保育園で雪遊びを楽しもう!服装・準備・進め方や遊びのアイディア

雪遊びのイメージ
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冬の自然を感じるため、保育に取り入れたい「雪遊び」。ゆっくり降ってくる雪を観察したり、冷たい雪を手で持って丸めたりする体験は、子ども達にとってワクワクする特別な時間です。この記事では、保育園で雪遊びをおこなうときの準備方法や遊びのアイディアなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

保育園で雪遊びを取り入れるねらい

保育園で雪遊びを取り入れるねらいには、以下のようなものが挙げられます。

冬ならではの遊びを楽しむ

雪遊びは、冬ならではの遊びです。地域によってはまったく降らなかったり、積もる日が数日しかなかったり…。そんな特別感のある遊びを通して、冬の季節を味わいます。

冬の事象に興味・関心を持つ

「なぜ雪が降るのか」「雪を触るとどうなるのか」など、雪遊びを通して冬の事象に興味・関心を持つこともねらいのひとつです。氷遊びも同様に、冬の事象を肌で感じられます。

雪遊びのなかでバランス感覚を養う

雪の上を歩くのは、大人でも簡単ではありません。場所によっては滑りやすくなっていることも。子ども達は、不安定な足場を移動するなかで、バランス感覚を養います。

雪遊びに適した服装

雪遊びを楽しむときは、防寒や安全性を考慮した服装の用意が欠かせません。雪遊び前に保護者に伝えられるよう、服装のポイントを解説します。

撥水性のあるジャンプスーツ

しっかり積雪がある状態で雪遊びを楽しむときは、専用のジャンプスーツを用意してもらいましょう。防寒性はもちろん、雪の上に座ったり、転んだりしたときのために撥水性があるものを選ぶのがポイントです。とはいえ、ジャンプスーツはトイレのときの脱ぎ履きに手間取ってしまうため、セパレートタイプもおすすめです。

防寒できる帽子や手袋

雪遊びのときは、思う存分楽しめるよう防寒具を身に付けます。マフラーは、遊び方によって首に巻きつく恐れがあるため着用には注意が必要です。手袋は、雪を触っても濡れないよう防水・撥水加工されているものを用意してもらいましょう。

転倒を防止するための長靴

積雪具合によりますが、転倒が予想される場合は滑り止めがついている長靴を着用します。通園に使っている一般的な運動靴の場合は、すぐに濡れてしまい足元が冷えて風邪をひいてしまう可能性があるため注意しましょう。

保育に雪遊びを取り入れるときの準備

保育に雪遊びを取り入れるときには、さまざまな準備が必要です。当日にバタバタしないよう、以下のような流れをイメージしておきましょう。

天気予報や積雪状況の確認

まずは、雪遊びを予定している日の天気予報や積雪情報を確認しましょう。雪が降り続けるような日は視界が悪くなるため、候補から外します。

保護者へ雪遊びの実施の周知

保護者へは、雪遊びの予定日や予備日を事前に知らせておきます。持ち物を周知しておき、雪遊びの前にそれぞれ確認していきましょう。紛失を防ぐため、それぞれ記名があるかどうかのチェックも欠かせません。

危険物の除去や雪下ろし

雪が積もる日が分かっている場合は、事前に危険物を除去しておきます。雪が積もってしまうと埋もれてしまうため注意が必要です。また、ある程度雪が積もったら、落雪を防ぐために雪下ろしをおこないましょう。

ソリやスコップなど雪遊び道具の用意

子ども達が雪遊びを存分に楽しめるよう、ソリやスコップなどの雪遊び道具を用意しておきます。プリンカップなどの廃材も役立ちます。

室温の調整や水分補給の準備

雪遊び当日は、冷えた体を温められるよう室温を調節しておきましょう。また、冬でも戸外で遊んでいると喉が渇きます。こまめに水分補給できるよう、テラスに飲み物を用意しておきましょう。

防寒具を乾燥させるスペースの確保

遊び終わったあとは、雪で防寒具が濡れてしまいます。しっかり乾かせるよう、十分なスペースを確保しておきましょう。あらかじめお湯を用意しておくと、防寒具についた雪を落としやすくなります。

冬ならでは!雪遊びアイディア

雪遊びといえば、雪だるま作りや雪合戦を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?雪の積もり具合や場所によってはソリ遊びも楽しめます。しかし「いつも同じ遊びばかり」「そこまで遊べる雪が積もらなかった」ということも。そこでここからは冬ならではの、雪遊びのアイディアをご紹介します。

雪の色水遊び

準備物
・雪
・スコップ
・カップ
・割り箸
・絵の具
遊び方
1、カップに雪を入れる
2、雪の上から絵の具を垂らす
3、割り箸で混ぜて色の広がりを楽しむ

雪山の宝さがし

準備物
・雪
・スコップ
・プラスチック製のおもちゃ
・地図
遊び方
1、雪の中に宝物のおもちゃを埋める
2、子ども達に宝物への地図を渡す
3、スコップを持って宝さがしを楽しむ

雪玉の的当て

準備物
・雪
・すずらんテープ
・風船
遊び方
1、遊具から遊具へすずらんテープをつなげる
2、風船を膨らませてすずらんテープに吊るす
3、風船を狙って雪玉の的当てを楽しむ

保育園で雪遊びを楽しむときの注意点

保育園で雪遊びをおこなうときは、以下のようなポイントに注意しましょう。

防水・防寒対策

雪遊びは、しっかり対策しておかなければ寒さや冷たさで低体温になる恐れがあります。防水・防寒対策を徹底し、体調を崩さないようにしたいですね。

こまめな休息の確保

雪遊びはとても体力を使う遊びです。暑さはなくても喉が渇いたり、足場の悪さで足が疲れたりするため、こまめな休息時間を確保しましょう。

雪遊びが苦手な子どもへの配慮

冬しかできない特別な遊びとはいえ、なかには雪遊びが苦手な子どもも。無理強いしないよう注意しつつ、ほかの活動を楽しめるスペースを設けることが大切です。

まとめ

この記事では、雪遊びを楽しむときの準備や進め方について解説しました。いつ雪が積もってもいいように、あらかじめ準備を進めておきたいですね。また、思ったより雪が積もらなかった場合は、氷遊びもおすすめです。冬ならではの事象に興味・関心を持てるよう、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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