【最新版】保育士試験の受験票はいつ届く？受験のポイントも解説！

保育士試験を控えている人にとって、気になるのが受験票の送付。「しっかり申し込みができていなかったらどうしよう？」「そろそろ届くはずなのにいつくるの…」と、不安を抱えている人も多いでしょう。

そこでこの記事では、保育士の受験票送付時期をご紹介します。また、保育士試験の受験ポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

令和5年保育士試験（前期）筆記試験受験票

令和5年、保育士試験（前期）筆記試験受験票の詳細は以下のとおりです。
※受験申請は2月6日（火）に受付終了しています。

参考：一般社団法人　全国保育士養成協議会

送付期間

受験票	4月6日（木）～4月12日（水）
筆記試験	4月22日（土）・4月23日（日）

なお、幼稚園教諭免許を取得しているなど、筆記・実技試験が免除される人には4月18日（火）～4月24日（月）に合格通知が送付されます。

記載内容

筆記試験の受験票には、以下のような内容が記載されています。

●受験番号
●氏名
●生年月日
●受験日時
●受験会場
●試験教室名
●受験科目
●免除科目

送付されたらすぐに内容を確認しましょう。

確認項目

受験票に誤りがあった場合、すみやかに保育士試験事務センターへ連絡が必要です。とくに、受験が2回目以降の人は免除科目（すでに合格している科目）に誤りがないか確認する必要があります。

4月21（金）までに申し出がない場合は、誤りがあっても受け付けてもらえないため注意しましょう。なお、筆記試験が全科目免除になっている人（実技試験のみ受験）には、筆記試験受験票は送付されません。

連絡先

保育士試験事務センター

電話番号：0120ー4194ー82

受付時間：月～金曜日9：30～17：30（祝日を除く）

令和5年保育士試験（前期）筆記試験結果通知・実技試験受験票

令和5年、保育士試験（前期）筆記試験結果通知と実技試験受験票の詳細は以下のとおりです。
※筆記試験全科目合格者のみ実施

送付期間

受験票	6月6日（火）～6月11日（日）
筆記試験	7月2日（日）

なお、筆記試験のすべての科目に合格していない人には、実技試験の受験票は送付されません。

記載内容

実技試験の受験票には、以下のような内容が記載されています。

●受験番号
●氏名
●生年月日
●受験一時
●受験会場
●試験教室名
●実技選択分野
●最終受験者終了時刻

送付されたらすぐに内容を確認しましょう。

確認項目

筆記試験の受験票と同様に、内容に誤りがあった場合はすみやかに保育士試験事務センターへ連絡が必要です。しかし、実技試験の内容は受験申請後に変更できません。自身が選択した2分野が、間違いなく記載されているか確認しましょう。

保育士試験受験票が届かない！？

「もう筆記試験まで2週間を切ったのに受験票が届かない」と、焦っている人に向けて、受験票が届かない場合の対応を解説します。

試験ギリギリに届くため「受験申請手引き」を確認

保育士試験の受験票は、試験日のギリギリに届きます。試験日のおよそ2週間前に送付されますが、遅い場合は試験日の10日前まで届きません。いつまでも手元に届かないとソワソワしますよね。

不安になったときは、送付期間が記載されている「受験申請手引き」をもう一度確認してみることをおすすめします。

指定期間を過ぎても届かない場合は速やかに連絡

何かの手違いで、送付期間を過ぎても受験票が届かない場合は、速やかに連絡しましょう。4月13日（木）～4月17日（月）の期間に保育士試験事務センターまで電話で連絡してください。

独自の地域限定保育士試験はスケジュールが異なる

今回、取り上げているのは、一般社団法人「全国保育士養成協議会」の保育士試験を受ける人に向けた案内です。神奈川県など、独自の地域限定保育士試験を受験する場合は、受験票の送付時期や受験日が異なるため注意しましょう。

参考：保育士試験のご案内

受験票や合格通知書はしっかり保管しておこう！

受験票や合格通知は、届いたら大切に保管しておきましょう。しかし、ときにはうっかり紛失してしまうことも…。そのような場合の対処法は以下のとおりです。

受験票を紛失してしまった場合

受験票を紛失した場合は、前述したように保育士試験事務センターに連絡します。しかし「当日になってから紛失に気付いた」「家に置いてきてしまった」などの場合は、会場へ到着後、すみやかに本部へ相談しましょう。

合格通知書を紛失してしまった場合

保育士試験の合格通知は、保育士登録申請手続きに必要です。保育士として働き始める前に、合格通知など必要書類を揃えて手続きし、保育士証を交付してもらいます。これらの手続きは登録事務処理センターでおこないます。

