【保育園】ファミリーデーを楽しもう!製作&参観の事例や注意点を紹介

近年、母の日や父の日の代わりに「ファミリーデー」を導入している保育園が増えています。保育士として、その意味やねらいをしっかり理解して取り組みたいですね。この記事では、ファミリーデーの概要と合わせて、製作事例をご紹介します。ぜひ、保育に取り入れてみてくださいね。
ファミリーデーとは?
ファミリーデーとは、家族など大切な人に感謝の気持ちを伝える日のことです。保育園では、子ども達が感謝の気持ちを持てるように話をしたり、気持ちを伝えられるようなプレゼント製作をおこなったりします。
今まで「感謝の気持ちを伝える日」といえば、母の日や父の日の行事が一般的でした。しかし、現在は離婚・死別・別居など、さまざまな家庭環境を持つ子どもが増え、配慮が必要となっているのが現状です。
ファミリーデーは対象を限定せず、子ども自身が大切だと思っている人に感謝の気持ちを伝えられるように導入された行事といえるでしょう。
今まで「感謝の気持ちを伝える日」といえば、母の日や父の日の行事が一般的でした。しかし、現在は離婚・死別・別居など、さまざまな家庭環境を持つ子どもが増え、配慮が必要となっているのが現状です。
ファミリーデーは対象を限定せず、子ども自身が大切だと思っている人に感謝の気持ちを伝えられるように導入された行事といえるでしょう。
【2023年】ファミリーデーの日にち
ファミリーデーの日にちは明確に決められておらず、母の日や父の日に合わせて実施したり、5~6月の保育参観や親子遠足に合わせておこなったりします。保育園ごとに日程や取り組みを決めてしまっても良いでしょう。
母の日
2023年の母の日は、5月14日(日)です。毎年、5月の第2日曜日に設定されています。母の日に合わせてファミリーデーを実施する保育園も多いかもしれません。母の日はゴールデンウイーク明けすぐのため、慌てないよう4月下旬から準備を進めましょう。
父の日
2023年の父の日は、6月18日(日)です。毎年、6月の第3日曜日に設定されています。毎年6月に参観日を予定している場合は、ファミリーデーを意識した内容にしても良いですね。
ファミリーデーを保育に取り入れるねらい
ファミリーデーを保育に取り入れるねらいは、以下のとおりです。
● 家族など大切な人に日々の感謝を伝える
● 家族の思いを知ることで情緒の安定を図る
● ふれあい遊びを通して家族とのコミュニケーションを深める
● 思いを伝えることにより表現力や語彙力を高める
そのほか、プレゼント製作により想像力を育むことも。子どもたちが家族を思う気持ちを大切にできるよう、素敵な行事を計画できると良いでしょう。
● 家族など大切な人に日々の感謝を伝える
● 家族の思いを知ることで情緒の安定を図る
● ふれあい遊びを通して家族とのコミュニケーションを深める
● 思いを伝えることにより表現力や語彙力を高める
そのほか、プレゼント製作により想像力を育むことも。子どもたちが家族を思う気持ちを大切にできるよう、素敵な行事を計画できると良いでしょう。
【製作】保育園でのファミリーデー
ファミリーデーの設定保育として製作を楽しむ場合は、方向性を指定しすぎないよう注意が必要です。「ママに向けて」「パパに向けて」ではなく「大切な家族に」「ありがとうを伝えたい人に」などと声をかけることが大切です。
また、製作の難易度は年齢によって大きく異なります。そこでここからは、年齢に合わせたおすすめの製作アイディアをご紹介します。
また、製作の難易度は年齢によって大きく異なります。そこでここからは、年齢に合わせたおすすめの製作アイディアをご紹介します。
0~1歳児
0~1歳児は、ファミリーデーの意味を正しく理解できません。そのため、家族が記念として残したくなるような製作がおすすめです。
● 手形足形アート
● お花紙を丸めた花束
● なぐり描きした画用紙で写真立て
子どもらしさを大切にしつつ、プレゼントとして形になるよう手を加えます。「いつもありがとう」などのコメントを入れて、各自持ち帰れるようにしたいですね。
● 手形足形アート
● お花紙を丸めた花束
● なぐり描きした画用紙で写真立て
子どもらしさを大切にしつつ、プレゼントとして形になるよう手を加えます。「いつもありがとう」などのコメントを入れて、各自持ち帰れるようにしたいですね。
2~3歳児
2~3歳児になれば「ママにありがとうする!」など、喜んで製作に取り組めるようになります。のりやハサミなど、手先を使う製作がおすすめです。
● ちぎり絵のメッセージカード
● 折り紙で作った花束
● 紙皿を彩った写真立て
ハサミを使うときは1回切り、折り紙はチューリップなど3~5回折りで完成するものを選びましょう。
● ちぎり絵のメッセージカード
● 折り紙で作った花束
● 紙皿を彩った写真立て
ハサミを使うときは1回切り、折り紙はチューリップなど3~5回折りで完成するものを選びましょう。
4~5歳児
4~5歳児は、ファミリーデーの意味をしっかり理解したうえで、思いを込めて製作に取り組めます。2日に分けて完成させるなど、難易度の高い製作がおすすめです。
● 牛乳パックを使った小物入れ
● 紙粘土で作るキーホルダー
● トイレットペーパーの芯を合わせたペン立て
