保育実習「反省」の書き方が知りたい!クラス別の例文や注意点をご紹介

保育実習の日誌に記載する「反省」がうまく書けずに困っていませんか?
「ネガティブな文章になりがち」
「毎日同じような内容になってしまう」
「そもそも反省に何を書いていいのか分からない」など保育実習日誌の反省部分の書き方に困っている人は意外に多いようです。
そこで今回は、保育実習生のために反省の書き方をまとめました。注意点や年齢クラス別の文例も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
「ネガティブな文章になりがち」
「毎日同じような内容になってしまう」
「そもそも反省に何を書いていいのか分からない」など保育実習日誌の反省部分の書き方に困っている人は意外に多いようです。
そこで今回は、保育実習生のために反省の書き方をまとめました。注意点や年齢クラス別の文例も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
保育実習日誌の反省【書き方】
まずは、保育実習日誌の反省の書き方のコツをご紹介しましょう。
メモを読み返しながら書くエピソードを決める
保育実習中に書いたメモを読み返しながら、保育日誌を記入するのがおすすめです。メモには、1日の保育の流れや保育士の動きを記載しておけば、朝の子どもの受け入れから保護者のお迎えまでにあった出来事が想像しやすくなるでしょう。
1日の流れを読み返しながら、その中で特に反省として心に残ったことを思い出してみましょう。年齢クラス別の反省の例文については後半で紹介しているので参考にしてください。
1日の流れを読み返しながら、その中で特に反省として心に残ったことを思い出してみましょう。年齢クラス別の反省の例文については後半で紹介しているので参考にしてください。
エピソードで感じた事や反省点を書く
保育実習中に心に残ったエピソードについて、感じたことを書き出してみましょう。
そのエピソードを掘り下げ、子どもの動き、保育士の動き、実習生としての自分の動きを振り返ります。保育士の行動に「さすが」と感動した、子どもへの絵本読みでは緊張して大きな声が出なかったなどそれぞれの反省を具体的に書いていきましょう。
そのエピソードを掘り下げ、子どもの動き、保育士の動き、実習生としての自分の動きを振り返ります。保育士の行動に「さすが」と感動した、子どもへの絵本読みでは緊張して大きな声が出なかったなどそれぞれの反省を具体的に書いていきましょう。
明日への保育実習に活かせることを書く
保育実習の反省点を書いた後は、次に同じ状況になった時にどうすればいいかを書きましょう。自分がなぜ失敗や反省したのかよく考え、その反省に対する改善点を書きます。また明日の保育実習で活かせるように、改善点は具体的な方法や対策を書くのがおすすめです。
保育実習日誌で反省を書くときの【注意点】
続いて、保育実習日誌で反省を書く際の注意点について紹介します。
誤字脱字や言葉の使い方に気を付ける
反省部分に限らず、保育実習日誌には誤字脱字がないように気をつけましょう。特に間違いやすい漢字の書き間違いは何度も見直してください。また記録として書く保育日誌には、話し言葉を書かないようにしましょう。
話し言葉の例:すごい楽しいなーと感じました。
なんか可哀想だと思いました。
絶対あり得ないことだよなと思いました。等
話し言葉の例:すごい楽しいなーと感じました。
なんか可哀想だと思いました。
絶対あり得ないことだよなと思いました。等
園や職員に対する批判や感想を書かないようにする
実習先の園や職員に対する批判や意見があっても、保育実習日誌には記載しないようにしましょう。保育実習は、保育学生が保育士になるために現場で学ぶ場です。現場の保育士に、実習の内容や実習日誌に対して、厳しく指摘を受けることもあるかもしれません。
仮に、保育学校で学んだ内容と現場とのギャップや違和感を感じたとしても、否定的な態度を取ることや実習日誌に書きこむことはおすすめしません。どうしても実習先に対して不満や意見がある場合には、在籍している学校に相談するのが良いでしょう。
