保育士資格を持ちながら一般企業へ就職&転職!おすすめの仕事は?

「保育士資格を取得したけど一般企業ってアリ?」「保育士経験しかないけど一般企業に転職できる?」と、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?保育業界と一般企業では、仕事内容や雰囲気がまったく異なるため不安を感じてしまいますよね。しかし、保育士から一般企業への就職・転職は珍しいことではありません。この記事では、保育士におすすめしたい一般企業の仕事について解説します。
保育士資格を取得したけど一般企業はアリ?
保育士資格を取得したからといって、保育業界で働かなければならない決まりはありません。「保育実習に参加して自信がなくなった」「ほかにやりたい仕事ができた」など、気持ちが変わってしまうこともあるでしょう。
また、保育士として働いたものの、なんらかの理由で退職して一般企業を目指す人も少なくありません。保育士から一般企業への就職・転職は、自身の強い希望さえあれば叶えられるといえるでしょう。
資格不要!誰でも目指せる一般企業は?
保育士になるため、保育の勉強だけに力を入れてきたという人は、いざ一般企業を目指そうと思ったとき「資格」に悩まされます。新たに学校に通うとなるとかなりの気力が必要です。そこでここからは、資格不要でも目指せる一般企業の種類をご紹介します。
接客
店頭に立ち、さまざまな商品を販売する接客業は資格がなくてもチャレンジしやすい仕事です。商品の特徴やレジ打ちなど、覚えることはたくさんありますが、慣れてしまえば問題ありません。また、お客さんとのコミュニケーション能力が求められる仕事ですが、保育士ならではの笑顔があればうまく対応できるのではないでしょうか?
飲食
飲食業も、保育士が目指しやすい仕事のひとつです。人と人との関わりがメインの仕事であるという点が、保育士と似ています。しかし、保育士とは異なり、土日祝や連休に忙しくなるお店が多いため、生活リズムがガラリと変わってしまう可能性があります。
営業
営業の仕事は、どんな企業に勤めるかによって大変さに違いがあります。自分の趣味や興味に合った商品を売り込むのであれば、意欲的に取り組めます。しかし、なかには厳しいノルマが課せられることも。そのため、向き不向きのある仕事といえるでしょう。
事務
保育士の激務に疲弊し「残業なしで帰りたい」「お昼休憩をしっかり確保したい」と考えている人におすすめなのが、事務の仕事です。業務内容は、データ入力や来客対応などさまざまです。忙しさは勤務する場所にもよりますが、常に子どもと動き回る保育士にとってデスクワークは憧れの存在ともいえます。
清掃
あまり人と関わりを持ちたくないという人にとって働きやすいのが、清掃の仕事です。ビルや商業施設など、決められた場所を黙々と清掃していきます。また、ハウスクリーニングなど、家事代行サービスとして働く方法もあります。
製造
製造業は、さまざまな素材を加工・組み立てして販売できるようにしていく仕事です。専門知識が必要な技術職には、実務経験やスキルが求められます。しかし、生産ラインに従って作業する技能職は、未経験でも挑戦しやすいでしょう。
保育士資格を活かして一般企業へ!おすすめ7選
保育士資格があれば、保育園以外に児童養護施設や学童クラブなど、さまざまな場所で働けます。「もう保育園で働きたくない」という人は、そのほかの児童福祉施設への就職・転職を検討してみても良いでしょう。
しかし、なかには「保育士資格は活かしたいけど現場では働きたくない」という人もいるのではないでしょうか?そこでここからは、保育士資格を活かして働く、一般企業での仕事をご紹介します。
保育園の求人企業
保育士資格を活かせる仕事のひとつとして、保育士の求人を扱う企業があります。各保育園から提出される求人情報をとりまとめ、ときには現場に出向いてその保育園の特色を確認します。企業によっては、保育士からの応募に対して意向に沿ったエージェントをおこなうことも。保育士資格を持っていることから、保育園側と保育士側の事情をくみ取った対応ができるといえるでしょう。
保育園の運営企業
