保育におすすめの公園遊びアイデア!ゲーム遊びから伝承遊びまでたっぷりとご紹介

遊具で遊ぶ子供
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公園遊びは楽しみたいものの「アイデアが思いつかない」「いつも同じような遊びになってしまう」と感じている保育士さんは多いようです。保育士さんが公園遊びのアイデアのバリエーションを知っておくと、子どもたちとの公園遊びももっと楽しくなるはずです。

そこで今回は、公園遊びのアイデアを紹介します。公園遊びのレパートリーを増やしたい保育士さんは参考にしてください。

公園遊びのねらい

すべり台
まずは、公園遊びの保育のねらいからみていきましょう。

運動不足を解消する効果がある

公園でのびのびと身体を動かし遊ぶことで、子どもたちの運動量は増えます。室内遊びとは違う開放的な環境の中で、全身が刺激され楽しみながら運動不足の解消ができることでしょう。また、運動不足が解消されると心身の発育が促進されます。

コミュニケーション能力がアップ

公園遊びのアイデアには、ゲームやレクリエーションなどのバリエーションもたくさんあります。公園で友だちや保育士と遊びを楽しむことで、コミュニケーション能力はアップしていくでしょう。

公共の場でのルールが学べる

公園は公共の場であり、いくつかのルールがあります。トイレや水道の使いかたや、固定遊具で遊ぶ時には順番を守ることなどもルールのひとつです。子どもたちは公園で遊ぶことで、ルールが学べます。

公園遊びのアイデア

シャボン玉で遊ぶ子供と保育士さん
次に、公園遊びのアイデアをご紹介します。

・鬼ごっこ

鬼ごっこは思いっきり身体を動かして遊ぶのにぴったりのアイデアです。
乳児クラスの子どもなら、保育士さんが鬼役をするのが良いかもしれませんね。幼児クラスになってくると、鬼役に立候補する子が出てくるため遊びもさらに盛り上がっていくでしょう。

鬼ごっこのバリエーションには他に、「手つなぎ鬼」「色鬼」「高鬼」などがあります。子どもたちの年齢や発達に合わせて遊びを広げていってください。

・固定遊具遊び

公園に設置されている固定遊具で遊ぶのは定番のアイデアです。
「滑り台」や「ブランコ」などは子どもたちに人気の固定遊具ですね。しかし最近は、事故防止のために「危険」と判断された固定遊具が設置されていないことも多いようです。

固定遊具で遊ぶ時には年齢や発達レベルに合っているかに注意し、危険がないように十分に気を付けて保育しましょう。

・影遊び

影ができる時間帯に公園に行くのなら、影遊びもおすすめのアイデアです。
影遊びには、自分の影を10秒ほど見つめて空に見える残像を楽しむ「影おくり」や、手で作った影を何かに見立てて楽しむ「手遊び」などがあります。また、「手遊び」を発展させて、影を使った劇ごっこなども楽しめますよ。 

・ロープあそび

公園にロープを持参すれば、ロープを使う公園遊びアイデアが楽しめます。
ロープ遊びには、運動会のような「綱引きごっこ」、縄跳びのような「ロープ跳び」、ロープで陣地を作って「陣地取りゲーム」のようにさまざまな遊びが広がっていきますね。おままごとの「家」の場所としても活用できます。

・おもちゃやグッズ

戸外遊びで活用できるおもちゃやグッズを持っていくことも、公園遊びのアイデアのひとつです。
公園遊びで子どもたちに人気なのが、「シャボン玉」です。保育園の子どもたちは、シャボン玉を追いかけてみたり、眺めてみたりと戸外でのシャボン玉あそびに夢中になることでしょう。また、「ビニールボール」などのボール遊びもおすすめです。ボールを追いかけることで、運動量も増えていくでしょう。

・ゲーム遊び

ルールのあるゲーム遊びは幼児クラスの子どもたちが喜ぶ公園遊びのアイデアです。
「しっぽとりゲーム」や「かくれんぼ」などは定番でしょう。「はないちもんめ」や「あぶくたった」「おしくらまんじゅう」など、昔から親しまれている伝承遊びを公園遊びに取り入れても楽しめそうですね。

・公園めぐり

公園では自由に遊ぶのもいいですが、ときには保育士さんが先導して公園めぐりをしても楽しめます。広い公園なら、季節を感じる紅葉観察や花壇で香りを楽しむこともできますね。狭い公園でも、木の上の鳥や落ち葉集めなど「自然遊び」をしながら公園を散策してみましょう。

公園遊びの注意点

ポーズをとるスタッフ
最後に、保育園で公園遊びをする際に注意してほしいことを紹介します。

常に人数確認をすること

公園遊びに行くときには、頻繁に子どもの人数を確認しましょう。
公園遊びの最中に公園から出て行ってしまう子、帰る時になってもいつまでも木陰に隠れている子、「まだ遊びたい」と公園内を走り回る子などさまざまなことが起こり得ます。公園遊びに同行した保育士さん全員が、常に人数の把握ができるように意識し声を掛け合いながら保育していくのが良いでしょう。

年齢によってルールを決めること

クラスの子どもの年齢や発達によって、公園遊びのルールを決めておきましょう。
たとえば、ジャングルジムは4歳児クラスから登れる、高さのある滑り台は保育士さんが2人いる時だけ使用するなどが挙げられます。はじめて行く公園の場合は、保育士さんが事前に下見をしてくださいね。

公園遊びを楽しみましょう!

落ち葉と子供と保育士さん
今回は、公園遊びのねらいや注意点とあわせて、保育園で使える公園遊びのアイデアを紹介しました。

公園遊びには、運動不足解消だけでなく、ルールを守ることやコミュニケーション能力を高めるねらいもあることがわかりました。

公園遊びのアイデアは、今回紹介したアイデア以外にもたくさんあります。それぞれのアイデアを保育園の子どもたちに合わせてアレンジしながら、保育士さんも一緒に公園遊びを楽しみましょう。
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