閉じるクレヨン遊びを保育園で楽しむ！ねらいから年齢別アイデアまでをご紹介
クレヨンは柔らかく安全な素材なので、保育園での遊びでもよく使われる画材です。クレヨンは乳児期から使えるものの、遊びのアイデアに悩む保育士さんも多いはず。
そこで今回は、年齢別のクレヨン遊びのアイデアをご紹介します。クレヨン遊びを保育園で行う時に、ぜひ参考にしてください。
そこで今回は、年齢別のクレヨン遊びのアイデアをご紹介します。クレヨン遊びを保育園で行う時に、ぜひ参考にしてください。
保育にクレヨンを取り入れるねらいとは
まずは、クレヨンを保育に取り入れるねらいからみていきましょう。
・クレヨンで描く感覚を楽しむ
クレヨンで描く感覚は、絵の具や鉛筆で描くのと違います。太くて柔らかい素材のクレヨンは、紙に描く際のクレヨンの角度や力の強さによっても感覚が変化。保育園幼児クラスの子どもの遊びなら、いろいろな技法を試すのも良いでしょう。
・表現する楽しさを知る
2歳ごろになると、頭の中で思い描いた絵をクレヨン画で表現できるようになってくるようです。保育園2歳未満の乳幼児でも、クレヨンを握って紙に描いた模様を視覚で楽しむことで表現することを楽しめるでしょう。
・手先の発達を促す
手で物を掴むには、手先と脳の発達が必須です。保育園乳児クラスの子どもたちは、まだクレヨンを少しの時間しか握れないかもしれません。クレヨンを手先指先でしっかりと握り、力を入れて描くことは手先の発達に繋がるでしょう。
クレヨン遊びの年齢別アイデア
では、年齢クラスごとにクレヨン遊びのアイデアをご紹介します。
【0歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎ダンボール描画
0歳児クラスの子どもたちの発達段階に合わせて、ダンボールに描きやすいよう工夫するのが良いでしょう。ポイントは、口に入れても安全な素材のクレヨンを選ぶことです。また、0歳児の子どもは集中力が続きません。保育士さんが無理に描かせようとしないようにしましょう。
＜材料＞
・クレヨン
・ダンボール
＜あそび方＞
１、硬めのダンボールを組み立てた状態で用意する
２、子どもが口に入れても安全なクレヨンを用意する
３、お座り、タッチなど発達に合わせた姿勢で自由に描く
0歳児クラスの子どもたちの発達段階に合わせて、ダンボールに描きやすいよう工夫するのが良いでしょう。ポイントは、口に入れても安全な素材のクレヨンを選ぶことです。また、0歳児の子どもは集中力が続きません。保育士さんが無理に描かせようとしないようにしましょう。
＜材料＞
・クレヨン
・ダンボール
＜あそび方＞
１、硬めのダンボールを組み立てた状態で用意する
２、子どもが口に入れても安全なクレヨンを用意する
３、お座り、タッチなど発達に合わせた姿勢で自由に描く
【1歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎模造紙描画
模造紙は、床や壁に固定して子どもが描きやすいようにしましょう。また、ダイナミックな描画になるため、衣類にクレヨンがつきやすいのが模造紙描画です。事前に保護者にアナウンスしておくのが良いでしょう。
＜材料＞
・クレヨン
・模造紙
・ガムテープやセロハンテープ
＜あそび方＞
１、模造紙を壁に取り付けるor床に置き両橋をとめる
２、子どもがダイナミックに模造紙にクレヨンで描く
模造紙は、床や壁に固定して子どもが描きやすいようにしましょう。また、ダイナミックな描画になるため、衣類にクレヨンがつきやすいのが模造紙描画です。事前に保護者にアナウンスしておくのが良いでしょう。
＜材料＞
・クレヨン
・模造紙
・ガムテープやセロハンテープ
＜あそび方＞
１、模造紙を壁に取り付けるor床に置き両橋をとめる
２、子どもがダイナミックに模造紙にクレヨンで描く
【2歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎はじき絵
はじき絵をする場合は、絵の具を溶かす際に注意が必要です。なるべく多めの水で絵の具を溶かすようにしましょう。また、クレヨン画はしっかりと力を入れて描くことで鮮やかなはじき絵が完成します。
＜材料＞
・クレヨン
・絵の具
・画用紙
＜あそび方＞
１、画用紙に好きな模様をクレヨンで描く
２、絵の具に水を混ぜ、筆を使って上から塗る
３、乾かしたら完成！
はじき絵をする場合は、絵の具を溶かす際に注意が必要です。なるべく多めの水で絵の具を溶かすようにしましょう。また、クレヨン画はしっかりと力を入れて描くことで鮮やかなはじき絵が完成します。
