保育士さんの採用試験として課されることが多い論作文課題。苦手意識のある方も多いのではないでしょうか?今回は「受かる」論作文の書き方のポイントをお伝えします。内定を勝ち取るためにも、しっかり対策を立てて挑みましょう!
人事が論作文で見るポイントとは?
そもそも採用試験で、論作文課題が課されるのはなぜでしょうか?まずは人事の目線に立って、何が評価されるのかを考えてみましょう。
◆論文・作文課題とは◆
人材の選考過程で求職者に対して課される採用試験課題のひとつ。一つもしくは複数のテーマを与えられ、その内容に沿って自分の考えなどを記述します。 文字数は場合によりますが、800~1000字程度のところが多いよう。面接や実技試験などのように、一定の時間内にその場で書き上げるパターンや、事前課題として面接までに準備する、または応募の際、履歴書などと共に提出するパターンなどがあります。
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人間性 | 文章にはその人のひととなりが現れます。面接同様"あなたがどんな人間なのか"が見られます。 |
表現力 | 現場では保護者や同僚など、他者に必要な情報や考えを適切に伝える力が求められます。そのための表現力を備えているかが評価されます。 |
一般常識 | 社会人として必要な教養や知性も大切な評価の指標となります。 |
保育士の資質 | 保育士に求められる資質が備わっているか、保育に対する情熱や前向きな姿勢があるかどうかが見られます。 |
園の理念に合うか | 施設毎にさまざまな理念や保育観があります。当然それとまったく違えば「合わないな」と判断されかねません。事業所研究はしっかりと行いましょう。 |
頻出テーマを知って対策を練ろう!
論作文試験ではどのようなテーマが出されるのでしょうか。一般的に問われやすい内容の例を見てみましょう。
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●どのような保育者になりたいか ●保育士になろうと思ったきっかけ ●あなたにとって理想の保育とは ●保育士にとって欠かせない資質はなにか ●入職したらどんなことを実現したいか ●これからの保育士の役割で重要なことは何か ●今までの経験から学んだことや今後への活かし方 ●幼児教育の重要性について ●保育士として働くうえで大切にしたいことは ●保育業界の時事問題などに対する考え (早期幼児教育についてどう思うか) (子どもを災害から守るために保育者がすべきことは) (地域の子育て支援に貢献するために何ができるか等) |
頻出のテーマについては、面接で問われることもあるホィ。いつ聞かれても戸惑わないよう、考えをまとめておくようにしよう!
正しい文章は採用の必須条件!丁寧に書こう
正しい文章で書かれていることは、論作文試験の大前提となります。基本的な部分で減点を受けないためにも、注意すべきポイントを抑えておきましょう!
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近年ではメールの普及などで、文字を書く機会も減っています。誤字脱字が無いようにしましょう。無意識に"ら抜き言葉"や若者言葉を使っていないかという点にも注意! |
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"~です・ます調"と"~である調"は混在してはいけません。一つの文体に決めたら、統一するようにしましょう。 |
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例えばマス目付き原稿用紙の場合、段落の初めは1マス開ける、句読点なども1マス分使うなど、基本的なルールを守りましょう。段落の初めを1文字分下げるのは、罫線の用紙でも同様です。 |
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1つの文章に多くの文字があると、文章全体が読みづらくなります。語り掛けるようなイメージで、適度に読点を打ちましょう。 また、読点の位置で誤解を与えてしまうケースもあるので注意が必要です。 |
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おたよりや連絡帳など、手書き文書の作成も多い保育士さんや幼稚園教諭さん。読みやすい丁寧な字で書かれていることは、好印象を与えるでしょう。 |
「あなた」がわかる内容を盛り込もう
論作文対策について扱う書籍、インターネットサイトも世の中には多く存在します。文章の構成の仕方など、参考にすべき部分も多いですが、論作文は、定型文のようなありきたりなものが期待されている訳ではありません。
自分のエピソードや、そこから学んだことなどを盛り込むことで、文章に「あなたらしさ」とリアリティを加えることができます。
人物が伝わらない例
私の理想の保育者像は、子どもたち一人ひとりに寄り添い、それぞれが自己肯定感をもって成長できるよう支える保育者です。 現代においては、発達障害や虐待など、子どもたちが抱える困難や必要とする援助はさまざまです。私は子どもたちそれぞれの目線に立って、じっくりと向き合い、また保護者とも連携をとることで、定型化された支えではなく、今その子どもに必要な援助を行いたいと考えています。そのためには……
人物が伝わる例
私の理想の保育者像は、子どもたち一人ひとりに寄り添い、それぞれが自己肯定感をもって成長できるよう支える保育者です。 以前実習先に、噛みつきを繰り返す二歳児の男の子がいました。はじめは「ダメだよ」と理解させることばかりに注力していましたが、その子の立場でじっくり観察する中で、言葉で伝える方法がわからず、行動を起こしているのではないかと感じました。その後は感情を代弁する声掛けを増やすことで、行動が落ち着き、笑顔が多く見られるようになりました。
子どもそれぞれに、必要とされる援助は異なります。固定概念で接すれば、子どもたちは「自分が認められる存在である」と自覚できなくなるでしょう。私は……
テーマに沿って理論には一貫性を
「意欲や熱意を伝えよう!」と意気込んで、いろいろな話を盛り込むうちに、本来のテーマから大きく外れてしまうことがあります。
理論の一貫性も論作文では重要なポイントです。あれもこれもと情報を加えるのではなく、なるべく一つのゴールを決めて、そこに向かって一筋の「芯」を通して書くように心がけましょう。
結論を先に簡潔に述べるのも、テーマを外れないようにするポイントです!
編集者より
論作文の課題がある場合には、面接で聞かれることとの一貫性を見られることもあります。だからこそ自分の言葉で、きちんと考えを整理しておくことが必要でしょう。
美辞麗句を並べる必要はありません。大切なのは、あなたの考えや人間性を的確に伝えること。概念ばかりにとらわれず、ぜひあなたらしい文章で内定に近づいてくださいね!
参考文献・サイト