仮に、保育学校で学んだ内容と現場とのギャップや違和感を感じたとしても、否定的な態度を取ることや実習日誌に書きこむことはおすすめしません。どうしても実習先に対して不満や意見がある場合には、在籍している学校に相談するのが良いでしょう。
今後につなげる改善点や目標も盛り込む
保育日誌の反省はエピソードに対して至らなかった点を具体的に記載しますが、反省点に関する改善点を必ず記載しましょう。反省だけをつらつらと書き綴る実習生も多いようですが、反省と一緒に改善点を記載することで次の保育につながる学びとなります。
改善点を記載した上で次の保育ではこのようにしたい!という目標まで反省に盛り込むことで、内容の濃い保育実習日誌となることでしょう。
改善点を記載した上で次の保育ではこのようにしたい!という目標まで反省に盛り込むことで、内容の濃い保育実習日誌となることでしょう。
保育実習日誌の反省の【例文】
最後に、保育実習日誌で反省を書く際の、年齢クラスごとの例文をご紹介します。
0歳児クラス・反省の例文
今日は初めて0歳児クラスに入ったので、午前中はどう動いていいか分からず緊張してしまいました。人見知りから、私の姿に泣き出してしまう子もいてどのようにクラスに入っていけばいいのか戸惑いました。
担任の先生と子どもとの関わりを見てみると、柔らかい優しい声で子どもの名前を呼びながら話しかけたり歌をうたっていたりしているのに気が付きました。
そこで私も、普段より少し高めの声で優しく話しかけるようにし、絵本読みや歌でも声のトーンに意識しました。明日は子どもたちの名前を呼びながら、もう少し積極的にスキンシップをとっていきたいと思います。
担任の先生と子どもとの関わりを見てみると、柔らかい優しい声で子どもの名前を呼びながら話しかけたり歌をうたっていたりしているのに気が付きました。
そこで私も、普段より少し高めの声で優しく話しかけるようにし、絵本読みや歌でも声のトーンに意識しました。明日は子どもたちの名前を呼びながら、もう少し積極的にスキンシップをとっていきたいと思います。
1歳児クラス・反省の例文
今日は、1歳児クラスで1日の保育の流れや、子どもたちの遊びの様子を見せていただきました。
まだ上手く言葉で気持ちを伝えられない子が多く、泣いて訴える子や手が出てしまう子もいましたが、2人の担任の先生が手分けをして、子どもの気持ちに寄り添っている姿に感動しました。例えば、「もういらないのかな?」「なにがほしかったの?」など子どものジェスチャーや一語文から要求を汲み取り、さらに「わーかっこいいなー」「すてき!」など子ども一人ひとりを褒めていました。
明日は、私も子どもたちを褒めながらしっかりとコミュニケーションを取っていきたいと思います。
まだ上手く言葉で気持ちを伝えられない子が多く、泣いて訴える子や手が出てしまう子もいましたが、2人の担任の先生が手分けをして、子どもの気持ちに寄り添っている姿に感動しました。例えば、「もういらないのかな?」「なにがほしかったの?」など子どものジェスチャーや一語文から要求を汲み取り、さらに「わーかっこいいなー」「すてき!」など子ども一人ひとりを褒めていました。
明日は、私も子どもたちを褒めながらしっかりとコミュニケーションを取っていきたいと思います。
2歳児クラス・反省の例文
今日は、2歳児クラスではじめての実習でした。
トイレトレーニング中の子が多く、どこまで見守るのが良いのか戸惑ってしまいました。例えば、立ち便器でおしっこをしていた男の子は、足の位置が後ろ過ぎて便器からおしっこがはみ出してしまい、ズボンと下着を濡らしてしまいました。その後、その子が濡れた下着とズボンをそのまま履こうとしていたので、「濡れちゃっているね。着替えようね」と声を掛け着替えの手伝いをしました。
先生に状況を伝えると、「はじめたばかりのトイトレなので、失敗しそうなことは事前に教えてあげた方が良い」とのことでした。
ある程度、慣れてくるまでは「援助」しながら進めていき、個々のトイレトレーニングの進みを観察しながら「見守る」時間を増やしていく必要があると分かりました。