登録事務処理センターは、保育士試験事務センターとは別の団体です。紛失してしまった場合は、都道府県または保育士試験事務センターに問い合わせ、保育士試験合格通知書の発行を受ける必要があります。

参考：保育士の登録

保育士試験（筆記）受験の注意点

筆記試験の受験票が届いたら、いよいよ本番です。ここからは、筆記試験の注意点をご紹介します。

持ち物や当日の流れ

保育士試験本番、筆記試験の持ち物を確認しておきましょう。

●受験票
●筆記用具
●腕時計
●財布
●スマホ
●テキスト
●飲み物
●昼食

鉛筆やシャープペンシル以外の記入では、0点になる可能性があるため注意しましょう。そのほか、目が悪い人は眼鏡や目薬を、冷え性の人はカイロやひざ掛けなどを準備しましょう。

試験当日は、試験開始10分前までに入室します。科目によっては、開始から30分以降～終了5分前までであれば途中退室が可能です。試験が終わったらトイレや水分補給を済ませます。自身の受験科目が終了次第、各自帰宅して問題ありません。

マークシート

筆記試験は、マークシートで回答します。マークシートは1問でもずれてしまうと大変なことになります。提出前にしっかりチェックしましょう。

また、マークした回答を問題冊子に記録しておくことで、のちほど自己採点できます。「時間がない」「答えが分からない」という場合でも、とにかくどこか印をつけられるよう意識したいですね。

休憩時間

試験を途中退室したり、免除科目が多かったりする場合は、空き時間がかなり長くなります。そのため、簡単に復習できるようなテキストを持っておくと安心です。

その際、すでに受験した科目を「ここの答えは合っているかな…」など、振り返ることはおすすめできません。自己採点は帰宅後にして、次の科目に全力を尽くしましょう。

お昼には、各自昼食をとります。会場周辺のコンビニは混雑が予想されるため、事前に準備しておくことをおすすめします。

保育士試験（実技）受験のポイント

筆記試験のすべての科目に合格したら、いよいよ実技試験です。ここからは、実技試験の注意点をご紹介します。

持ち物や当日の流れ

保育士試験本番、実技試験の持ち物を確認しておきましょう。

●受験票
●筆記用具
●腕時計
●財布
●スマホ
●飲み物
●昼食
●音楽／楽譜・楽器
●造形／色鉛筆・鉛筆削り
●言語／台本

当日は、受験票に記載されているガイダンス開始時刻までに集合します。開始30分前になったら、試験会場へ入室できます。試験の流れは、当日のガイダンスで案内されます。順番が午後になることも考えられるため、昼食を準備しておくと安心です。

音楽

令和5年、前期実技試験の「音楽」で指定されている課題曲は以下のとおりです。

●『幸せなら手をたたこう』（作詞：木村利人　アメリカ民謡）
●『やぎさんゆうびん』（作詞：まど・みちお　作曲：團伊玖磨）

ピアノ以外の楽器演奏は持参が必要です。緊張すると伴奏が早くなったり、間違えてしまうことがあるかもしれません。しかし、なによりも大切なのは子ども達がいると想定して楽しく歌うことです。また、間違えても最後まで続けましょう。

造形

令和5年、前期実技試験の「造形」では、保育の一場面を絵画で表現します。試験時間は45分間です。使用が認められているものは以下のとおりです。

●鉛筆またはシャープペンシル（HB～2B）
●色鉛筆（12～24色程度）
●消しゴム

クレヨンやマーカーペンなどの使用は不可です。また、持ち物のなかに「人物の形をしたイラスト入りのもの」は認められていません。造形のポイントは、時間配分です。テーマに沿った構図を考える、下絵を描き込む、仕上げに着色するなど、何度もくり返し絵を描いて時間配分を考えておきましょう。

言語

令和5年、前期実技試験の「言語」では、3歳児の子どもに3分間お話をすることを想定して素話をおこないます。話の内容は、以下の課題から選択します。

●ももたろう
●3びきのこぶた
●おおきなかぶ
●3びきのやぎのがらがらどん

当日、絵本は使えませんが、選んだ物語をそのまま暗記する必要はありません。3歳児の子どもが楽しく興味を持って聞けるよう、自分なりにアレンジしましょう。3分といえば、ゆっくり読んで600文字程度です。事前にどれだけ練習できるかがポイントです。

まとめ

保育士試験の受験票は、試験当日ギリギリに送付されます。なかなか届かないと不安になると思いますが、送付期間が過ぎるまではとりあえず待ってみてくださいね。「送付されない」「記載内容に誤りがある」などの場合は、早急に保育士試験事務センターに連絡しましょう。

「あと1問で合格だったのに…！」など、マークひとつで合否が左右されることもあります。書き忘れがないよう、十分注意したいですね。保育士への第一歩、試験がうまくいくよう願っています。