夜間保育とは?概要と料金や時間帯など選び方のポイント3つを紹介

おもちゃで遊ぶ子どもと保育士
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夜間保育とは、夜間に子どもを保育園や保育所に預けられる制度です。利用の背景や子どもへの影響、延長保育との違いなどの概要を紹介します。料金や時間帯など、夜間保育を行う施設選びのポイント3つをご案内するので、夜間保育を利用する際は参考にしてみてください!

夜間保育とは

眠る子どものイラスト
夜間保育とは、保護者の仕事の都合などで夜の時間帯に育児ができない場合に保護者に代わって育児を行う制度です。

「夜間保育を利用したいけれど初めてだから不安」という方のために、夜間保育を利用できる施設や料金などの情報を紹介します。

夜間保育を利用できる施設はどこ?

夜間保育を行える施設は、夜間保育のみを行う夜間保育の専門の保育所か、通常の保育所に併設された保育所です。

これ以外でも認可定員の範囲内の施設であれば通常保育と夜間保育の両方を行っても問題ないようです。

夜間保育を利用できる時間帯はいつ?

夜間保育の開所時間は原則として11時間、基本的には夜10時まで預けることが可能です。延長保育で夜10時以降も預けられる施設など、利用できる時間が前後するので希望のニーズに合った施設を探してみましょう。

(※"夜間保育所の設置認可等について 厚生労働省公式HP"参照)

夜間保育は何歳から利用できる?

夜間保育の利用可能な年齢は施設によって異なります。0歳から可能なところもあれば、2歳や3歳から預けられるところまでさまざまです。

夜間保育の利用を検討する際に何歳から利用できるか確認しておきましょう。

夜間保育を利用する人と求められる背景

夜間保育を利用する人は仕事の都合により子どもを預けなくてはならない人が多いです。共働き家庭やシングル家庭が増えている現代に夜間保育は欠かせません。

「深夜の留守中に子どもが事件に巻き込まれないか不安」「規則正しい生活をさせたい」という方には必要不可欠な制度です。

夜間保育の活動内容は?何をするの?

おもちゃで遊ぶ子どもたちのイラスト
夜間保育は子どもたちが規則正しい生活をできるような保育を行います。昼間の通常保育と違い、夕食や沐浴、睡眠などの時間が設けられています。

夜間保育は昼間の保育と違って、年齢によりクラス分けがされず0歳から5歳までの一緒に過ごす場合が多くあります。そのため普段接することのない他学年と交流できます。

夜間保育と延長保育の違いとは

「延長保育」とは通常保育時間を延長して預けることのできる保育制度です。「延長保育」によって夜間に預ける場合のことを「夜間保育」と呼ぶこともあります。

夜間保育は保育時間が夜間のみというわけではなく、保育時間が昼間から夜間までというところも多くあります。

夜間保育と24時間保育の違いとは

夜間に行う保育には、開所時間が24時間の保育を指す「24時間保育」と呼ばれるものもあります。夜間だけでなく早朝なども対応してもらえるのが特徴です。

「夜間保育」は認可の保育施設で行われている場合が多く、「24時間保育」は認可外の保育施設で行われている場合が多いです。

夜間保育はかわいそう?子どもへの影響は?

バンザイする男性のイラスト
夜間に子どもを預ける際に「子どもへの影響はないだろうか」「夜に親から離れるのがかわいそう」という声もあります。

確かに夜は一層寂しい気持ちになり、親元を離れると不安が募ることもあると思います。しかし、夜に子どもだけで家にいるより安全で親も子も安心できるのが大きな魅力です。子どもがより安心できるような相性の良い施設に預けましょう。

夜間保育を行う保育園を選ぶ際のポイント3つ

夜間保育は昼間の通常保育と異なる点がいくつかあります。保育時間帯の違いや料金など何を基準に選べばいいのでしょうか。

通常の保育施設の選び方とは違うポイントを3つ紹介します。

夜間保育可能な時間帯

夜間保育の可能な時間帯は、施設によって異なります。認可保育園の夜間保育の場合は夜10時までの預かり時間ですが、夜10時以降の深夜や早朝なども対応している施設もあります。

施設によって違うので、保護者の仕事の形態などに合ったものを探しましょう。

夜間保育の料金

夜間保育施設の料金は、通常の保育時間の料金に比べて割増のところが多くあります。特に夜10時以降の深夜の時間帯は料金割増のところが多い傾向にあります。

いずれにしても施設によって様々なので事前に確認しておきましょう。

子どもと保育園の相性

夜間に親元を離れるのは子どもにとって不安で仕方がありません。子どもが安心できるように子どもと施設の職員の方の相性を見極めることが重要です。

慣れている保育園に預けたり、施設に通う前に見学をしたりして子どもが安心できる環境作りに配慮しましょう。

夜間保育士の仕事内容や働き方

赤ちゃんを抱える女性のイラスト
夜間保育を行う施設で夜間保育士として働くには保育士資格の所持が必要です。夜間保育は通常の保育時間のように遊びの時間がメインではなく、食事や入浴、睡眠の時間が設けられています。

夜間保育士は沐浴や入浴のお世話をする必要があり、遊ぶ時間であっても夜間なので絵本の読み聴かせなどの室内の静かな活動が中心となります。

夜間保育士として働くメリットとデメリット

夜間保育士として働くメリットとしては「昼間自由にできる」という点が挙げられます。昼間に別の仕事を行ったり子育てをしたり時間の使い方はさまざま。「給料が深夜割増」の場合が多いので、あえて夜間のみ働く方もいます。

通常の昼間の保育では行わない入浴や沐浴のお世話ができるため、子どもを支援する保育士としてのスキルが上がることも魅力です。

夜間保育士として働く際に気になる点

夜間に働くと生活習慣が崩れやすくなるため体調管理に一層の注意が必要になります。また昼間の通常保育に比べて預かる子どもの入れ替わりが激しく、夜間保育に慣れない子どもに応対できる力も必要となります。

夜間に仕事をしても体調を崩さないように自己管理ができる方や子どもたちの心のケアを意識できる方であれば夜間保育士として活躍することができるはずです。

夜間保育は夜遅くまで働く保護者の味方

ガッツポーズをする女性と男性のイラスト
夜間保育は夜間に働く保護者とその子どもの安全と安心をサポートする制度です。一方で夜間保育についての偏見も少なくなく、施設もまだまだ少ないのが現状です。

夜は特に子どもが不安になる時間帯なので、夜遅くまで働く保護者とその子どもたちには必要不可欠な夜間保育。働き方が多様化する近年、夜間保育の必要性は高まってきています。夜間保育への理解や夜間保育を行う施設と保育士の増員は、働きやすい世の中になるために今後必要となっていくでしょう。
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