保育士さんの気付きで子どもを救おう!虐待のサインと対処のポイント

保育士さんは家庭における虐待の早期発見という重要な役目も負っています。毎日長時間子どもたちに接する中で、小さな異変から虐待に気付くこともあるかもしれません。しかし中には「判断に自信がない…」などその対応について苦悩される声も…。今日は保育士さんが、子どもたちの虐待のサインに気付くためのポイントと対処法についてお伝えします。
虐待には4種類ある!定義と今の現状を知ろう
◆虐待の4つの種類◆ | ||||||||||||||||||
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虐待はまれなケースではありません。厚生労働省によれば、平成24年度の児童相談所の虐待相談対応件数は、児童虐待防止法施行前(平成11年度)の5.7倍!年間66,701件もあり、また同年度、虐待で99人もの子どもの命が奪われています。 虐待に気づくためのポイントとは?![]() 日中、保護者と離れた状態の子どもたちと長時間過ごす保育士さんは、時に虐待に気づく"要"となることもあります。ここでは子どもと保護者それぞれの様子から、気付きのポイントをご紹介します。 子どもの様子から虐待に気付くポイント
保護者の様子から虐待に気付くポイント
虐待かもしれないポイントを見つけたら…不自然な点を見つけた際には冷静に分析する目が必要です。落ち着いて状況を観察するとともに記録をとり、施設内で相談しあう、児童相談所に連絡をするなどの行動を早めにしましょう。 ![]() 子どもたち…保護者…どう接したらいい?![]() 子どもに安心感を与えることが大切子どもから虐待を受けていることを訴えることはまれであり、子どもが「話したことでもっと虐待を受けるのではないか」「自分が悪い子だから叩かれるんだ…」などと思っているケースも多くあります。まずは保育施設は安心できる場所であり、保育士は守ってくれる人であるという安心感を伝えることが大切です。
保護者も苦しんでいることも… 虐待の背景には保護者の子育てへの不安や苦悩があることが多いものです。事実を無理に引き出したり、一方的に非難、指導をすることは反発を招き、関係が遮断されて子どもの心身の危険を大きくしてしまうことも…。子育てのつらさや頑張りを認め、共感的態度で接することが大切です。 虐待を疑ったら疑いの段階で"通告"を!![]() 虐待が疑われる場合は子どもを心身の危険から守るためにも、疑われる段階で児童相談所に通告を行います。通告は電話でも構いません。市役所や福祉事務所に相談するのも良いでしょう。通告や相談は施設長などに相談し、可能ならば施設として行うようにしましょう。 《point》通告を伝える際に可能ならば下記を伝えましょう。
通告に抵抗感がある…判断に自信がない…お悩みQ&A![]() "通告"というとハードルが高く感じます… とても責任が重く難しいイメージがありますが、通告とは児童相談所などに、援助が必要な子どもがいることを連絡することです。匿名、手紙、電話でも通告が出来ます。どうしても敷居が高く感じる場合は、虐待かどうかの判断や対応についての相談をしてみても良いでしょう。 家庭事情を密告するようで抵抗感があります… 虐待を行う保護者には、子育てがうまくいかず苦しんでいる方もいます。通告を"虐待行為の告げ口"ととらえずに、子育て支援の必要な保護者に対する援助を求めることだと、考えてみてはいかがでしょうか。 虐待と判断してよいか自信がなくて… 保育士さんが逆地の照明を行う必要はありません。間違っていたら…という不安や、疑うこと後ろめたさよりも子どもたちの安全を優先させましょう。 施設長などから通告しないでよいと言われたけれど… まれなケースではありますが、虐待が疑われる場合の通告は「義務」です。内部では通告しないことにしたが、個人として放っておけないこと、相談したことは秘密にして欲しいことを伝えれば情報が伝わることはありません。場合によっては児童相談所が後方支援というかたちで保育施設や保育士さんをサポートする場合もあります。 自分が通告したことは保護者などに知られるの? 通告者の保護は法律で定められており、市町村や福祉事務所、児童相談所が通告した人が特定される情報を漏らすことはありません。 | ||||||||||||||||||
編集者より
心が痛む虐待事件が多い今…子どもたちを虐待から守るため日々奮闘されている保育士さんも大勢いらっしゃいます。虐待の疑いが頭をよぎったら、一人で悩まずに上司や施設長、児童相談所などへ相談することで、子どもたちはもちろん、ご自身のことも守ってあげるようにしてくださいね。
子どもたちが傷を抱えることなく、健やかに育っていけることを願っています。