明日からは一人ひとりの子どもをしっかりと観察しながら、声掛けをしていきたいと思います。
トイレトレーニング中の子が多く、どこまで見守るのが良いのか戸惑ってしまいました。例えば、立ち便器でおしっこをしていた男の子は、足の位置が後ろ過ぎて便器からおしっこがはみ出してしまい、ズボンと下着を濡らしてしまいました。その後、その子が濡れた下着とズボンをそのまま履こうとしていたので、「濡れちゃっているね。着替えようね」と声を掛け着替えの手伝いをしました。
先生に状況を伝えると、「はじめたばかりのトイトレなので、失敗しそうなことは事前に教えてあげた方が良い」とのことでした。
ある程度、慣れてくるまでは「援助」しながら進めていき、個々のトイレトレーニングの進みを観察しながら「見守る」時間を増やしていく必要があると分かりました。
明日からは一人ひとりの子どもをしっかりと観察しながら、声掛けをしていきたいと思います。
3歳児クラス・反省の例文
今日は、3歳児クラスの保育実習に入りました。
先週は2歳児クラスの実習だったので、平行遊びから1年でこんなにも遊びが発展するのだと驚きました。3歳児クラスでは特に「ごっこ遊び」が盛り上がっていました。
保育所保育指針でも、3歳児は仲間とのつながりが深まる一方で、自己主張や葛藤が激しくなると学びましたが、今日の実習でも、子ども同士のケンカを何度も見かけました。
ごっこ遊びの最中に、○○君は「僕はイヤだったんだよー」と△△ちゃんに訴えていましたが、何がイヤだったのか分からない△△ちゃんは訴えを無視して遊びを続けていました。私は仲裁に入り、「○○君はそのおもちゃを撮られたのがイヤだったんだって」と△△ちゃんに伝えました。
理由が分かった△△ちゃんは納得し解決はしましたが、その場にいた先生から「○○君と一緒に、△△ちゃんに伝える練習ができたらもっと良かったかな」とアドバイスをいただきました。保育士の援助がなくても、子ども同士で解決できる姿を想像しながら、ひとつ一つの私の関わり方にも注意していかなければと反省しました。
今日の反省点を、明日からの実習に活かしていきたいと思います。
先週は2歳児クラスの実習だったので、平行遊びから1年でこんなにも遊びが発展するのだと驚きました。3歳児クラスでは特に「ごっこ遊び」が盛り上がっていました。
保育所保育指針でも、3歳児は仲間とのつながりが深まる一方で、自己主張や葛藤が激しくなると学びましたが、今日の実習でも、子ども同士のケンカを何度も見かけました。
ごっこ遊びの最中に、○○君は「僕はイヤだったんだよー」と△△ちゃんに訴えていましたが、何がイヤだったのか分からない△△ちゃんは訴えを無視して遊びを続けていました。私は仲裁に入り、「○○君はそのおもちゃを撮られたのがイヤだったんだって」と△△ちゃんに伝えました。
理由が分かった△△ちゃんは納得し解決はしましたが、その場にいた先生から「○○君と一緒に、△△ちゃんに伝える練習ができたらもっと良かったかな」とアドバイスをいただきました。保育士の援助がなくても、子ども同士で解決できる姿を想像しながら、ひとつ一つの私の関わり方にも注意していかなければと反省しました。
今日の反省点を、明日からの実習に活かしていきたいと思います。
4歳児クラス・反省の例文
今日は、4歳児クラスの部分責任実習で、しっぽ取りゲームをしました。
指導計画案では、導入から細かく設定し準備万端で挑みましたが、計画通りに進まずに反省点の多い実習となりました。
時間内に3ゲームまで終わるように時間配分して計画していましたが、結局2ゲーム目も短縮することになりました。子どもたちにはルールを説明してから始めたのですが、ゲーム開始後にルールを理解できていない子や、自分のしっぽを取られて悔しくて泣き出す子、しっぽを取られているのにゲームを続ける子もいました。
私が一人ひとりの状況を聞くのに付き合っていたため、他の子どもたちが待機する時間も長くなり、子どもたちがしっぽ取りゲームを遊びこめない状況になってしまいました。
