【保育士】業種・職種は何に分類される?大分類・中分類・小分類は?

両手を広げる保育士さん
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クレジットカードを作るときや、各種ローンを組むときなどに問われる業種や職種。
記入欄があれば「保育士」と書けますが、大まかな業種区分を問われると迷う人も多いのではないでしょうか?
この記事では、保育士の業種・職種について詳しく解説します。

保育士の業種は「児童福祉事業」

紙に書かれたハートマーク
総務省の日本標準産業分類によると、保育士は以下のように分類されます。

参考:総務省「日本標準産業分類」

大分類「医療・福祉」

大分類とは、さまざまな職業を大きな種類に分類したものです。
「農業」「建設」「金融」などといった、分類項目があります。

大分類のなかで、保育士は「医療・福祉」に当てはまります。
大きなくくりで見ると、保育士は看護師や介護士と同じカテゴリーといえるでしょう。

中分類「社会保険」「社会福祉」「介護事業」

中分類とは、大分類で分けた職業をより細かく分けたものです。
「医療・福祉」の中分類は、以下の3つに分けられます。

●医療業
●保健衛生
●社会保険・社会福祉・介護事業

保育士は「社会保険・社会福祉・介護事業」に当てはまります。
カテゴリーだけ見ると、介護に関する職種のように捉えられるかもしれませんね。

小分類「児童福祉事業」

中分類で分けた職業区分を、さらに細かくしたものが小分類です。
保育士は「児童福祉事業」に分類されます。

「児童」と表記されていることで「子どもと関わる仕事に従事している」と想像できます。

なんらかの書類で業種を問われた際は、「医療・福祉」「社会福祉」「児童福祉事業」などのカテゴリーを選ぶと良いでしょう。

保育士の職種は「保育士」

子どもを抱く保育士さん
保育士が職種を尋ねられたときは、そのまま「保育士」と答えましょう。
弁護士や看護師のように、名前を聞くだけでどんな仕事をしているか分かるため「保育士」と答えるのが無難です。

しかし、オンラインでの回答で「保育士」という選択肢がないケースも少なくありません。
そのような場合は「その他」を選んでも良いですね。
また、保育士として働く場所によって答え方が変わることもあります。

公立保育園で働く保育士

公立保育園で働く保育士は、公務員として採用されています。
「保育士」と答えた方が仕事内容を理解されやすいものの、場合によっては「公務員」と答えても良いでしょう。

病院で働く保育士

医師や看護師の子どもを預かる「院内保育士」や、小児病棟で働く「病棟保育士」は、一般的な保育士とは働く場所が異なります。
そのため、大きなくくりとして「医療関係」と答えても問題ないでしょう。

社団法人などで働く保育士

公益社団法人が運営する保育園で働く保育士は、公務員でも会社員でもありません。
そのため「団体職員」と答えても良いでしょう。

職業を聞かれて「保育士です」と答えたくないとき

子どもを抱く女性たち
知り合いに職業を聞かれて、なんとなく「保育士」と答えたくないと感じたことはありませんか?
とくに子育て中の保育士が周囲に職業を知られると「子育てが得意」「さすが保育士」などと、周囲からのハードルが高くなってしまいます。

そこでここからは、職業を答えたくないというお悩みを抱えている人に向けて、保育士が職業を答えるときのポイントを解説します。

会社員

OLや営業マンが職業を聞かれると、その仕事内容を伏せたまま「普通の会社員です」と答えられます。
私立保育園で働く保育士が「会社員です」と答えるのは、やや難しいかもしれません。
しかし、株式会社が運営している保育園で勤務している場合は、会社員と答えても問題ないのではないでしょうか?

サービス業

保育士と保護者は、お店の定員さんとお客さんという関係ではありません。
そのため、一般的なサービス業とはまた異なります。
しかし、人に伝えるときであれば広い範囲で「サービス業です」と答えても差支えないでしょう。

福祉関係

「何の仕事をしているの?」と聞かれた場合、相手が知りたいのは仕事内容でもあります。
そのため、公務員や会社員と答えても「どんな仕事?」と深掘りされてしまうかもしれません。
「福祉関係の仕事」と答えれば、なんとなく保育・介護系の仕事だと伝わるのではないでしょうか?

各種サービス申し込みで職業欄に「保育士」がない場合

パソコンとスマホ
職業を口頭で答えるときは問題ありませんが、クレジットカードなど各種申し込みで職業を問われたときは、どこを選べば良いか迷いますよね。
働き方を尋ねられたときは、公務員や個人事業主ではなく「会社員」を選ぶと良いでしょう。

業種を尋ねられたときは「医療福祉」、そのほか項目がない場合は「サービス業」を選んでも良いですね。

まとめ

保育士は、大きく分けると「医療・福祉」にあたります。
そのほか、業種を聞かれたら「社会福祉」「児童福祉」などと答えると良いでしょう。
職種は「保育士」で、各種申し込みなど当てはまる選択肢が見当たらない場合は「その他」を選びましょう。

公的な書類に記載する場合は仕方ありませんが、なんとなく職業を答えたくない場合は「会社員」「サービス業」「福祉関係」とはぐらかしても良いですね。
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