワークに提出します。提出した書類をもとに、支給対象となるか審査がおこなわれます。
ハローワークから再就職手当支給決定通知書を受け取る
再就職手当の支給対象と判断された場合、ハローワークから支給決定通知書が届きます。書類提出の時期、審査にかかる時間などにより、通知書の送付時期が異なるため焦らず待ちましょう。
再就職手当の振り込みを待つ
支給決定通知書を受け取ってから、約1週間で振込があります。なかには、郵送や銀行の都合で、通知前に振込があるというケースも。何らかの理由で審査に通らなかった場合は、不受理の通知が届きます。
再就職手当のQ&A
さまざまな条件が設けられている再就職手当の申請。大きな金額になるため、申請はしっかり確認しながら進めたいですよね。ここからは、そんな再就職手当に関する質問をQ&A形式でまとめました。
Q.再就職手当を満額もらうには?
A.早期に再就職するほど金額がUPします。
再就職先が決まったときの支給残日数により、給付率が変わります。3分の1以上は60%、3分の2以上であれば70%が基本手当日額に乗じて計算されます。
再就職先が決まったときの支給残日数により、給付率が変わります。3分の1以上は60%、3分の2以上であれば70%が基本手当日額に乗じて計算されます。
Q.再就職手当はいくらもらえる?
A.再就職手当の金額は、基本手当日額や支給残日数によって異なります。
受給金額は、支給残日数×基本手当日額×給付率で計算できます。なお、支給残日数は再就職前日まででカウントします。また、基本手当には上限があるため注意してください。
受給金額は、支給残日数×基本手当日額×給付率で計算できます。なお、支給残日数は再就職前日まででカウントします。また、基本手当には上限があるため注意してください。
Q.再就職先が決まったらいつまでに申請する?
A.再就職先が決まったら、速やかに申請することで振込までの時間が早くなります。
受け取る必要がなければ、申請をしなくても問題はありません。どうしても申請が遅れてしまう場合は、1ヶ月以内にハローワークへ連絡しましょう。その場合、有効期限は2年になります。
受け取る必要がなければ、申請をしなくても問題はありません。どうしても申請が遅れてしまう場合は、1ヶ月以内にハローワークへ連絡しましょう。その場合、有効期限は2年になります。
Q.再就職手当の待期期間はいつから数える?
A.待期期間は受給資格決定日を含めて7日です。
待期期間の7日間は、一切の就労が認められません。アルバイトなどをおこなうと、待期期間が伸びてしまいます。また、この期間に新しい仕事が決まってしまうと、再就職手当の受給対象から外れてしまうため注意してください。
待期期間の7日間は、一切の就労が認められません。アルバイトなどをおこなうと、待期期間が伸びてしまいます。また、この期間に新しい仕事が決まってしまうと、再就職手当の受給対象から外れてしまうため注意してください。
Q.ハローワークを利用しなくても再就職手当はもらえる?
A.再就職手当の手続きは、ハローワークでおこないます。
自己都合で退職した場合、1ヶ月間はハローワークや職業紹介事業者の紹介が条件となります。以降は、知人の紹介などでの就職も再就職手当の対象です。
自己都合で退職した場合、1ヶ月間はハローワークや職業紹介事業者の紹介が条件となります。以降は、知人の紹介などでの就職も再就職手当の対象です。
Q.派遣・アルバイト・パートでも再就職手当はもらえる?
A.「雇用保険加入」「1年以上勤務」などの条件を満たしていればもらえます。
募集要項で、雇用保険の加入や雇用の定めについて確認しておきましょう。
募集要項で、雇用保険の加入や雇用の定めについて確認しておきましょう。
Q.失業保険と再就職手当どちらがお得?
A.それぞれ計算式が異なりますが、再就職手当の方が給付率が高いです。
失業保険をもらうために仕事開始をセーブしていると、職歴に空白期間ができてしまうという問題もあります。将来的にみても、再就職手当の受給がおすすめです。
失業保険をもらうために仕事開始をセーブしていると、職歴に空白期間ができてしまうという問題もあります。将来的にみても、再就職手当の受給がおすすめです。
Q.再就職手当が振り込まれない理由は?
A.審査にかかる時間や休日の関係で遅れる可能性があります。
そのほか、支給条件を満たしていない可能性も。不備がないか、もう一度確認したり、ハローワークへ問い合わせたりしてみましょう。
そのほか、支給条件を満たしていない可能性も。不備がないか、もう一度確認したり、ハローワークへ問い合わせたりしてみましょう。
Q.申請中に再就職先を退職したらどうなる?
A.受給資格がなくなってしまいます。
再度失業保険をもらうため、すぐにハローワークへの連絡をおすすめします。
再度失業保険をもらうため、すぐにハローワークへの連絡をおすすめします。
まとめ
再就職手当を最短でもらうためには、再就職が決まってからすぐにハローワークに報告する必要があります。申請書類を迅速に集めて手続きを済ませれば、振込まので日数を短縮できるはずです。漏れのないよう、しっかり確認しながら進めたいですね。なお、休日をはさむと、振込までのスケジュールがずれてしまう可能性があるため注意しましょう。





