LDとは?学習障害の子どもを支える関わり方のポイント

LD(学習障害)ってどんなもの?
LD(学習障害)によくみられる行動 | |
誤字障害 | 文字の意味を理解しながら読むことが難しい、似た文字がわからない、文章を読んでいるとどこを読んでいるかわからなくなる、読み飛ばしをしてしまう、さかさまに読んでしまうなど、文字または文章をを読むことに困難を抱えた状態です。 |
書字表出障害 | 文字を書き写すことができない、さかさまに文字を書いてしまう(鏡字)、自分で書いた文字が読めないなど、字を書くことに困難を抱えた状態です。 |
算数障害 | 数の大きい、小さいがわからない、簡単な計算ができない、指を使わないと数をかぞえられない、繰り上りが理解できないなど、計算分野に困難を抱えた状態です。 |
位置や日時が理解できない | 右、左といった位置関係が理解できない、今日と明日の違いがわからなくなる、時計が読めないなど、位置や時間の概念の理解に困難を抱えた状態です。 |
うまく伝えられない | 発音がうまくできなかったり、文章を頭でうまく構成することができず単語の羅列で話すなど、伝えることに困難を抱えた状態です。 |
~発達障害の種類とその特徴~
早期に気付くために…LDの子どもの特徴とは
◆保育園や幼稚園で見られる特徴の例◆ |
□ ハサミがうまく使えない、折り紙やのり付けができない、ボタンのかけ外しが苦手 |
保育者として注意したい3つのポイントと関わり方
◆原因を理解する◆ |
LD(学習障害) の原因はまだはっきりとはわかっていませんが、脳の中枢神経系の機能に何らかの障害があることが原因と言われています。「できない」ことの原因はその子の性格や、保護者の育て方ではないのだということを十分に理解しておきましょう。 |
◆柔軟な対応を心がける◆ |
LD(学習障害)は、読むのが苦手、書くのが苦手など、さまざまなタイプがあります。さらにADHDなど他の発達障害を合併している場合には、その障害に応じたケアも必要となります。 その子のタイプに合った教え方、学び方が必要であること、その子の苦手な部分に対して、しっかりと見極めて丁寧にアプローチすることが必要であることを知っておきましょう。 |
◆決めつけない◆ |
当然のことながら、先にご紹介した特徴がみられるからといって、必ずしもLD(学習障害)であるとは限りません。 保護者が問題意識を持っていて、相談を受けた場合には、一緒にどのようにサポートするかを具体的に話し合うことが必要ですが、その場合も診断名などは決めつけず、適切な支援ステップを踏んで、支えていく姿勢が必要です。 |
文字や文章を読むのが苦手な場合
書くことが苦手な場合
思いを伝えることが苦手な場合
語彙が少ない場合
子どもが発した言葉を書き留めて、見せながら発音してみても視覚と聴覚を双方使うのでトレーニングになるでしょう。
手先が不器用な場合
継続してできないことを続けさせると、自信の喪失にもつながりかねませんので、できることから少しずつ取り組ませましょう。
編集者より
本文でも「LDと決めつけるのはNG」と述べましたが、ご紹介したような特徴が見られても、スロースターターで、特に問題のない場合もあります。一方で、保護者がとても問題視している場合には、必要に応じて専門的な相談機関を紹介してあげることも必要となるでしょう。
時間はかかりますが、子どもの状況、保護者の状況などを踏まえて、それぞれの段階に応じた対応を考える必要があると言えそうですね。
※漢字表記については、厚生労働省および政府広報などに合わせて「障害」とさせていただいておりますが、「障碍」「障礙」「障がい」とも表記されます。
参考文献・サイト
- LD(学習障がい)について
- 保育者の学習障害幼児に対する理解
- 子どもの発達障害






