【2歳児クラス】保育の特徴とは?ねらいから遊びまでご紹介!

2歳児クラスの子どもたちは心身の成長と共に、脳もぐんと成長する時期。
そして、2歳児はイヤイヤ期の真っただ中にいます!
2歳児クラスを受け持つことになった保育士さんは、集団の中で個々の子どもに上手に接していかなければなりません。
こちらの記事では、2歳児の成長の特徴やクラスの年間目標・ねらいをまとめました。
2歳児の好きな室内遊びも紹介しているので、2歳児保育に関わる保育士さんは、ぜひ参考にしてください。
そして、2歳児はイヤイヤ期の真っただ中にいます!
2歳児クラスを受け持つことになった保育士さんは、集団の中で個々の子どもに上手に接していかなければなりません。
こちらの記事では、2歳児の成長の特徴やクラスの年間目標・ねらいをまとめました。
2歳児の好きな室内遊びも紹介しているので、2歳児保育に関わる保育士さんは、ぜひ参考にしてください。
2歳児とは?身体の成長の平均を知る
まずは2歳児の身体の大きさ平均を知りましょう。男の子の全国平均と女の子の全国平均はこちらです。
【2歳児の男の子の平均身長・平均体重(中央値)】
【2歳児の男の子の平均身長・平均体重(中央値)】
2歳0〜5ヶ月 | 2歳6〜11ヶ月 | |
身長 | 86.7cm | 91.1cm |
体重 | 11.9kg | 12.9kg |
【2歳児の女の子の平均体重・平均身長(中央値)】
2歳0〜5ヶ月 | 2歳6〜11ヶ月 | |
身長 | 85.3cm | 89.8cm |
体重 | 11.3kg | 12.4kg |
【2歳児の洋服のサイズ】
90~95cm
【2歳児のくつサイズ】
13~15cm
個人差はありますが、2歳児クラスの1年間で平均して8cmほど身長が伸びます。
参考:厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書
90~95cm
【2歳児のくつサイズ】
13~15cm
個人差はありますが、2歳児クラスの1年間で平均して8cmほど身長が伸びます。
参考:厚生労働省/平成22年乳幼児身体発育調査報告書
2歳児クラスの保育の基準とは
つぎに、2歳児クラスの保育基準を知りましょう。
保育士の配置人数、保育目標やねらいについてご紹介します。
保育士の配置人数、保育目標やねらいについてご紹介します。
2歳児クラスの保育士の人数について
厚生労働省が定めた2歳児クラスの保育士数の最低基準は、子ども6人に対して保育士1人です。
(厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第(三十三条)」)
この基準は保育士の配置のベースになり、各自治体や施設によって配置人数に多少の違いがあることも覚えておいてくださいね。
(厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第(三十三条)」)
この基準は保育士の配置のベースになり、各自治体や施設によって配置人数に多少の違いがあることも覚えておいてくださいね。
2歳児クラスの年間保育目標について
2歳児クラスの保育目標については、保育所保育指針を参考にしながら作成します。
保育所保育指針の第1章の中の「指導計画の作成」では「3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること」とされています。
2歳児保育では、個別的な視点から年間保育計画を考えていきましょう。
(2歳児クラスの年間目標例)
・保育者からの適切な援助の中で、基本的な生活習慣を身につける。
・園生活の中のさまざまな経験を通して友達への関心を広げていく。
・自己主張をしていきながら、友達との関わりを広げていく。
・指先、手先、全身を使って全身のバランスを整えいろいろな遊びを楽しむ。
など
保育所保育指針の第1章の中の「指導計画の作成」では「3歳未満児については、一人一人の子どもの生育歴、心身の発達、活動の実態等に即して、個別的な計画を作成すること」とされています。
2歳児保育では、個別的な視点から年間保育計画を考えていきましょう。
(2歳児クラスの年間目標例)
・保育者からの適切な援助の中で、基本的な生活習慣を身につける。
・園生活の中のさまざまな経験を通して友達への関心を広げていく。
・自己主張をしていきながら、友達との関わりを広げていく。
・指先、手先、全身を使って全身のバランスを整えいろいろな遊びを楽しむ。
など
2歳児クラスの保育のねらいについて
2歳児クラスは保育のねらいに関しても、個別的な視点で計画する必要があります。
