【保存版】保育に使える言葉遊び一覧!ゲーム感覚で言葉集めを楽しもう

言葉遊びのイメージ
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特別な準備の必要がなく、いつでもどこでも手軽に楽しめる「言葉遊び」。しりとりやなぞなぞなど、ゲーム感覚で楽しめるため子どもたちにも大人気の遊びです。この記事では、保育に使える言葉遊びをご紹介します。ちょっとした空き時間など、ぜひ取り入れてみてくださいね。

言葉遊びとは?

言葉遊びとは、その名のとおり「言葉を使って楽しむ遊び」のことを指します。ある程度の言葉を知っている子どもの遊びに向いているため、3~5歳児に向いている遊びといえます。言葉遊びのポイントは、なんといっても事前準備が不要なこと。言葉遊びを始める前に、あれこれ道具を揃える必要がありません。そのため、臨機応変な活動が求められる保育現場にピッタリの活動といえるでしょう。

言葉遊びを保育に取り入れるねらい

言葉遊びには、さまざまなメリットがあります。そこでまずは、保育に取り入れるねらいをご紹介します。

語彙力を鍛える

言葉遊びのなかで、知らなかった言葉に触れる機会が多くあります。その度、子ども達の語彙力が鍛えられると言えるでしょう。新しく知った言葉の意味を知りたがるなど、言葉への興味・関心も広がります。

表現力を高める

言葉遊びには、表現力を高めるというねらいも込められています。自分で思いついたことや考えたことを人に伝えるためには、表現力が必要です。どうやったらうまく伝わるか創意工夫を凝らすことも、子どもの成長に欠かせない経験です。

集中力を養う

相手の言葉を聞いて理解しようとする過程の中で、集中力が養われます。とくに、グループ対抗の言葉遊びは「勝ちたい!」という思いから高い集中力を発揮します。そのため、クラス全体がザワザワしているときなどに取り入れるのもおすすめです。

記憶力を上げる

子ども達は、新しい言葉を聞くたびにどんどん吸収していきます。とくに、覚えてしりとりは、効率良く記憶力を上げられる遊びです。記憶力の向上は、将来の学習に役立つといえるでしょう。

【年齢別】おすすめの言葉遊びネタ一覧

一言で「言葉遊び」といっても、その種類はさまざま。そこで、年齢別におすすめしたい言葉遊びのネタを表にしました。

年齢

言葉遊び

3歳児

・言葉集め

・ひらがな探し

・なぞなぞ

4歳児

・しりとり

・覚えてしりとり

・私は誰でしょうゲーム

5歳児

・連想ゲーム

・言葉作り

・早口言葉

・逆さ言葉

年齢による言葉の発達の違いや、遊びのイメージは以下のとおりです。

3歳児

単語の数が増え始め、文章で気持ちを伝えられるようになる3歳児さん。しかし、会話はなんとか成り立つもののまだ語彙力が少ないのが現状です。そこでおすすめなのが「言葉集め」です。
例えば、「お」がつくもの集め。子ども達は「おにぎり」「おやすみ」「おなかすいた」など、思いつくままに口にします。お友だちの発言を聞いて、初めて知る言葉も少なくありません。お友だち同士で語彙力を高められるため、とてもおすすめの遊びです。

4歳児

4歳児さんは、少しづつ記憶力が高まり「昨日~した」など、自分が体験した出来事を話せるようになります。時系列はまだバラバラですが、遊びのなかで昨日の続きを意識することも。そんな4歳児さんには、より記憶力を高められるような「覚えてしりとり」がおすすめです。
とはいえ、単語のおしりの文字を使って次の単語を答えるルールは、慣れるまでが難しいものです。まずは普通のしりとりから始め、慣れてから覚えてしりとりにチャレンジしてみましょう。

5歳児

自分が経験したことや、感じたことを流暢に話せるようになる5歳児さん。場面に合った言葉を話せるようになる分、言い訳もできるようになります。そんな5歳児さんには、想像力を働かせる連想ゲームがおすすめです。
まずはクイズのように「ふわふわしているものな~んだ」などの問題を出してみます。決まった答えは用意せず、子ども達の発想に共感していきましょう。慣れてきたら、次々に言葉を連想させていきます。「赤色といったらトマト」「トマトといえばすっぱい」など、子ども達は想像力を働かせながらゲームを楽しみます。

保育に取り入れよう!言葉遊びの進め方

言葉遊びのなかから、以下の3つのゲームの進め方を詳しく解説します。
・伝言ゲーム
・言葉集めゲーム
・逆さ言葉ゲーム
ぜひ、保育に取り入れてみてくださいね。

伝言ゲーム

進め方

1、3~4人組のグループを作る
2、保育士が指定した単語を伝え合う
3、最後の人にうまく伝わるようになったら人数を増やす
4、クラスを2つのグループに分けて伝言の競争を楽しむ

ポイント

・こっそり話をするときの声の大きさを伝える
・最初はわかりやすい果物の名前などから始める

言葉集めゲーム

進め方

1、グループごとに、ひらがなのカードを1枚取る
2、カードに書かれたひらがなに合った言葉を集める
3、どのグループが多く言葉を集められたか集計する

ポイント

・お友達の意見を聞く力を身につけられるようにする
・ひらがなカードは読みやすい字で作成する

逆さ言葉ゲーム

進め方

1、文字を大きな紙に書き、反対に読む方法をわかりやすく知らせる
2、まずは2文字から、お題を出して子ども達に逆さ言葉に変換してもらう
3、慣れてきたら3~4文字のお題を出していく

ポイント

・逆さ言葉に慣れたら「トマト」などの回文にチャレンジする
・自信を持って発表できるような雰囲気を作る

まとめ

この記事では、保育で使える言葉遊びについて解説しました。言葉遊びは、子どもの成長にも大きな影響を与えます。お友達と言葉を交わすことで、コミュニケーション能力の向上にもつながります。苦手意識を持たないよう、簡単なゲームとして取り入れてみてくださいね。
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