【保育園】手作りの福笑いを楽しもう！作り方や遊び方を徹底解説

昔ながらの伝承遊びのひとつ「福笑い」。お正月はもちろん、普段の保育のなかでも楽しめる遊びです。市販の福笑いもありますが、せっかくなら手作りの福笑いを楽しんでみませんか？この記事では、福笑いの作り方や遊び方を徹底解説します。また、さまざまな行事への応用も紹介しますので、参考にしてください。

保育園で福笑いを楽しもう！

まずは、福笑いの由来や、福笑いで遊ぶねらいをご紹介します。

福笑いの由来

福笑いは、古くから親しまれている伝承遊びです。福笑いは、目隠しをつけて顔のパーツを並べるため、おかしな顔ができあがります。それを見てみんなで笑い合うことから「福笑い」と呼ばれるようになったそうです。

「笑う門には福来る」ということわざに合わせて、しっかり笑うための遊びとして新年に取り入れられます。おもに、おかめやひょっとこの顔が用いられています。

福笑いのねらい

福笑いをおこなうときは、指導案に以下のようなねらいを記載しましょう。

●日本の風習や伝統的な遊びを知る
●観察力や表現力を養う
●遊びを通してお友達とのコミュニケーションを楽しむ

目隠しなしで遊ぶこともできるため、乳児クラスでも取り入れられますよ。

福笑いの作り方

福笑いは、顔の台紙とパーツを作るだけの簡単な製作です。ここからは、作り方やポイントを解説しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

準備するもの

●厚紙
●画用紙
●はさみ
●カラーペン
●のり

作り方

1.画用紙で台紙となる顔を作る
2.眉・目・鼻・口・頬などのパーツを作る
3.それぞれ厚紙を合わせて強度を出す

イラストを見ながら作るのが難しい場合は、インターネットなどでテンプレートを探してみても良いでしょう。

ポイント

●子どもがくり返し使ってもシワにならないように厚紙を合わせましょう
●長く使用する場合はラミネート加工もおすすめです
●フェルトで作ると温かみのある印象になります

福笑いの遊び方

福笑いができたら、さっそく遊びましょう。基本的な遊び方やポイントは以下のとおりです。

基本の遊び方

1.福笑いの台紙（顔）を机に置く
2.顔のパーツは手に届く場所にまとめる
3.チャレンジする人は目隠しをする
4.パーツをひとつ手に取り台紙の上に並べる
5.すべてのパーツを置いたら目隠しを取る
6.できた顔を見て笑い合う

子どもへの説明方法

福笑いを始めるときは、ルールを分かりやすく伝えることも大切です。

1.目をつむってお顔の上に目や鼻を並べていくよ
2.手で触った感じでどこに置くかよく考えてね
3.見えないからへんてこな顔になるかもしれないよ
4.たくさん笑うと幸せになるっていわれているんだよ

まずは、保育士が遊びの見本を見せてみることをおすすめします。

ポイント

●それぞれのパーツの名前を教えてあげましょう
●「もう少し上だよ」などヒントを出してあげましょう
●乳児は目隠しなしで遊ぶのもおすすめです
●幼児はゲーム感覚で制限時間を設けても良いでしょう

福笑いをアレンジしよう！アイディア一覧

福笑いといえば、お正月遊びのイメージが強いかもしれません。しかし、工夫次第でほかの行事にもアレンジ可能です！

動物
●さまざまな動物の福笑いを作る
●2種類の動物を並べて特徴的な耳や鼻を入れ替えて楽しむ

自分の顔
●自分の顔を絵に描いてパーツを切り取る
●お友達の顔のパーツと入れ替えて楽しむ

節分の鬼
●節分に鬼の福笑いを作る
●ツノ、キバなどをうまく並べられるかチャレンジする

雛人形
●ひな祭りにお雛様、お内裏様、三人官女、五人囃子などを作る
●それぞれ正しい場所に並べられるかチャレンジする

織姫と彦星
●七夕に織姫と彦星の福笑いを作る
●織姫と彦星のパーツを入れ替えて楽しむ

サンタクロース
●クリスマスにサンタクロースの福笑いを作る
●帽子やヒゲなどをうまく並べられるかチャレンジする

雪だるま
●冬に雪だるまの福笑いを作る
●帽子やマフラーなどをうまく並べられるかチャレンジする

キャラクター
●好きなキャラクターの福笑いを作る
●パーツをかわいく並べられるかチャレンジする

まとめ

お正月の出し物として親しみのある福笑い。しかし、単純で簡単な遊びのため、普段の保育でも取り入れられます。一人でも楽しめる遊びのため、保育室に常備していてもいいですね。また、ご紹介したように、おかめさんやひょっとこ以外にもさまざまなアレンジが可能です。ぜひ福笑いを楽しんでみてくださいね。

#アイデア #保育