公立保育士とは?メリットとデメリットを徹底解説

公立保育士と私立保育士ってなにが違うの?
保育士として就職を考えているなら、公立保育士と私立保育士の違いはしっかりと知っておきたいですね。
「公立保育士」と聞くと、認可の保育園で働く保育士だと思う方が多いかもしれません。
実は認可保育園には、地方自治体・株式会社・社会福祉法人などの団体が運営している保育園があり、このうち地方自治体が運営している保育園の正規保育士が公立保育士です。
また、地方自治体によっては保育園だけでなく、乳児院や障害児施設などで働くこともあります。
公立保育士は、各地方自治体の公務員試験に合格した公務員なのです。
「公立保育士」と聞くと、認可の保育園で働く保育士だと思う方が多いかもしれません。
実は認可保育園には、地方自治体・株式会社・社会福祉法人などの団体が運営している保育園があり、このうち地方自治体が運営している保育園の正規保育士が公立保育士です。
また、地方自治体によっては保育園だけでなく、乳児院や障害児施設などで働くこともあります。
公立保育士は、各地方自治体の公務員試験に合格した公務員なのです。
公立保育士として働くメリットとは?
では、地方自治体の公務員になって「公立保育士」として働くメリットをご紹介します。
公立保育士のメリット①【給料が高い】
地方公務員として働く公立保育士の給料は、私立保育士の給料よりも高めです。
地方自治体にもよりますが、期末勤勉手当(ボーナス)が年間で約4,5カ月分支給される他、勤務年数に対して決まった退職金制度もあります。
また、毎年決まって昇給があるので少しずつ確実に給料は上がっていきますよ。
令和3年地方公務員給与実態調査結果の概要によると、地方公務員の一般行政職で平均43才での月収平均は36万円ほどです。
(総務省 報道資料)
地方自治体にもよりますが、期末勤勉手当(ボーナス)が年間で約4,5カ月分支給される他、勤務年数に対して決まった退職金制度もあります。
また、毎年決まって昇給があるので少しずつ確実に給料は上がっていきますよ。
令和3年地方公務員給与実態調査結果の概要によると、地方公務員の一般行政職で平均43才での月収平均は36万円ほどです。
(総務省 報道資料)
公立保育士のメリット②【身分が保障される】
身分が保障されることは、公立保育士の最大のメリットと言えるのではないでしょうか。
公務員としての義務や労働制限があるかわりに、法律で身分が保障されていますよ。
住宅購入などの大きなローンも銀行の審査が通りやすく、社会的に信用度が高い立場ですね。
公務員としての義務や労働制限があるかわりに、法律で身分が保障されていますよ。
住宅購入などの大きなローンも銀行の審査が通りやすく、社会的に信用度が高い立場ですね。
公立保育士のメリット②【福利厚生が充実】
公立保育士には、レジャーや宿泊の助成や子育て介護の助成などさまざまなサービスが受けられる、共済組合や互助会の制度があります。
また、結婚休暇や生理休暇などの休暇制度が多いのも特徴!
育児休暇も申請すれば最長で3年間きちんと取ることができます。
また、結婚休暇や生理休暇などの休暇制度が多いのも特徴!
育児休暇も申請すれば最長で3年間きちんと取ることができます。
公立保育士として働くデメリットとは?
つぎに、「公立保育士」として働くデメリットを考えてみましょう。
公立保育士のデメリット①【異動がある】
公立保育士には、平均して2~4年ごとに職場の異動があります。
なので、同じ保育園でずっと働きたい人には不向きです。
0~2才児で保育してきた子どもが年長になる前に、異動のタイミングがきてしまうことも。
乳児期にお世話してきた子どもたちの、卒園する姿がみられないことも多いです。
なので、同じ保育園でずっと働きたい人には不向きです。
0~2才児で保育してきた子どもが年長になる前に、異動のタイミングがきてしまうことも。
乳児期にお世話してきた子どもたちの、卒園する姿がみられないことも多いです。
公立保育士のデメリット②【副業が禁止】
最近は本業に余裕が出てくると、副業を考える保育士も増えてきています。
ですが公立保育士は、法律によって副業は基本的に禁止とされています。
収入が安定しているとはいえ、自分で何をはじめようと考えたときに副業ができないのは辛いかもしれませんね。
国家公務員法第103条、国家公務員法第104条
(国家公務員法)
地方公務員法第38条
(地方公務員法 参照)
ですが公立保育士は、法律によって副業は基本的に禁止とされています。
収入が安定しているとはいえ、自分で何をはじめようと考えたときに副業ができないのは辛いかもしれませんね。
国家公務員法第103条、国家公務員法第104条
(国家公務員法)
地方公務員法第38条
(地方公務員法 参照)
公立保育士のデメリット③【倍率が高い】
自治体によって一般行政職「保育士」の採用枠は毎年違いますが、採用枠が「若干名」と記載された地方自治体も多いです。
「非常勤保育士」「産休代替保育士」「パート保育士」はいつも募集していて人手不足なのにもかかわらず、正規の職員である「公立保育士」の採用枠は少なく、また人気があるので倍率は大変高いです。
「非常勤保育士」「産休代替保育士」「パート保育士」はいつも募集していて人手不足なのにもかかわらず、正規の職員である「公立保育士」の採用枠は少なく、また人気があるので倍率は大変高いです。
公立保育士になるには?