年間計画の中で4期に分けて作成するので、1期から4期に向けて子どもが成長していけるようなねらいを作っていきましょう。
2歳児クラスの保育のねらいに合った参考例はこちらです。
(2歳児クラスのねらいの例 1期→4期)
・好きな遊びをみつけ、保育者と楽しむことや、一人で遊んで楽しむことを知る。(1期)
・好きな遊びを通して人と共有する楽しさを知り、また自分のやりたいことに取り組む。(4期)
・保育者や気の合う友達と遊ぼうとする。(1期)
・保育者や気の合う友達との関係を深め、遊びを楽しむ。(4期)
受け持つ2歳児のクラスの子どもの月齢や人数なども考えて、1期から4期までの1年間の計画を進めていきましょう。
年間計画の中で4期に分けて作成するので、1期から4期に向けて子どもが成長していけるようなねらいを作っていきましょう。
2歳児クラスの保育のねらいに合った参考例はこちらです。
(2歳児クラスのねらいの例 1期→4期)
・好きな遊びをみつけ、保育者と楽しむことや、一人で遊んで楽しむことを知る。(1期)
・好きな遊びを通して人と共有する楽しさを知り、また自分のやりたいことに取り組む。(4期)
・保育者や気の合う友達と遊ぼうとする。(1期)
・保育者や気の合う友達との関係を深め、遊びを楽しむ。(4期)
受け持つ2歳児のクラスの子どもの月齢や人数なども考えて、1期から4期までの1年間の計画を進めていきましょう。
2歳児クラスの保育【室内遊びおすすめ3選】
外遊びも室内遊びも大好きな2歳児。
今回は、室内での保育で2歳児におすすめの遊びをご紹介します。
今回は、室内での保育で2歳児におすすめの遊びをご紹介します。
2歳児クラスには「ぬりえ」がおすすめ
この時期の子ども達はぬりえが大好きです。
なるべくたくさんの色のクレヨンや色鉛筆などを用意してあげましょう。
子どもによって塗る絵にも好みがあるので、「車や乗りもの」「人形や動物」などいくつかの種類から選べるように準備できるといいですね。
紙と向き合って、集中して色を塗ることで集中力・注意力・発想力が身につきますよ。
指先の力をつけるのにも、ぬりえはおすすめです。
子どもが塗った絵は、保育室に飾るか持ち帰ってもらい保護者にもみてもらえるよう工夫をしましょう。
なるべくたくさんの色のクレヨンや色鉛筆などを用意してあげましょう。
子どもによって塗る絵にも好みがあるので、「車や乗りもの」「人形や動物」などいくつかの種類から選べるように準備できるといいですね。
紙と向き合って、集中して色を塗ることで集中力・注意力・発想力が身につきますよ。
指先の力をつけるのにも、ぬりえはおすすめです。
子どもが塗った絵は、保育室に飾るか持ち帰ってもらい保護者にもみてもらえるよう工夫をしましょう。
2歳児クラスには「粘土」もおすすめ
粘土は手先の力をつけるのにおすすめの遊びです。
大きく使う時には握力を使い、細かくちぎる時には指先の力を使います。
また、だんごのような形状をつくるのには手のひら全体を使いながら、粘土の感触を感じます。
工夫して作品を考えることによって、創造力がつきます。
粘土の感触を感じることで、脳が刺激されるので雨の日の室内遊びには積極的に粘土を取り入れていきましょう。
大きく使う時には握力を使い、細かくちぎる時には指先の力を使います。
また、だんごのような形状をつくるのには手のひら全体を使いながら、粘土の感触を感じます。
工夫して作品を考えることによって、創造力がつきます。
粘土の感触を感じることで、脳が刺激されるので雨の日の室内遊びには積極的に粘土を取り入れていきましょう。
2歳児クラスには「ごっこ遊び」がおすすめ
2歳児は、自分だけの世界から徐々に友達との関わりをもっていく時期です。
だんだんと周りをみることができるようになり、自分以外の人や生き物になりきって遊ぶごっこ遊びを楽しむ姿も出てきます。
例えば、“ワンちゃんごっこ“や“バブちゃんごっこ”は2歳児クラスのごっこ遊びの定番! 言葉をあまり発さずに動作だけでも十分になりきることができますね。
遊びが発展していくと、“おままごと”のようにパパ役やママ役の子どもがでてきたり、保育士役の子どもが保育園ごっこをはじめたりと楽しさが広がっていきますよ。
だんだんと周りをみることができるようになり、自分以外の人や生き物になりきって遊ぶごっこ遊びを楽しむ姿も出てきます。
例えば、“ワンちゃんごっこ“や“バブちゃんごっこ”は2歳児クラスのごっこ遊びの定番! 言葉をあまり発さずに動作だけでも十分になりきることができますね。
