公立保育園で働きたい!給料や待遇は?私立保育士との年収の違いは?

微笑む保育士さん
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保育士として働くにあたり、安定した公立保育園での勤務を考える人も多いのではないでしょうか?しかし「私立保育園よりも公立保育園が良い!」と、言い切れるものではありません。この記事では、公立保育園の待遇や、私立保育園との違いを解説します。
給与封筒
公立保育園で働く保育士は、市区町村に雇用されるため地方公務員になります。公務員と聞くと「高給取り」をイメージしますが、実際はどうなのでしょうか?

公務員保育士の給料の特徴

公務員保育士の給料は、あらかじめ定められている「給料表」に沿って決定されます。経験や熟練度などを数字で示し、昇進や昇給する仕組みになっています。そのため、年齢を積むごとに給料が上がるる「年功序列」のシステムが基本です。

公立保育園で働く保育士の初任給・ボーナス

公立保育園で働く保育士の初任給は、大卒18万6456円、短大卒16万7223円です。学歴の差が大きいのも特徴のひとつといえるでしょう。地域差もありますが、賞与は年間約4ヶ月分が支給されます。

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私立保育園で働く保育士との年収の違い

賞与込みの月額給料は以下のとおりです。

保育園(公立)

30万3113円

保育園(私立)

30万1823円

※参考:令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果<速報値>

つまり、年収としては私立・公立にそこまで大きな差がないことがわかります。とはいえ、公立保育園は長く勤めるほど給料があがる仕組みになっています。生涯年収で考えると公立保育園の方が多くなるといえるでしょう。

公立保育園で働くためには

面接の様子
公立保育園で働くためには、以下の方法があります。

公務員採用試験を受験する

まずは、公務員採用試験を受験する方法です。お住まいの市区町村で実施される職員採用試験の募集案内を確認してみましょう。毎年募集していない、倍率が高すぎるなど、地域によって難易度はそれぞれです。また、公務員試験に合格しても必ず就業できるわけではありません。採用候補者名簿に登録され、保育園側から声がかかれば正式決定となります。

会計年度任用職員に応募する

公務員試験はハードルが高いと感じる人は、会計年度任用職員を目指す方法もあります。いわゆる非常勤、臨時と呼ばれる職員のことで、およそ1年間の任用期間のなかで公立保育士として働けます。働き方によってはボーナスもしっかり支給され、3回までであれば更新も可能です。

公務員保育士になるメリット

福利厚生
安定が魅力の公務員保育士ですが、そのほか以下のようなメリットもあります。

働き続けることで給料が上がる

公務員保育士は、年功序列のため長く勤めるほど給料が上がります。さらに、役職につけばさらなる給料アップが期待できるといえるでしょう。勤務年数に応じた退職金制度も設けられているため、退職後も安心です。

福利厚生が充実している

公務員保育士は福利厚生が充実しています。私立保育園でもさまざまな休暇制度が設けられていますが、公立保育園は形だけでなく実際に取得しやすいのが特徴です。

長く働ける環境が整っている

保育士が退職する理由の多くは「給料が安い」「仕事量が多い」などです。しかし、公立保育士であれば給料の心配は少ないといえるでしょう。また、私立保育園のような特別なカラーがなく、大々的な行事や取り組みが少ないため、無理なく働けるのではないでしょうか?

公務員保育士になるデメリット

ランドセルを背負った男の子
さまざまなメリットがある公務員保育士ですが、以下のようなデメリットもあります。

採用試験の倍率が高い

公立保育園の数は年々減少傾向にあり、採用試験の倍率が高くなっています。また、保育士の離職率が低いことも、募集人数が少ない要因と考えられます。なかには、数年に1度しか募集しない市区町村もあり、通勤圏内で良い募集を探せないかもしれません。

配属先は保育園とは限らない

公務員採用試験に合格しても、配属先が保育園でない場合もあります。

● 子育て支援センター
● 乳児院
● 児童養護施設
● 母子生活支援センターなど


ときには、小学生を相手にするような施設に配属されることも。異動希望届は提出できますが、配属先を自分で選択できないというデメリットがあります。また、保育園に配属されても、少子化や民営化により公立保育園が撤廃されることになれば、ほかの施設へ配属されることも考えられます。

定期的に異動がある

公務員保育士は、3~4年程度で異動が命じられます。採用された市区町村内での異動のため、転居の必要はないと考えられます。しかし、保育士として子どもの成長を見守れないのは辛いことです。新しい環境が苦手な人にとってはデメリット、新しいことにチャレンジしたい人にはメリットになるともいえます。

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私立保育士から公立保育士になれる?

ノートパソコンと書類など
私立保育園で勤務しているうちに「やっぱり公立保育園で働きたい!」と考える人も多いでしょう。倍率の高さに変わりはありませんが、努力次第で公立保育園への転職が叶うといえます。

20代で公務員試験を受ける

20代で公務員試験を受ける場合は、ピアノや絵本の読み聞かせなど、実技試験で私立保育園での経験を活かせます。若いうちに公務員保育士になれば、将来的な給料も期待できるといえるでしょう。

30代で公務員試験を受ける

30代で公務員試験を受ける場合は、まず受験資格を確認しましょう。市区町村にもよりますが、受験資格として「〇年から〇年までに生まれた人」などと記載されていることがあるため注意が必要です。

保育士公務員採用試験に受かる人の特徴

公務員試験では、高校卒業程度の教養試験や、保育に関する専門試験があります。そのため、過去問などでの勉強が必要になります。まずはほどほどの学力があることが条件といえるでしょう。

そして、なんといっても大切なのは「面接」「実技」です。保育士としての素質をチェックしているため、明るく元気な対応ができる人が求められると考えられます。

まとめ

公立保育園と私立保育園で働く保育士の平均給料に大きな差はありません。とはいえ、公務員保育士は年齢と共に給料がアップする仕組みのため、長く続けるほど生涯年収が高くなるといえます。公務員試験は倍率が高く大変ですが、年齢制限になるまで何度でもチャレンジできます。気になる人は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

とはいえ、公立保育園の保育内容は普遍的です。私立保育園では、リトミックや英会話、絵画、ダンス、スイミングなど独自のカリキュラムを取り入れていることが多いため、やりがいは大きいかもしれません。自分の仕事に対する考え方から、良い働き方を検討しましょう。
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