フロッタージュとは?色鉛筆やクレヨンを使った簡単なやり方を紹介

保育園での製作活動では、さまざまなテクニックが使用されます。
貼り絵やはじき絵、スタンピング、デカルトコマニー、マーブリングなど、手法によって作品の雰囲気が大きく異なります。
フロッタージュも、保育園の製作活動におすすめしたい手法のひとつです。
この記事では、フロッタージュのやり方や素材選びの特徴をご紹介します。
また、保育士が注意したいポイントも解説しますので参考にしてください。
貼り絵やはじき絵、スタンピング、デカルトコマニー、マーブリングなど、手法によって作品の雰囲気が大きく異なります。
フロッタージュも、保育園の製作活動におすすめしたい手法のひとつです。
この記事では、フロッタージュのやり方や素材選びの特徴をご紹介します。
また、保育士が注意したいポイントも解説しますので参考にしてください。
フロッタージュとは
フロッタージュとは、凹凸のある素材を活用して模様を写す「こすり出し」の技法です。
フランス語が意味する「frotter(こする)」が由来となり、さまざまな美術分野で使用されています。
落ち葉など模様がある物の上に紙をのせることで、リアルな模様を写せます。
落ち葉を使ったフロッタージュの手順は、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
【関連記事】
11月の保育製作「落ち葉のフロッタージュ」
フランス語が意味する「frotter(こする)」が由来となり、さまざまな美術分野で使用されています。
落ち葉など模様がある物の上に紙をのせることで、リアルな模様を写せます。
落ち葉を使ったフロッタージュの手順は、以下の記事でも紹介していますので参考にしてください。
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フロッタージュを保育活動に取り入れよう
フロッタージュは、お絵描きを楽しめる3~5歳児におすすめの技法です。
保育にフロッタージュを取り入れる際は、まず指導案を作成する必要があります。
そこでここからは、指導案に必要なフロッタージュのねらいや準備物を解説します。
保育にフロッタージュを取り入れる際は、まず指導案を作成する必要があります。
そこでここからは、指導案に必要なフロッタージュのねらいや準備物を解説します。
フロッタージュのねらい
フロッタージュを保育に取り入れるねらいは、以下のとおりです。
● フロッタージュに必要な素材集めにより自然と親しむ
● さまざまな素材や模様があることを学ぶ
● 模様が浮き上がる様子を観察して想像力を培う
● 自由に表現する楽しさを感じる
フロッタージュを楽しむポイントは、素材集めから取り組むことです。
身近な物の形や素材に興味を持つことで、製作に積極的に取り組めます。
● フロッタージュに必要な素材集めにより自然と親しむ
● さまざまな素材や模様があることを学ぶ
● 模様が浮き上がる様子を観察して想像力を培う
● 自由に表現する楽しさを感じる
フロッタージュを楽しむポイントは、素材集めから取り組むことです。
身近な物の形や素材に興味を持つことで、製作に積極的に取り組めます。
フロッタージュの準備物
フロッタージュをおこなう際に必要な準備物は以下のとおりです。
● 落ち葉など凹凸のある素材
● 色鉛筆やクレヨン
● コピー用紙などの薄くて白い紙
上記の準備物と合わせて、作業しやすい机も用意しましょう。
床や凹凸のある机で作業すると、素材の模様をうまく写せなくなるため注意が必要です。
● 落ち葉など凹凸のある素材
● 色鉛筆やクレヨン
● コピー用紙などの薄くて白い紙
上記の準備物と合わせて、作業しやすい机も用意しましょう。
床や凹凸のある机で作業すると、素材の模様をうまく写せなくなるため注意が必要です。
フロッタージュのやり方
準備が整ったら、以下の手順に沿ってフロッタージュを始めてみましょう。
活動に取り入れる前に、綺麗に模様を写すためにはどの程度の力が必要か、保育士が先に練習しておくことをおすすめします。
1.落ち葉などの凹凸のある素材の上に紙をのせる
2.紙と素材を手で押さえながら色鉛筆やクレヨンを持つ
3.色鉛筆やクレヨンの芯を斜めに当てながら紙をこする
4.模様が綺麗に浮き出るまで力加減を調整する
葉っぱなど、やわらかい素材を使うときは、力の入れすぎにより破れてしまう可能性があります。
素材と紙を反対の手でしっかり押さえながら、優しくこすりましょう。
活動に取り入れる前に、綺麗に模様を写すためにはどの程度の力が必要か、保育士が先に練習しておくことをおすすめします。
1.落ち葉などの凹凸のある素材の上に紙をのせる
2.紙と素材を手で押さえながら色鉛筆やクレヨンを持つ
3.色鉛筆やクレヨンの芯を斜めに当てながら紙をこする
4.模様が綺麗に浮き出るまで力加減を調整する
葉っぱなど、やわらかい素材を使うときは、力の入れすぎにより破れてしまう可能性があります。
素材と紙を反対の手でしっかり押さえながら、優しくこすりましょう。
フロッタージュを楽しむための素材選び
フロッタージュは、凹凸のある物であれば何でも活用できます。
さまざまな素材を集めて、模様の違いを感じてみましょう。
