ありえない?!保育園が受ける、保護者の理不尽クレーム事例

いつも円滑に信頼関係が構築できるのが理想的ですが、全員とスムーズな関係づくりをするのはなかなか難しいですよね。中には理不尽で自己中心的な要求を突き付けてくる保護者もいるでしょう。あなたも、一度はそうした保護者に遭遇したことがあるのではないでしょうか?
今回の記事では読者のみなさまからお聞きした、今までに受けた「ありえない!」要求やクレームとその対応をまとめてまいります!
90%は経験あり!保護者からの理不尽な要望
実際にあった!理不尽な要求&クレーム事例と対処法
◆うちの子は虫刺されNGで!◆ |
山の中の保育園で、蚊に刺されないで欲しいという要求が…。 |
◆我が子至上主義◆ |
行事での役決めで「うちの子可愛いから主役以外ないですよね」「席替えでうちの子が好きな〇〇君と同じグループにしてください」との要求。 |
◆絵が下手なのは保育士のせい?!◆ |
「絵を描くのが下手なのは保育士のせいだ!」と役所までクレーム。何かあるとすぐに役所にクレームを入れるという繰り返し…。 |
◆トイレトレーニングはよろしくね~◆ |
家ではできないので、トイレトレーニングをしてくださいと言われた。しかしパンツや着替え、タオルなどを用意してくれるよう頼んでも何も持参せず…。他の職員には「○○先生は何度も頼んでるのにトイレトレーニングしてくれない!」と言われた…。 |
◆コインランドリーではないです…◆ |
保育園で汚した服は全部洗濯して返してほしいとの要求が…。 |
◆お人形さん扱い…◆ |
ケガをさせられるのが嫌だから散歩は行かせないで、ラックから降ろさないで、他のクラスの子を近寄らせないで!」という保護者が…。合同保育だし、人員も少ないので困った。 |
クレーム対応のコツ
その要求やクレームが理不尽であればあるほど、「何でそんなことで私が責めらなきゃいけないの!?」と腹立たしくなってしまいますよね。しかしそこで相手を打ち負かそうとしたり、論破して追い返してしまおうとしたりすると、結果的に主任や園長まで出てくる大騒ぎになりかねません。
クレーム対応のコツをしっかり押さえて、平和的解決を模索していきましょう!
詳細は以下の記事をご参考ください。 ▼カウンセリング技術を応用!保護者クレームへの対応のコツ(前編) ▼カウンセリング技術を応用!保護者クレームへの対応のコツ(後編)
理不尽な要求は増えている…?その背景とは
中には「要求はしないものの、自分勝手な方が多くなってしまった気がする。園から丁寧に手紙を出しても読んでくれずに、子どもが忘れ物や間違いで、悲しい思いをすることもある」という回答もあり、理不尽な要求をすることだけでなく、保護者が果たすべき役割を果たしてくれないという課題もあることが伺えました。
◆理不尽な要求をする保護者が増えた背景とは…?
また、ネット社会により情報交換が簡単にでき、ネットで例えば園への不満を公開して意見を求めれば、全国各地の同じ立場の保護者が後押しをしてくれるような環境にもあります。また、共働きがいわば"当たり前"の社会となり、両親とも忙しい中、それでも我が子には少しでも良い思いをさせてあげたいという思いもあるのかもしれません。
理不尽な要求、クレームは、その保護者のみに原因があるだけではなく、社会全体として抱える問題の影の部分であるとも言えるのではないでしょうか。
保護者が保育園にクレームを入れる心理
よりより信頼関係を築いていくために、どうして保護者がクレームを入れるのか?について、立ち止まって考えるのもよいのではないでしょうか。
クレームを入れる心理
その気持ちは、普段から我慢していた気持ちから厳選したもの。くれぐれも真摯に対応してください。
保育園に子どもを預けているということは、共働きのご家庭である可能性が高いですよね。つまり、ご両親とも忙しい毎日を過ごされています。少し気に入らないことがあったとしても、わざわざ勇気を出してクレームを言いに来るような保護者はそういません。
保護者は普段から、言いたい不満をため込んで我慢しているのです。
ゆえに保護者から何かひとつでもクレームを入れられたら、本当は他にも言いたいことがたくさんあると考えていいでしょう。これまでの不満が積もり積もって爆発したのが、保育士の目に見える「要求」なのです。
もちろん筋の通らない要求やクレームには毅然と対応しなければなりませんが、保護者がどんな気持ちで意見を言いに来たのかは、頭の片隅にきちんととどめておくといいですね。
編集者より
子どもを愛すること、守りたいと思うことは間違ってはいませんが、保育の役割や、施設には他の子どもたちも通っているということ、子どもの将来を考えた時に、どのようなことが大切か…一方的に注文をする「お客さま」の立場ではなく、保育士とともに子どもの成長を支える存在として、発言の前に少し考えることが必要なのではないでしょうか。
もちろん保育士さんも、保護者が忙しい業務に追われていること、孤立化していることなどの環境的要因にも目を向けなくてはなりません。難しいことではありますが、子どもの成長を支えるためには、どちらか一方の歩み寄りではなく、互いの信頼関係の構築が必要と言えそうですね。
・実施期間:2015年9月18日~9月30日
・実施対象:
保育士(80.0%)・幼稚園教諭(15.0%)・その他保育関連職(5.0%)
・回答者数:20人(平均年齢:31.5歳)
・男女割合:女性/100%
※ご協力いただきました皆さま、貴重なご意見をありがとうございました!