1日目に形を作り、2日目に着色するなど想像力を刺激するような製作が良いでしょう。さらに、実用性のあるプレゼントなら使用している姿を見ることで喜びを感じられます。
そのほか、ファミリーデーの保育アイディアは以下の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
【関連記事】
ありがとうを伝えよう!「ファミリーデー」 (母の日・父の日)の保育アイデア
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【参観】保育園でのファミリーデー
参観日に合わせてファミリーデーを取り入れる場合は、参加してくれた家族とのふれあい遊びを中心に計画しましょう。家族でコミュニケーションを図る良い機会となります。園庭での保育参観を予定している場合は、天候に考慮して室内用の別案も準備しておきたいですね。
また、ふれあい遊びも製作と同じく年齢によって難易度が変わります。そこでここからは、年齢に合わせたおすすめのふれあい遊びのアイディアをご紹介します。
また、ふれあい遊びも製作と同じく年齢によって難易度が変わります。そこでここからは、年齢に合わせたおすすめのふれあい遊びのアイディアをご紹介します。
0~1歳児
0~1歳児は、普段とは異なる参観日の雰囲気に戸惑ってしまいます。保護者から離れようとしない子どもも多いため、肌と肌が触れ合うような安心できる遊びがおすすめです。
● 体をなでながら「ラララぞうきん」
● 子どもを膝にのせて「バスにのって」
● いっぽんばしなどの「わらべ歌」
抱っこしたり、膝にのせたりしながら子どもとの触れ合いを楽しんでもらいます。保育士は見本になるよう前や中心に座り、大きなぬいぐるみを子どもに見立てて動作の説明をおこないましょう。
● 体をなでながら「ラララぞうきん」
● 子どもを膝にのせて「バスにのって」
● いっぽんばしなどの「わらべ歌」
抱っこしたり、膝にのせたりしながら子どもとの触れ合いを楽しんでもらいます。保育士は見本になるよう前や中心に座り、大きなぬいぐるみを子どもに見立てて動作の説明をおこないましょう。
2~3歳児
2~3歳児は、保護者が保育室に入って一緒に遊ぶ光景にソワソワ…!いつもと違った雰囲気を楽しむため、しっかり体を動かせると良いでしょう。
● 親子で「なべなべそこぬけ」
● グループで「おんぶ競争」
● 落とさないように「風船キャッチ」
保護者と子ども達が協力する機会を設けることで、より絆が深まります。園庭を使用できるのであれば、ダンスやかけっこを楽しんでも良いですね。
● 親子で「なべなべそこぬけ」
● グループで「おんぶ競争」
● 落とさないように「風船キャッチ」
保護者と子ども達が協力する機会を設けることで、より絆が深まります。園庭を使用できるのであれば、ダンスやかけっこを楽しんでも良いですね。
4~5歳児
4~5歳児は、参観日数日前からワクワク。「おうちの人と〇〇をしようね!」など、楽しい気持ちを盛り上げるような声かけをしたいですね。4~5歳児は、ルールのある遊びを楽しみましょう。
● 親子ペアから始める「じゃんけん列車」
● 大人数で盛り上がる「もうじゅう狩り」
● 手をつないで逃げる「しっぽとり」
ふれあい遊びを楽しんだあとは、製作したプレゼントを渡したり、感謝の気持ちを伝えたりする時間を設けるのもおすすめです。
● 親子ペアから始める「じゃんけん列車」
● 大人数で盛り上がる「もうじゅう狩り」
● 手をつないで逃げる「しっぽとり」
ふれあい遊びを楽しんだあとは、製作したプレゼントを渡したり、感謝の気持ちを伝えたりする時間を設けるのもおすすめです。
保育園でファミリーデーをおこなうときの注意点
保育園でファミリーデーを取り入れる際は、以下のようなポイントに注意しましょう。
クラス全体の家庭状況を確認する
保育園の行事として「母の日&父の日」「ファミリーデー」のどちらを取り入れるか迷ったときは、まず子ども達の家庭状況を確認することが大切です。離婚や死別など、確認してすぐに分かることもあれば「離婚調停中で面会できない」などの複雑な状況も。
また、事情があり祖父母と暮らしている家庭にも配慮が必要です。まずは漏れのないよう、家庭状況の把握を徹底しましょう。保育士間での情報共有は、エコマップやジェノグラムの活用がおすすめです。
【関連記事】
エコマップとは?ジェノグラムとの違いは?保育現場で活かす書き方
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ファミリーデーの楽しみ方を丁寧に説明する
ファミリーデーを導入する際は、その意味や目的を丁寧に説明します。強制する形ではなく「家族で一緒に楽しい時間を」という姿勢で取り入れたいですね。また、プレゼント製作をおこなう際は、贈る相手を限定するような説明を避けるよう注意しましょう。
まとめ
多くの保育園が取り入れ始めているファミリーデー。大切な人に感謝の気持ちを込めてプレゼント製作をおこなったり、参観日の機会を利用して親子のふれあい遊びを楽しんだりしてみましょう。子どもを傷つけることがないよう、家庭環境に配慮しながら取り組みたいですね。







