電車ごっこを保育園で楽しもう!クラス別のアイデアからねらいまで

電車ごっこをする保育士と園児
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電車ごっこは昔から子どもたちに人気の遊びです。電車が好きな子はもちろん、電車自体には興味がない子でも保育園での電車ごっこは好きな子が多いようです。

子どもに人気の電車ごっこには、実は電車ごっこにはいろいろな遊びのアイデアがあります。年齢や発達の段階によって電車ごっこのバリエーションは増えていきますよ。

そこで今回は、乳児クラスと幼児クラスのそれぞれにおすすめの電車ごっこのアイデアをご紹介します。明日からすぐに保育に取り入れられるアイデアばかりなので、ぜひ参考にしてください。

保育園で電車ごっこをするねらいとは

指をさす保育士
まずは、電車ごっこのねらいをみていきましょう。

想像力を養う

何かになりきって遊ぶことで、子どもの想像力は養われます。電車ごっこは、自分が電車に乗っていることをイメージできる遊びなので、想像しながらあそびはどんどん広がっていくでしょう。また、電車の揺れ方や駅への停車のタイミングなど、遊びが深まる度に電車ごっこの中でさまざまな情景を想像できます。

協調性をつける

電車ごっこでは、車掌さんや乗客など子どもたちが役を決めながら遊ぶことがあります。また、電車に乗車する時には連なって進むことも多く時には我慢することも。子ども同士が譲り合い協力しながらあそびを進めていくので、協調性をつけられます。

コミュニケーション能力が身に付く

乳児の平行あそびの中では、友だちと同じ状況を楽しむことがコミュニケーションの第一歩となるでしょう。幼児の電車ごっこでは、順番決めやじゃんけんなどルールを守り、調整しながらあそびを進めていくことが多いので、コミュニケーション能力を育めます。

電車ごっこアイデア<乳児編>

おもちゃの電車で遊ぶ子ども
では、乳児クラスにおすすめの電車ごっこのアイデアをご紹介します。

歌って楽しむ電車ごっこ

電車ごっこの定番ソング「線路は続くよどこまでも」を歌いながら、両脇を締めて列車が進むように手を動かすだけでも、十分に電車ごっこは楽しめます。電車好きな子どもはもちろんですが、電車にあまり興味のない子どもでも曲のテンポに合わせて身体を動かしたり、喃語で歌ったりすることもありますよ。

<線路は続くよどこまでも>作詞:アメリカ民謡 作曲:アメリカ民謡
せんろは つづくよ どこまでも
のをこえ やまこえ たにこえて
はるかな まちまで ぼくたちの
たのしい たびのゆめ つないでる

ランララララ ランララララ
ラランララララララララ
ランララララ ランララララ
ラランララララララ

保育士の膝の上でガタゴト電車ごっこ

乳児クラスの子どもにぴったりなのが、大人の足の上に子どもが座って行う電車あそびです。保育士さんは足を伸ばした状態で床に座りましょう。子ども1人〜数人を足の上に座らせ、保育士さんが膝を曲げながら電車の運転のように子どもたちを動かしましょう。電車が停車する様やドアの開閉など、車掌さんの台詞を挟みながら進めることでより電車ごっこが盛りあがる工夫をしていくのがおすすめです。

お人形を使った電車ごっこ

お人形を使った電車ごっこも、乳児クラスの子どもが好きなあそびです。電車には、レゴブロックや積み木を使うのが良いでしょう。電車を動かして上に乗っている人形が揺れたり、倒れたりするのを子どもたちは楽しみます。倒れた人形を戻し、乗せて何度も繰り返しを楽しめる電車ごっこです。

ダンボールを使う電車ごっこ

ダンボールを使って子どもが入れる電車を製作し、保育士さんが押して楽しむ電車ごっこです。色紙を使い、数種類の電車を作ると子どもたちが取り合いにならずに使えます。ダンボールには、長めのひもを付けて保育士さんが引っ張りやすいように工夫しましょう。

電車ごっこアイデア<幼児編>

箱を持つ子ども
次に、幼児クラスにおすすめの電車ごっこのアイデアをご紹介します。

ひもを使った電車ごっこ

幼児クラスの子どもなら、ひもを使った電車ごっこもできるようになってきます。ひもを使う場合には、一本のロープを片手で持って行うのが安全。輪にしたロープを使う場合には、必ず保育士さんが子どもたちの速度調整や声掛けをして安全に電車ごっこができるようにしましょう。

曲から指示まで英語を使った電車ごっこ

電車ごっこを全て英語で進めてみるのはどうでしょうか?例えば、「レッツゴー!」の声掛けで英語の曲を流しながら電車になりきって歩き、「ストップ!」の合図で止まるなど保育士の指示から曲まで英語に統一しましょう。あそびながら英語に親しむことができますね。

じゃんけん列車の電車ごっこ

じゃんけんをし、負けた人が勝った人の後ろにつくのがじゃんけん列車です。最初は1人ずつだった電車が、最後は長い一両編成になります。じゃんけんができれば力の差がなく、人数が多くても楽しめるので、縦割り保育にもぴったりの電車ごっこです。

ブロックを線路に見立てた電車ごっこ

スポンジブロックを並べて線路に見立て、子どもたちがブロックの上を渡ってあそぶ電車ごっこです。細い道や少し段差を付けながら、バランス運動もできるようにブロックを設置するのが良いでしょう。

電車ごっこのアイデアは無限大!保育園で電車ごっこを楽しもう

肩を組む園児
今回の記事では、保育園で遊ぶ電車ごっこのアイデアを乳児クラス、幼児クラスに分けてご紹介しました。

子どもたちは電車ごっこを通して、想像力やコミュニケーション力を付けていくでしょう。また、電車ごっこにルールのある遊びを追加していくことで、協調性を養うこともできますね。

電車ごっこは、いつの時代も子どもたちに人気の遊びです。保育園での活動に、電車ごっこを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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