遊びが発展していくと、“おままごと”のようにパパ役やママ役の子どもがでてきたり、保育士役の子どもが保育園ごっこをはじめたりと楽しさが広がっていきますよ。
2歳児クラスの保育士は自立の手助けをしましょう
2歳児は「魔の2歳児」と呼ばれるほど、癇癪や人との衝突の多い時期です。
自己主張が強くなるもものの、まだ表現力や我慢する力はまだまだ未熟。
保育園では、保育士が子どもの気持ちの橋渡し役をする必要があります。
自己主張が強くなるもものの、まだ表現力や我慢する力はまだまだ未熟。
保育園では、保育士が子どもの気持ちの橋渡し役をする必要があります。
2歳児の特徴「友達との関わりが増える」
1歳児クラスで十分に一人遊びを経験した2歳児。
徐々に自分以外の人の存在に気付き、自分から友達との関わりを持とうとします。
子どもたちだけで遊びが発展することも増えるので、自由あそびを保育に取り入れ、ゆったりとした時間の中で子ども同士の関わりを見守っていきたいですね。
また、徐々に相性の合う友達や苦手な友達の存在にも気付き始め、毎日一緒に遊ぶ仲良しの友達もできてきます。
一人で集中して遊ぶ時間やグループで遊ぶ時間、またクラス全体での活動をバランスよく盛り込みながら保育計画を練りましょう。
徐々に自分以外の人の存在に気付き、自分から友達との関わりを持とうとします。
子どもたちだけで遊びが発展することも増えるので、自由あそびを保育に取り入れ、ゆったりとした時間の中で子ども同士の関わりを見守っていきたいですね。
また、徐々に相性の合う友達や苦手な友達の存在にも気付き始め、毎日一緒に遊ぶ仲良しの友達もできてきます。
一人で集中して遊ぶ時間やグループで遊ぶ時間、またクラス全体での活動をバランスよく盛り込みながら保育計画を練りましょう。
2歳児の特徴「自己表現の難しさにぶち当たる」
2歳児クラスの子どもたちは、月齢や個々の発達のスピードにバラつきがあります。
言葉や表情が出ない子もいれば、言葉を上手に使って表情が豊かな子も。
友達との関わりが増えるので、言葉が出ない子は泣いたり、手が出たり、噛みつきがあったりと言葉以外の行動が目立つようにもなります。
2歳児クラスの子どもたちは、自己表現の方法を習得するとても大切な時期です。
保育士は、子どもの気持ちに寄り添い、共感し、気持ちの橋渡しをしてあげましょうね。
言葉や表情が出ない子もいれば、言葉を上手に使って表情が豊かな子も。
友達との関わりが増えるので、言葉が出ない子は泣いたり、手が出たり、噛みつきがあったりと言葉以外の行動が目立つようにもなります。
2歳児クラスの子どもたちは、自己表現の方法を習得するとても大切な時期です。
保育士は、子どもの気持ちに寄り添い、共感し、気持ちの橋渡しをしてあげましょうね。
2歳児の特徴「できなくても自分でやりたい」
自我が芽生えてくると、大人の手をかりずに「自分で!」やりたい気持ちが強くなってきます。
子どもは自分でやりたいけれど、まだ自分ではできない状況にもたくさん遭遇します。
できるだけ子どものやる気を応援し、その意欲を褒めてあげてください。
難しい作業の場合は「ここまで先生がやるから、最後はお願いしてもいいかな?」と最後に子どもが「できた!」という成功体験を増やしていきたいですね。
また、保育園の生活では子どもがいくら『自分で』やりたくても区切らないといけない時間があるのも事実。
その場合は、「あと2回やってみて難しかったら先生がお手伝いしてもいい? 」など事前に伝えて、子どもが自分で頑張る姿を見守りましょう。
子どもは自分でやりたいけれど、まだ自分ではできない状況にもたくさん遭遇します。
できるだけ子どものやる気を応援し、その意欲を褒めてあげてください。
難しい作業の場合は「ここまで先生がやるから、最後はお願いしてもいいかな?」と最後に子どもが「できた!」という成功体験を増やしていきたいですね。
また、保育園の生活では子どもがいくら『自分で』やりたくても区切らないといけない時間があるのも事実。
その場合は、「あと2回やってみて難しかったら先生がお手伝いしてもいい? 」など事前に伝えて、子どもが自分で頑張る姿を見守りましょう。
イヤイヤ期が成長の2歳児!保育士は根気よく成長を見守ろう
今回は、2歳児の保育についてご紹介しました。2歳児クラスに関わる保育士さんの参考になったら嬉しいです。
2歳児は、乳児期から幼児期へと転換する貴重な1年!“イヤイヤ期真っただ中”の2歳児の成長を根気よく見守り、3歳児クラスへとつなげていけたらいいですね。
2歳児は、乳児期から幼児期へと転換する貴重な1年!“イヤイヤ期真っただ中”の2歳児の成長を根気よく見守り、3歳児クラスへとつなげていけたらいいですね。






