【1歳児との接し方】ひとり歩きに言葉の発達……日々の成長を支えるポイントとは

自我が芽生えて好奇心も旺盛になるこの時期は、赤ちゃんが日々めざましく成長していきます。今回はそんな1歳児の発達段階を学ぶとともに、子どもたちと接するうえで配慮したいポイントや、遊びのアイデアをご紹介します。
1歳児の発達の特徴って?~0カ月から4カ月~
身長・体重
男子 | 身長:74.9cm~77.8cm |
女子 | 身長:73.6cm~76.3cm |
運動能力
手の運動神経も発達し、手先を起用に使えるようになります。興味・関心を持ったものに触れたり、扉を開けて中身を取り出したり、かなり細かな動作もできるようになるでしょう。物を手に握ったまま上手に動かせるようにもなるため、お絵かきや打楽器遊び、食器の扱いなどにも挑戦できますね。
知能
社会性
感情表現が幅広くはっきりしてくるものの、言語の発達がまだ不十分であるため、感情をうまく言葉にできずにかんしゃくを起こしてしまうのです。
食事
1歳児の発達の特徴って?~5ヶ月から2歳未満程度~
身長・体重
男子 | 身長:78.8cm~85.1cm |
女子 | 身長:77.2cm~83.8cm |
運動能力
2歳2カ月頃くらいになると、手をつかなくても階段の昇り降りができるようになります。
大人が想像する以上に腕力も発達して、動かせないだろうと思うものまで動かせてしまいます。ペットボトルを持ち上げたり椅子を引いたりするため、怪我にはよく注意しましょう。
また、手先の器用さもますます洗練されます。1歳7カ月頃からはさらに細かな手先の動きもできるようになり、絵本をめくったりブロックを3・4個ほど積み上げたり、お菓子の包み紙をむいたりできるようになります。
知能
社会性
また1歳7カ月くらいから自我が芽生えるため、自己主張が強くなります。「いやいや」をしたり、行きたい方向に保育者や保護者をひっぱったりするでしょう。また自立心も強まりますので、なんでも自分でやりたがります。2歳頃には第一反抗期も始まります。
自分の意思を少しずつ持つようになり、好奇心もますます強くなります。散歩中に興味を引くものがあるとしゃがみ込む、立ち止まるなどして関心を示します。興味のあるものを指さして「これなぁーに?」と問いかける回数が増えるでしょう。
大人がやっていることにも興味を示し、真似事や手遊びにも夢中になります。相手の遊びを真似して遊ぶ並行遊びが始まります。
食事
1歳児に必要な大人の関わりとは
発達段階の目安にばかり固執すると、子どもに負担がかかるばかりか、保護者に無意識に焦りや不安を与えてしまうことも考えられます。その子が今必要とする支援を考え、働きかけを工夫することが大切です。
◆歩行へのサポートを◆ |
まず歩き始めるのが遅い子もいますが、保護者に対して過度に心配し過ぎないよう、サポートしましょう。歩き始めると運動量が増えますので、外遊びの機会をなるべく増やしてあげましょう。ただし頭の重心が重いため、転倒することも多くあります。屋内では机の角など尖ったものは、コーナークッションを付けるなどして安全の確保をするとともに、屋外では、コンクリートなどではなく、芝生などの上で遊ばせることを心がけましょう。 |
◆手先の器用さを養おう◆ |
積み木遊びやクレヨンを使ったお絵かき、ボタンのかけ外し、紐通しなど、手先の器用さを養うことのできる遊びを多く取り入れましょう。手先を動かすことは脳の発達にとっても良い影響があります。手遊びを取り入れるのも良いでしょう。できたことに対してはしっかり褒めてあげることで、自信や自己肯定感に繋がります。 |
◆好奇心を大切にしよう◆ |
好奇心旺盛で、身の回りのものを触ったり、大人の真似をしたりする1歳児。ついつい「ダメ!」と制止したくなるシーンもあるかとは思いますが、まだこの頃の子どもは「ダメ」の意味が理解できません。危険なことは抱き上げて止めるなどが必要ですが、必要以上に「危ない!ダメ!」と制止するのではなくて、触って困るものはあらかじめしまっておく、代替品をみせて「こっちで遊ぼう?」などと興味をそらすなどして、好奇心を阻害しないようにしましょう。 「これなぁーに?」の質問や、指さしには「お花だね、きれいだね!」「ワンワンがいるね、大きいねえ」など、言葉をかけて共感を示し、興味を広げてあげるように働きかけましょう。 |
◆言葉かけはとっても重要!◆ |
言葉の発達は個人差の大きいものではありますが、普段から積極的に、言葉かけをしてあげることは重要です。意味がその時点でわかっていなくても、ジェスチャーを交えながら、スキンシップをとりながら、いろいろな言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。 子どもの興味のあるもの、好きなものに関する絵本を読み聞かせてあげるのも良いですね。言葉にうまくできなくて、指さしたり、引っ張ってアピールする時には「あれは〇〇だよ、かわいいね」「あっちに行きたかったんだね」「〇〇が欲しかったんだね、はいどうぞ!」など気持ちを言葉で代弁して受け止めてあげましょう。 |
◆かんしゃくを起こしたら…◆ |
自己主張が強くなってくると、思うとおりにいかないもどかしさや不満からかんしゃくを起こすこともあります。お友だちにおもちゃを取られた、自分でやりたかったのに、うまくできなかった、要求が通らなかった…その理由はさまざまですが、気持ちをうまく言葉にできないことでイライラして泣きわめいてしまうのだそう。 ここでやってはいけないのが「無視」。そのうちに感情表現を擦ることをあきらめてしまうようになり、うまく自我が形成できない原因ともなりかねません。「〇〇したかったんだよね」と気持ちを代弁しつつ、抱き締めて気持ちを受け止めてあげましょう。 |
◆「できた!」を自信につなげて◆ |
自立心が芽生えて、着替えや食事など、自分でやりたがる1歳児。まだなかなかうまくいかないこともあり、時間もかかりますが、可能な限りあたたかく見守ってあげましょう。うまくできずにぐずるようならば、「ここに足を入れてごらん」など、声をかけながら少しサポートして、うまくできたらすかさず「頑張ったね!できたね!」と褒めてあげましょう。その自信は新たなチャレンジへの意欲につながっていくでしょう。 |
1歳児におすすめの遊び
◆オススメの戸外遊び◆ |
●お散歩だけでもOK! |
秋ならば落ち葉を使った遊びも良いですし、1歳半を過ぎれば、ボールを軽く足で蹴ることもできます。シャボン玉は追いかけることで足を鍛えたりバランス感覚を養いますが、転倒には十分に気を付けて。
◆オススメの屋内遊び◆ |
●積み木 |
楽器遊びは聴覚も刺激してくれるため、音への興味関心も高めてくれます。手遊びに関しては、ぜひ関連記事も参考にしてみてくださいね!
https://hoiku-shigoto.com/report/childcare-x-entertainment/hand-playing/
スキンシップにも、手先の発達にも、想像力のトレーニングにも良い手遊び!その魅力やおすすめの手遊びをご紹介しています。
また、ボタンかけなどを遊びの中で学べるおもちゃを使っても良いでしょう。市販でもぬいぐるみなどが販売されていますが、フェルトなどで保育者が自作するのもオススメです!