＜材料＞
・クレヨン
・絵の具
・画用紙
＜あそび方＞
１、画用紙に好きな模様をクレヨンで描く
２、絵の具に水を混ぜ、筆を使って上から塗る
３、乾かしたら完成！
【3歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎プラ板
プラ板製作は、紙の製作と違って丈夫な作品ができるので持ち帰りにもおすすめです。クレヨンで色をつけたプラ板は味があって、可愛く仕上がります。イベント時のプレゼントにしても喜ばれそうです。
＜材料＞
・クレヨン
・プラ板
・紙やすり
・ペン
・はさみ
＜作り方＞
１、プラ板を好きな形に切り取る
２、紙やすりで表面をこする
３、クレヨンで色をつける
４、アルミホイルを敷いてトースターなどで焼く
（600W 約80秒/800W 約55秒）
５、焼き終わったら、上から重さのある本などで押さえる
６、固まったら完成！
プラ板製作は、紙の製作と違って丈夫な作品ができるので持ち帰りにもおすすめです。クレヨンで色をつけたプラ板は味があって、可愛く仕上がります。イベント時のプレゼントにしても喜ばれそうです。
＜材料＞
・クレヨン
・プラ板
・紙やすり
・ペン
・はさみ
＜作り方＞
１、プラ板を好きな形に切り取る
２、紙やすりで表面をこする
３、クレヨンで色をつける
４、アルミホイルを敷いてトースターなどで焼く
（600W 約80秒/800W 約55秒）
５、焼き終わったら、上から重さのある本などで押さえる
６、固まったら完成！
【4歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎スクラッチアート
スクラッチアートは、夜の風景を思い浮かべるような描写になります。暗闇に打ち上がる打ち上げ花火などはスクラッチアートの代表画。割り箸や爪楊枝など太さを変えながら、描くのがおすすめ。はじめてスクラッチアートをする子どもたちは、色が浮かび上がる描写に喜ぶことでしょう。
＜材料＞
・クレヨン
・画用紙
・割り箸や爪楊枝
＜作り方＞
１、画用紙を好きな色で塗りつぶす
２、その上から黒色のクレヨンで、画用紙一面を塗りつぶす
３、黒く塗った部分を割り箸や爪楊枝で削って絵を描いて完成！
スクラッチアートは、夜の風景を思い浮かべるような描写になります。暗闇に打ち上がる打ち上げ花火などはスクラッチアートの代表画。割り箸や爪楊枝など太さを変えながら、描くのがおすすめ。はじめてスクラッチアートをする子どもたちは、色が浮かび上がる描写に喜ぶことでしょう。
＜材料＞
・クレヨン
・画用紙
・割り箸や爪楊枝
＜作り方＞
１、画用紙を好きな色で塗りつぶす
２、その上から黒色のクレヨンで、画用紙一面を塗りつぶす
３、黒く塗った部分を割り箸や爪楊枝で削って絵を描いて完成！
【5歳児クラス】クレヨン遊びのアイデア
⚫︎マーブルクレヨン
マーブルクレヨンは、いろいろな色のクレヨンを集めて溶かし一つのクレヨンを製作するあそびです。短くなっても捨てないで再生させることで、エコにつながりますね。紙に描くとそれぞれの色で描けるので、クレヨン遊びの楽しさがより一層広がることでしょう。
＜材料＞
・小さくなったクレヨン
・シリコン型
＜作り方＞
１、使いかけで小さくなったクレヨンを細かく折る
２、そのクレヨンを、シリコン型の型に入れていく
３、電子レンジで500W約5分温めて溶かす
４、クレヨンが溶けたのを確認したら、電子レンジから取り出す
５、粗熱が取れたら、冷蔵庫で固めて完成！
マーブルクレヨンは、いろいろな色のクレヨンを集めて溶かし一つのクレヨンを製作するあそびです。短くなっても捨てないで再生させることで、エコにつながりますね。紙に描くとそれぞれの色で描けるので、クレヨン遊びの楽しさがより一層広がることでしょう。
＜材料＞
・小さくなったクレヨン
・シリコン型
＜作り方＞
１、使いかけで小さくなったクレヨンを細かく折る
２、そのクレヨンを、シリコン型の型に入れていく
３、電子レンジで500W約5分温めて溶かす
４、クレヨンが溶けたのを確認したら、電子レンジから取り出す
５、粗熱が取れたら、冷蔵庫で固めて完成！
保育園の活動にクレヨン遊びを取り入れてみよう！
いかがでしたか？今回は、保育園でクレヨン遊びをする際の保育のねらいと、年齢別のアイデアをご紹介しました。クラスの子どもたちの年齢や発達によって目的設定をしながら、クレヨン遊びをぜひ保育に取り入れてみてください。自由な発想で描く、子どもたちのクレヨン遊びを保育士さんも一緒に楽しみましょう！