保育士資格を活かして、保育園の運営に携わるのもおすすめです。立ち上げのための準備や広報作業、保育士確保など、さまざまな業務を担います。事務や人事だけでなく、ときには現場に出向いて業務をサポートしたり、行政による監査の対応をおこなうことも。現場に深く理解のある保育士にピッタリの仕事といえるでしょう。
ベビーシッター育成・派遣企業
保育士資格は、ベビーシッター業務にも役立ちます。ベビーシッターを育成・派遣する企業であれば経験を大いに活かせるといえるでしょう。具体的には、講師としてベビーシッターの育成にあたったり、依頼があった家庭とベビーシッターをマッチングしたりします。保育士とベビーシッター業には少し違いがありますが、保育士資格を持っていることは大きな信頼につながるはずです。
子ども用品の製造・販売企業
子どもに関する知識を活かして、子ども用品の製造・販売に携わるのもおすすめです。ベビー用品や知育玩具、子ども服など、子ども用品といってもその種類はさまざま。また、どのような商品を作るか考える「企画」や、指示に従って商品を作る「製造」、その商品を広める「広報」など、仕事の種類もたくさんあります。店頭での「販売」など、自分がどのような仕事をしたいか、どのような仕事に向いているか考えることが大切です。
子ども向けテーマパークの運営企業
子ども向けテーマパークで子どもを楽しませる仕事も、保育士資格が役立ちます。テーマパークに来園した子ども達を笑顔で誘導したり、パーク内の子ども向けイベントを企画・運営したり…。保育園で働かなくても、子どもと関わりを持てる楽しい仕事です。
幼児教育や習い事の運営企業
保育士資格を持つ人のなかでも、子どもの扱いに慣れているという人は幼児教育や習い事の先生もおすすめです。とくに、ピアノや英語、書道、スポーツなど得意な分野がある人に向いています。また、知育への知識が豊富なのであればお受験に特化した幼児教室を運営している企業もいいですね。
各種イベント企画・運営企業
一見無関係にも感じるイベント関係の企業ですが、保育士資格が優遇されることも少なくありません。必要となる場面は、商談を目的としたイベント会場です。家族連れをターゲットにしている場合、子連れでのイベント参加が多くなります。しかし、子どもがその場所に飽きてしまっては商談が進みません。そこで役立つのが、子ども達に楽しい時間を提供するキッズスペースです。子どもに慣れている保育士を求める企業も少なくないでしょう。
保育士が一般企業に就職・転職するメリット
保育士が一般企業で就職・転職するメリットには、以下のようなものがあります。
・大型連休やお盆などにしっかり休める
・給与や賞与がアップして高収入が期待できる
・命を預かる重圧から開放される
・サービス残業や自宅作業がなくなる
・有給休暇を取得しやすくなる
・自分の新しい適性が見つかる
・幅広い知識やスキルを身につけられる
もちろん、働く企業にもよりますが、給料アップや平日の有給休暇は保育士にとって大きな魅力といえます。
保育士が一般企業に就職・転職するデメリット
保育士が一般企業で就職・転職するデメリットには、以下のようなものがあります。
・景気に左右されて不利益を被ることがある
・高度なパソコンスキルを求められる
・一から覚えることが多くて大変
・単調なデスクワークに飽きてしまう
・一般企業で働いてきた人との差を感じてしまう
・子どもの元気な笑い声や笑顔が恋しくなる
・保育士に戻ろうと思ったときにブランクができる
個人のスキルにもよりますが、保育分野から一般企業への就職・転職は、慣れない仕事に大変さを感じてしまいます。とはいえ、それはどのような仕事にもいえることです。意欲さえあれば問題ないといえるでしょう。
まとめ
この記事では、保育士資格を持ちながら一般企業への就職・転職を考えている人におすすめしたい仕事について解説しました。保育士資格を取得したからといって、保育士にこだわる必要はありません。一般企業で働くことにより、新たな自分を発見できることもあります。しかし、離れてみて「やっぱり保育士が良い!」と思うこともあるでしょう。無理なく、自分に合った仕事を選べると良いですね。