先生から「子どもたちに『こういう場合はどうしたらいい?』と投げかけてみるのもいいかも」とアドバイスいただいたので、次回の責任実習では、今回の反省を踏まえて子どもたちにも積極的に意見を聞いていこうと思います。
また、導入でルールだけではなく、「こういう場合は○○していいのかな?」「では、この後はどうすればいいのかな?」など予想される一つひとつの状況への行動も伝えていくなど工夫していきます。
指導計画案では、導入から細かく設定し準備万端で挑みましたが、計画通りに進まずに反省点の多い実習となりました。
時間内に3ゲームまで終わるように時間配分して計画していましたが、結局2ゲーム目も短縮することになりました。子どもたちにはルールを説明してから始めたのですが、ゲーム開始後にルールを理解できていない子や、自分のしっぽを取られて悔しくて泣き出す子、しっぽを取られているのにゲームを続ける子もいました。
私が一人ひとりの状況を聞くのに付き合っていたため、他の子どもたちが待機する時間も長くなり、子どもたちがしっぽ取りゲームを遊びこめない状況になってしまいました。
先生から「子どもたちに『こういう場合はどうしたらいい?』と投げかけてみるのもいいかも」とアドバイスいただいたので、次回の責任実習では、今回の反省を踏まえて子どもたちにも積極的に意見を聞いていこうと思います。
また、導入でルールだけではなく、「こういう場合は○○していいのかな?」「では、この後はどうすればいいのかな?」など予想される一つひとつの状況への行動も伝えていくなど工夫していきます。
5歳児クラス・反省の例文
今日は、5歳児クラスの保育実習に入りました。
来月開催するお楽しみ会の練習では、子どもたちが決まった役柄になりきって劇をし、手話の振り付けをしながら歌を歌う姿に感動しました。
練習の途中では、クラスの子ども同士で問題解決する瞬間も多々ありました。
例えば、先生の話がある際に俯いていた隣の子に対して、「前を向いて、話を聞くよ」と注意する子どもの姿や、劇のセリフを忘れた友だちにセリフを思い出せるよう声かけをする子どももいました。
子どもたち同士で、一つの目標に向かって頑張ろうと意識している様子に、さすが5歳児クラスだと感じました。保育所保育指針でも、5歳児は「自主性や自律性が育つ」と学んだので今回の実習では学校で学んだことと、子どもたちの成長の姿が重なり学びになりました。
今後の責任実習でも、子どもに対して一方的に注意するのではなく、子どもに考えてもらう時間や方法を伝えながら取り組みたいと思います。
来月開催するお楽しみ会の練習では、子どもたちが決まった役柄になりきって劇をし、手話の振り付けをしながら歌を歌う姿に感動しました。
練習の途中では、クラスの子ども同士で問題解決する瞬間も多々ありました。
例えば、先生の話がある際に俯いていた隣の子に対して、「前を向いて、話を聞くよ」と注意する子どもの姿や、劇のセリフを忘れた友だちにセリフを思い出せるよう声かけをする子どももいました。
子どもたち同士で、一つの目標に向かって頑張ろうと意識している様子に、さすが5歳児クラスだと感じました。保育所保育指針でも、5歳児は「自主性や自律性が育つ」と学んだので今回の実習では学校で学んだことと、子どもたちの成長の姿が重なり学びになりました。
今後の責任実習でも、子どもに対して一方的に注意するのではなく、子どもに考えてもらう時間や方法を伝えながら取り組みたいと思います。
保育実習の反省は次に活かせる内容にしよう!
今回は、保育実習日誌の反省の書き方や年齢クラス別の例文をご紹介しました。
保育実習中は、現場で保育経験するだけでも疲れてしまいますが、きちんと日誌として記録に残すことで、今後の保育や学びに活きていくことでしょう。
例文を参考にしながら、自分の実習での反省を書いてみてくださいね。
保育実習中は、現場で保育経験するだけでも疲れてしまいますが、きちんと日誌として記録に残すことで、今後の保育や学びに活きていくことでしょう。
例文を参考にしながら、自分の実習での反省を書いてみてくださいね。





