保育園の連絡帳が苦手な保育士必見!書き方のコツ3つと例文を紹介

連絡帳を抱える男性のイラスト
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保育園の連絡帳は保育士と保護者を繋ぐ目的があります。
書く内容に困っている保育士の方に保護者に伝わる書き方の3つのコツと例文や定型文、返信の仕方を紹介します。
保育園でのトラブルがあった場合でも落ち着いて対処できるように、ポイントを確認しましょう。

保育園の連絡帳の目的や役割とは?

保育園から帰る親子と見送る保育士のイラスト
保育士は保護者と連携し、育児をサポートしなければなりません。連絡帳は保護者とコミュニケーションをとり情報伝達を図る重要な役割があります。保護者が知りたい情報は何かを考えながら書きましょう。

では保護者が知りたい情報を書くためにどのような内容を書けばいいのでしょうか。

「何を書けばいいかわからない」「時間がないからアイディアが欲しい」という方のために、押さえるべきコツや定型文、例文をご紹介します。

保育園の連絡帳の書き方のコツ3つ

閃く女性のイラスト
「何を書けばいいかわからない」という方のために、まずは押さえるべき3つの書き方のコツを紹介します。

保護者が知りたい情報を書くことを念頭に置きつつ、連絡帳を書いていきましょう!

保護者が知りたい内容を書き必ず返信する

連絡帳で必ず書くのは保護者への返信です。保護者からの質問がある場合はもちろん、ただ読むだけではなく、保育園で行った対処や家での対応のお願いなどを添えましょう。

連絡帳は意思疎通する大事なツール。一方通行にならないように子育てに対する保護者への労いやを添え、上から目線にならないように言葉選びにも気をつけましょう。

5W1Hを意識して具体的なエピソードを書く

「5W1H」を意識すれば、短文でも相手に伝わるわかりやすい文章を書くことができます。

「5W1H」とは「いつ・だれが・どこで・なにを・なぜ・どのように」の文章の基本である6つの要素のことです。

保育園での活動や食事、子どもができるようになったこと、先生や友達との触れ合いなどを書けば、具体的にエピソードを書くことができるはずです。

子どもを前向きな言葉で褒めて日々の成長を伝える

新しくできたことなど成長が感じられるような文章を心がけ、見返した時に嬉しい楽しい気持ちになれるようなことを書けるといいですね。
否定や他の子どもと比較するような内容は、保護者にプレッシャーがかかり不安になるので避けましょう。

連絡帳に書く1日のエピソードの例文を年齢別に紹介

保育園から帰る親子と保育士のイラスト
連絡帳に「何を書いていいかわからない」という方のために、書き始めから書き終わりまでの定型文と、1日のエピソードを書く場合の例文を子どもの年齢別に紹介していきます。

保護者からのメッセージがない場合ももちろん子どもたちの様子を共有しましょう。

1日のエピソードを書く場合の書き始めと書き終わりの定型文

書き始めは「今日は砂場遊びをしました」など1日の出来事から書いてもいいですが「いつもお世話になっております」などの挨拶から書き始めると丁寧な印象になります。

書き終わりは「今日も元気いっぱいでした」「おうちでの様子をまた教えてくださいね」のように主となる内容に触れつつ前向きな締め方になるように工夫しましょう。

0歳児は新しくできるようになったことを報告

0歳から1歳は成長が目まぐるしい時期。保育園で生活している間に初めての瞬間を迎えることは多くあります。

「今日は初めてつかまり立ちができました」など今までできなかったことを報告し、喜びを共有しましょう。

1歳児から2歳児は感情表現や口にする言葉を報告

1歳から2歳は感情や言葉の表現がだんだんと増えてきます。言えるようになった言葉や感情表現によって成長を感じられます。

「ありがとうと言えるようになりました」というようにお礼や挨拶などを言えるようになったことの報告や「絵本を読んで欲しいと本を持ってきました」など喜怒哀楽やして欲しいことの表現ができるようになった報告をしましょう。

3歳児以上は子どもの挑戦や友達との関わりを報告

3歳以上になると日に日にできることが増え、親以外との関わりの中で対人スキルも身についていきます。

「毎日の練習で鉄棒ができるようになりました」などの挑戦と成長や、「今日は友達と砂場で遊んでいました」などの他の子どもとの関わりを書いていきましょう。具体的な内容を書くことで保護者が子どもの1日を想像しやすくなります。