ここからは、フロッタージュにおすすめの素材をご紹介します。
さまざまな素材を集めて、模様の違いを感じてみましょう。
ここからは、フロッタージュにおすすめの素材をご紹介します。
落ち葉
フロッタージュで模様を出しやすく、手軽に集められるのが落ち葉です。
落ち葉にはさまざまな種類があるため、子ども達に好きなものを集めてもらいましょう。
落ち葉の葉脈が目立つ裏側をフロッタージュすれば、よりリアルに写せます。
落ち葉にはさまざまな種類があるため、子ども達に好きなものを集めてもらいましょう。
落ち葉の葉脈が目立つ裏側をフロッタージュすれば、よりリアルに写せます。
石
ボコボコした石も、良い模様になります。
園庭やお散歩道で集めやすいのも嬉しいポイントです。
とがった石を強くこすると紙が破れてしまう恐れがあるため、
平らな石を使って優しくこすり出しましょう。
園庭やお散歩道で集めやすいのも嬉しいポイントです。
とがった石を強くこすると紙が破れてしまう恐れがあるため、
平らな石を使って優しくこすり出しましょう。
野菜
野菜の断面を活用すれば、さまざまな模様を楽しめます。
レンコンやピーマンなどを半分に切り、観察したりこすり出したりすることで想像力を培えます。
根のある大根やごぼうの表面をこすり出しても楽しめます。
レンコンやピーマンなどを半分に切り、観察したりこすり出したりすることで想像力を培えます。
根のある大根やごぼうの表面をこすり出しても楽しめます。
おはじき
おはじきの表面には、ウロコのような模様が施されています。
薄くザラザラとした表面は、フロッタージュにピッタリです。
乳児クラスで用いるときは、誤飲に注意しましょう。
薄くザラザラとした表面は、フロッタージュにピッタリです。
乳児クラスで用いるときは、誤飲に注意しましょう。
コイン
お金やゲームで使うコインは、模様が浮き出ているためとても綺麗にフロッタージュできます。
写したコインを丸く切って厚紙に貼りつけると、本物のお金のようになります。
フロッタージュの活動から、お店屋さんごっこにつなげても良いでしょう。
写したコインを丸く切って厚紙に貼りつけると、本物のお金のようになります。
フロッタージュの活動から、お店屋さんごっこにつなげても良いでしょう。
凹凸のある壁紙
壁紙にはさまざまな種類があり、ザラザラとした手触りのものも少なくありません。
コピー用紙を片手に、あらゆる壁紙に当てて模様の写し出しを楽しんでも良いですね。
凹凸の強い壁紙は、優しくこすり出して紙が破れないよう注意しましょう。
コピー用紙を片手に、あらゆる壁紙に当てて模様の写し出しを楽しんでも良いですね。
凹凸の強い壁紙は、優しくこすり出して紙が破れないよう注意しましょう。
ザル
ザルの網目も、こすり出しにより良い模様を写せます。
そのほか、キッチン用品には急須(きゅうす)の網や、穴あきおたまなどフロッタージュの素材に適したものがたくさんあります。
そのほか、キッチン用品には急須(きゅうす)の網や、穴あきおたまなどフロッタージュの素材に適したものがたくさんあります。
保育活動にフロッタージュを取り入れる際の注意点
フロッタージュを保育に取り入れる際の注意点は、以下のとおりです。
薄めの用紙を使う
フロッタージュでは、素材の細かい模様をリアルに写し出すことが大切です。
そのためには、上にのせる紙の質感にもこだわりましょう。
画用紙などの厚みのある紙は、凹凸をうまく再現できない可能性があります。
コピー用紙程度の薄さがおすすめです。
そのためには、上にのせる紙の質感にもこだわりましょう。
画用紙などの厚みのある紙は、凹凸をうまく再現できない可能性があります。
コピー用紙程度の薄さがおすすめです。
さまざまな種類のペンを準備する
保育士が「この色鉛筆が描きやすい」と決めつけず、子ども達が自分でその違いを感じ取れるよう、さまざまな種類のペンを準備しましょう。
色鉛筆、クレパス、クレヨン、カラーペンなど、何でこすれば綺麗に模様が写せるか、試行錯誤する楽しさを味わえます。
色鉛筆、クレパス、クレヨン、カラーペンなど、何でこすれば綺麗に模様が写せるか、試行錯誤する楽しさを味わえます。
素材探しの時間を十分確保する
素材例で挙げた以外にも、凹凸のあるものはたくさんあります。
子どもの視点で探すと「そんなアイディアがあったか!」というような物を発見できることも。
模様がうまく出ないことも、良い経験になります。
子どもが自由な発想でフロッタージュを楽しめるよう、素材選びの時間は十分に確保しておきましょう。
子どもの視点で探すと「そんなアイディアがあったか!」というような物を発見できることも。
模様がうまく出ないことも、良い経験になります。
子どもが自由な発想でフロッタージュを楽しめるよう、素材選びの時間は十分に確保しておきましょう。
まとめ
フロッタージュとは、凹凸のある素材に紙をのせて模様をこすり出す技法です。
子ども達は、自分で集めた素材の模様を写しながら特徴や違いを楽しみます。
フロッタージュを保育園で取り入れる際は、素敵な作品ができるよう時間をたっぷり確保してあげましょう。
子ども達は、自分で集めた素材の模様を写しながら特徴や違いを楽しみます。
フロッタージュを保育園で取り入れる際は、素敵な作品ができるよう時間をたっぷり確保してあげましょう。





