転職前に知っておくべきブラック企業の見分け方【保育士さん向け】

給与・残業・人間関係、キャリア。
転職の理由は求職者の方それぞれです。
転職の理由は求職者の方それぞれです。
転職先探しでまず注意しなくてはならないのは
「ブラック企業に転職してしまわないか」
です。
「ブラック企業に転職してしまわないか」
です。
いまの職場に不安があり、転職を急いでいる方は特に注意が必要です。
本記事では、トライトキャリアのキャリアアドバイザーの協力を得て
「ブラック企業を見分ける方法」
をまとめました。
「ブラック企業を見分ける方法」
をまとめました。
主に「求人票」で見ていただきたいポイントをまとめています。
求人票には、興味を引く魅力的な言葉が記載されていますが「ブラック企業」では従業員を不当に搾取するために「誇大で曖昧な表現」を使って、実態をごまかして入職させようとケースもあるようです。
そこで、4つのCHECK項目ごとに
「ブラック企業の本音」と「保育の現場ではどのような実態があるか」
を例として記載しました。
「ブラック企業の本音」と「保育の現場ではどのような実態があるか」
を例として記載しました。
特に注意が必要な項目には
「現役キャリアアドバイザー(CA)からのコメント!」
をつけています。
「現役キャリアアドバイザー(CA)からのコメント!」
をつけています。
この記事をお読みになり、本当に輝ける職場選びの参考にしていただければ幸いです。
CHECK1.他求人に比べて明らかに給与が高い
●ブラック企業の本音:正当な給与では人を集められない
給与が高いことは転職する方から見れば良いこと。
しかしながら、それは給与を高くしなければ従業員が集まらないという裏の意味があるかもしれません。
しかしながら、それは給与を高くしなければ従業員が集まらないという裏の意味があるかもしれません。
同業種の給与のベースを把握して、なぜ給与が高いのか、ごまかされた数字になっていないかなどを考えることが大切です。
★CAからコメント!
給与が高いのに離職が多い職場はコミュニケーションに問題を抱えている場合がとても多いのです。「上司や同僚たちの言葉遣いが悪く、同じ環境で仕事をしたくない」「陰口、愚痴が多く、仕事をしていない職員がいる」などの入職してみないとわからない雰囲気も、CAならある程度調査が可能です。
●保育の実態は?
保育士が少なく、受け持ちのお子さんが非常に多い。
または、経営者の保育方針によって過度なオペレーション(大がかり・専門的知識が必要な行事があるなど)によるストレスが現場にかかっているため、給与が高くても保育士が定着しないケースもあります。
保育園は、収入のベースが地域の補助金に準じることが非常に多いため、まずは園がある地域の給与相場を確認し、不自然に給与が高く、かつ明確に高収入をアピールしている園は注意することをおすすめします。
★CAからコメント!
給与の振れ幅が大きい求人の場合は、面接前にCAから園の情報を聞いておくことをおすすめします。入職後の条件のずれは大きなストレスになりやすいポイントです
CHECK2.業務内容の詳細が書かれていない
●ブラック企業の本音:必要があれば従業員の意向に関係なく従事させたい
求人票には嘘を書くことはできませんが、職場環境が乱れているブラック企業は業務内容を明確に記載しない傾向があります。
理由としては従業員の意向によらず、欠員のフォローや新規のビジネス、嫌がられがちな業務などに臨機応変に従事させたいためです。
意志にそぐわない業務は作業効率を落としストレスを溜めるだけでなく、キャリアアップも阻害するため注意したいチェックポイントと言えます。
★CAからコメント!
「入職前に言っていた仕事と実際の内容が違う」ことは大きなストレスで、離職理由でも度々聞かれます。内容は何であっても、面接や入職前に言っていたことと違えば、職場への不信に繋がります。
●保育の実態は?
保育業務以外に、行事の企画・運営、保護者様との連携、連絡帳作成・指導案作成などの業務がタスクとなり、担当外の作業に追われる。
CHECK3.求人掲載期間が長い
●ブラック企業の本音:定着をさまたげる企業体質があるが、改善するつもりがない
通常、転職サイトで求人を掲載する場合、2週間から3週間のサイクルで契約が更新されていきます。
そうしたなかで数ヶ月にわたって掲載が継続されている会社は、求人票の記載に問題がなかったとしても別の悪条件があり、内定辞退か離職が相次いでいる可能性があります。
●保育の実態は?
園長のワンマン経営などで居心地が悪く、園長に気に入られた保育士しか残っていない。
★CAからコメント!
掲載期間が長い求人の中でも「女性歓迎」「募集年齢○○歳まで」などと記載されている場合は要注意!性別や年齢で限定した募集は法令で禁止されているため、法令遵守する意識が低い可能性があります。
CHECK4.勤務時間・休憩時間・休日数が明記されない
●ブラック企業の本音:自主的に残業・休日稼働させたい
勤務時間・休憩時間・休日数は労働環境を計る明確な基準です。
曖昧な記述にされることが多い項目ですが、法律で従業員への契約書記載が法律で定められています。
特に休日数は注意が必要。
労働基準法では、1日8時間労働の場合は週休2日、年間104日がルールです。
労働基準法では、1日8時間労働の場合は週休2日、年間104日がルールです。
★CAからコメント!
業界に限らず見落としてしまいがちな箇所は「週休二日制」の記載です。これは「一ヶ月に一回は2日休める週がある」ことを指します。「毎週休みが2日保証される」条件で転職したい場合は「完全週休二日制」「平日に振替休日あり」などの記載がある求人をチェックしてみてください。
●保育の実態は?
指導案のための資料作成など、作業時間が読みにくいタスクを時間外・休日に回す空気があり、稼働と認められない。
土日の行事の代休が申請できないなどの可能性もあります。
最終CHECK.いまブラック企業に勤めているなら
ここまでお読みになり、ご自身が
「いまの職場ってブラック企業なのかも…」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
「いまの職場ってブラック企業なのかも…」
と思った方もいらっしゃるかもしれません。
「ブラック企業」は法律上は定義されていませんが、明らかな社会問題です。
・過度なノルマや長時間勤務
・ハラスメントなどのコンプライアンス意識の低さ
・従業員の過度な選別
・ハラスメントなどのコンプライアンス意識の低さ
・従業員の過度な選別
は、生活をかけて働く方々の自由意志と権利を阻害してしまいます。
もし、
いまブラック企業に勤めているなら、それは十分に転職の理由になりえます。
いまブラック企業に勤めているなら、それは十分に転職の理由になりえます。
トライトキャリアで人材紹介を行っている経験上、ブラックな職場で働く人ほど実直で責任感が強く、だからこそ不当な待遇に懸命に耐えている方が多くおられます。
もしかすると、ご本人の能力不足のせいで苦しい状況に陥っていると思っておられるかもしれませんが、多くは職場とのミスマッチングが原因です。
専門キャリアアドバイザー(CA)は、そうした不幸なミスマッチングを防ぐためにいます!
保育の業界を研究し、面接前に職場の状況を情報収集することが可能です。
ぜひキャリアアドバイザーをうまく使って転職を成功させ、正しい生活を見つけていただきたいと思います。