保護者からの家庭での様子の共有や質問に対する返信

笑顔の女の子と男の子のイラスト
連絡帳で必ず書くのが、保護者からのメッセージに対する返信。どのように返信すれば良いのでしょうか。

書き始めは、1日のエピソードを書く場合と同様「お世話になっております」と添えるのが基本です。体調に関する情報に対しては「ご連絡ありがとうございます」と情報を共有していただいたことに関してお礼を述べましょう。

家でのエピソードに対する返信

楽しいエピソードには「楽しそうな姿が目に浮かびます」「すごいですね!園でも毎日練習しているので努力が実って嬉しいです」など、保護者と一緒に喜んでいる様子を書けるといいですね。

やんちゃなエピソードには「それは大変でしたね。お母さんもお疲れ様でした」など、ねぎらいの言葉を添えましょう。

園児の体調に関する返信

体調に関する内容が書かれていた場合はまず保育士同士で情報を共有して目を配らせましょう。子どもに対しての声かけも忘れずに。

「今日は屋内で暖かくして過ごし頻繁に鼻を噛むように気をつけました」など保育園での対処を報告しましょう。さらに家庭でも気をつける点があれば添えましょう。

保育園からの提案やトラブルの報告をする場合の例文

話をする男女のイラスト
保護者の書いたことに対する返信や1日のエピソードだけでなく、保育園からの共有事項がある場合も必ず書くようにしましょう。

共有事項は保護者へのお願いや提案、保育園で起こった怪我やトラブルの報告です。どのように書けばいいか見ていきましょう。

保育園から保護者の方へのお願いや提案

「保育園で風邪が流行しているのでおうちでもうがい手洗いを心がけるようよろしくお願いします」など、理由とお願いすることをセットで提案します。

併せて保育園で心がけていることも添えることができればいいでしょう。

保育園でのトラブルや怪我の報告をする場合

「子ども同士でかけっこをしていたところ膝を擦りむいてしまったようです」など原因と怪我のやトラブルの詳細を報告しましょう。

また「消毒と絆創膏により応急処置致しました。痛みや腫れなどは無いようですが、ご家庭でも念のため様子をご確認ください」など保育園で対応や今後の注意点を添えましょう。

保育園の連絡帳を書く時に注意する基本のポイント3つ

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最後に確認しておくのは、連絡帳を書く際の留意点3つです。いくら内容が良くても基本が押さえられていないと、文章の印象は落ちてしまいます。

口頭で伝えるのと文章で伝えるのでは気をつける点も違うので注意しましょう。

誤字脱字に気をつけて丁寧な字で書く

誤字脱字せず丁寧な字を書くことは文章を書く上で基本的なことです。忙しい中で連絡帳を書かなくてはいけませんが、雑な文字では気持ちが伝わらず印象もよくありません。略字も避けるのが良いでしょう。

子どもの名前の漢字にも気をつけましょう。名簿と照らし合わせながら確認すると間違いを避けられます。

言葉遣いに気をつける

丁寧に書くことに通じますが「まじで」「やばい」などのくだけた言葉表現は避けましょう。保護者とのやりとりを長時間するのは困難だからこそ、連絡帳によって保育士の人柄や印象が左右されます。

何かを「してあげた」など細かい言い回しにも注意。読み返した時に違和感はないか確認してみましょう。

トラブルは口頭で保護者に伝える

ケガや子どものケンカなどトラブルがあった場合は必ず連絡帳に記載し、口頭でも伝えましょう。文面だけでは誤解やすれ違いが生まれる可能性があるためです。
トラブルの内容や保育園での対応を伝えると共に、謝罪も必ず直接しましょう。

保育園の連絡帳はコツさえつかめば楽しいもの!

笑顔で見上げる子どもたちのイラスト
連絡帳の重要性は理解していても、しっかり書く時間が無かったり、何を書けばいいか内容に困っていたりする保育士の方も多いのではないでしょうか。

保育士と保護者の情報の共有に重要な役割を持つ連絡帳。紹介した書き方の3つのコツと例文や定型文を参考にしながら、楽しんで書いてみましょう。

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