狭き門である「公立保育士」ですが、なりたい!と思ったらどうすればいいのでしょうか。こちらでは、公立保育士になる方法をご紹介します。
公立保育士になるには公務員採用試験に合格しよう
まずは、自分が働きたい地方自治体の“職員採用情報”を確認します。
募集要項を確認し、必要な書類を揃えてエントリーしましょう。
書類は郵送や窓口では受け付けず、e-TAXでの受付に統一している地方自治体も増えてきていますね。
公務員採用試験には、一次試験・二次試験と三次試験がある場合もあります。
ある程度の教養としっかりとした専門性、また公務員としての適性を判断するために公務員採用試験は行われます。
ライバルも多いので、筆記でも面接でも上位の成績を目指していきましょう!
募集要項を確認し、必要な書類を揃えてエントリーしましょう。
書類は郵送や窓口では受け付けず、e-TAXでの受付に統一している地方自治体も増えてきていますね。
公務員採用試験には、一次試験・二次試験と三次試験がある場合もあります。
ある程度の教養としっかりとした専門性、また公務員としての適性を判断するために公務員採用試験は行われます。
ライバルも多いので、筆記でも面接でも上位の成績を目指していきましょう!
公立保育士が受ける採用試験の内容をご紹介
自治体ごとに公務員採用試験で行う内容は違ってくるので、エントリーする地方自治体の採用試験内容を確認してくださいね。
公立保育士の公務員試験の例をご紹介します。
公立保育士の公務員試験の例をご紹介します。
【一次試験】
・高卒程度の一般教養or総合能力試験(SPI3)
・保育福祉の専門試験
【二次試験】
・面接
・保育の実技テスト(ピアノや読みきかせ)
・体育の実技テスト(握力や背筋力などの体力チェック)など
・高卒程度の一般教養or総合能力試験(SPI3)
・保育福祉の専門試験
【二次試験】
・面接
・保育の実技テスト(ピアノや読みきかせ)
・体育の実技テスト(握力や背筋力などの体力チェック)など
ここ数年での変化としては、総合能力試験(SPI3)を一般教養の代わりに試験に取り入れる地方自治体が増えてきました。
この総合能力試験(SPI3)は、日本の企業が採用において最も多く行っている試験で基礎能力や一般知識、性格を知ることができるそうです。
「人物重視」として、一次試験で面接を3回(個人・集団・個人)、二次試験で一般教養(専門試験なし)という地方自治体もあります。
この総合能力試験(SPI3)は、日本の企業が採用において最も多く行っている試験で基礎能力や一般知識、性格を知ることができるそうです。
「人物重視」として、一次試験で面接を3回(個人・集団・個人)、二次試験で一般教養(専門試験なし)という地方自治体もあります。
公立保育士にはメリットもデメリットも
公立保育士とは、地方自治体が運営している保育現場の正規保育士です。
【公立保育士のメリット】
・給料が高い
・身分が保障される
・福利厚生が充実している
【公立保育士のデメリット】
・定期的な異動がある
・副業は法律で禁止している
・採用枠が少なく倍率が高い
【公立保育士のメリット】
・給料が高い
・身分が保障される
・福利厚生が充実している
【公立保育士のデメリット】
・定期的な異動がある
・副業は法律で禁止している
・採用枠が少なく倍率が高い
公立保育士には、メリットもデメリットもあります。
私立保育士に絞って就職活動をする人も、公立保育士と私立保育士との就職活動を平行しながら進めていく人もいますよ。
将来のライフプランを考えながら、自分に合った保育士像を目指し、積極的に就職活動をしていきましょう。
私立保育士に絞って就職活動をする人も、公立保育士と私立保育士との就職活動を平行しながら進めていく人もいますよ。
将来のライフプランを考えながら、自分に合った保育士像を目指し、積極的に就職活動をしていきましょう。






