閉じる乳児とは？いつまで？赤ちゃん・新生児・乳幼児・小児の時期を解説
小さな子どもに関わる、さまざまな場面で使われる「乳児」という呼び方。実際に何ヶ月までの子どもを指すのか、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか？
また、小さな子どもを指す名称はほかにもたくさんあります。明確な呼び分けがあるのか気になりますよね。そこでこの記事では、乳児のほか小さな子どもを指す呼び方について解説します。
また、小さな子どもを指す名称はほかにもたくさんあります。明確な呼び分けがあるのか気になりますよね。そこでこの記事では、乳児のほか小さな子どもを指す呼び方について解説します。
乳児とは？いつからいつまで？
乳児とは、主に1歳までの子どものことです。また、この時期の子どもは「赤ちゃん」とも呼ばれます。まずは乳児と呼ばれる時期や、その特徴について詳しく解説します。
児童福祉法による定義
児童福祉法では、乳児は「1歳未満の者」とされています。「乳児健診」や「乳児対象」などと記載されている場合は、基本的に1歳未満が対象となっているようです。
しかし、保育園では0、1、2歳児クラスを「乳児クラス」と呼ぶケースが多くあります。そのため、児童福祉法に沿っていない使い方があることも理解しておきましょう。
また、法律上では1歳未満となっていても、産まれてから1年経過しているかどうかは、見た目での判断が難しいものです。もちろん、厳密に1歳までしか乳児と呼べないわけではありません。そのように曖昧な時期を指す場合には「赤ちゃん」と呼ぶことが多いようです。
しかし、保育園では0、1、2歳児クラスを「乳児クラス」と呼ぶケースが多くあります。そのため、児童福祉法に沿っていない使い方があることも理解しておきましょう。
また、法律上では1歳未満となっていても、産まれてから1年経過しているかどうかは、見た目での判断が難しいものです。もちろん、厳密に1歳までしか乳児と呼べないわけではありません。そのように曖昧な時期を指す場合には「赤ちゃん」と呼ぶことが多いようです。
乳児と呼ばれる理由
乳児と呼ばれる理由は、使用されている漢字にあります。「乳の子」と書く通り、おっぱいやミルクを飲んで育つ時期であることから、乳児と呼ぶようになったといわれています。
しかし、卒乳の有無によって呼び方を変えるような決まりはありません。あくまでも由来であり、実際におっぱいやミルクを飲んでいる時期かどうかは関係しないようです。
しかし、卒乳の有無によって呼び方を変えるような決まりはありません。あくまでも由来であり、実際におっぱいやミルクを飲んでいる時期かどうかは関係しないようです。
乳児期にみられる成長や特徴
乳児と呼ばれる時期には、誕生から目まぐるしい成長を遂げます。そのため、ただ「0歳」と位置づけるだけでなく「1ヶ月」「2ヶ月」などと、誕生から月齢で数える風潮があります。
たった1ヶ月で運動面や情緒面が著しく発達するこの時期。寝たり泣いたりしていただけの赤ちゃんが、寝返りやお座り、ハイハイ、つかまり立ちを始めます。早い子では、歩き出すケースもあるでしょう。
また、ママのおっぱいやミルクしか飲んでいなかった子が、離乳食を食べ始めます。後期になれば摂取量も増え、食事から摂る栄養の割合が大きくなるでしょう。
たった1ヶ月で運動面や情緒面が著しく発達するこの時期。寝たり泣いたりしていただけの赤ちゃんが、寝返りやお座り、ハイハイ、つかまり立ちを始めます。早い子では、歩き出すケースもあるでしょう。
また、ママのおっぱいやミルクしか飲んでいなかった子が、離乳食を食べ始めます。後期になれば摂取量も増え、食事から摂る栄養の割合が大きくなるでしょう。
赤ちゃんの月齢・年齢による呼び方の使い分け
小さな子どもを指す名称として代表的なのが「赤ちゃん」です。パッと見たときに月齢や年齢が分からなくても呼びやすいですよね。また、赤ちゃん以外にもさまざまな呼び方があります。
ここからは、前述した乳児のほか、新生児や幼児などさまざまな呼び方の使い分けについて解説していきます。
ここからは、前述した乳児のほか、新生児や幼児などさまざまな呼び方の使い分けについて解説していきます。
赤ちゃんとは
赤ちゃんの呼び名は、産まれたばかりの子どもの皮膚が赤く見えることが由来とされています。ママの産道を通る際に、陣痛の圧力がかかってしまい皮膚が赤くなってしまうようです。赤ちゃんのほか「赤子」「赤ん坊」などと呼ばれることもあります。
本来であれば、赤ちゃんは「産まれて間もない子」を指します。しかし、人によってはヨチヨチ歩きの子どもを赤ちゃんと呼ぶこともあります。また、名前が分からないからそう呼んでいるケースも少なくないでしょう。
乳児や幼児は、対象となる時期が限定されますが、赤ちゃんは「小さな子ども全般」のことを呼んでいるといえるでしょう。
本来であれば、赤ちゃんは「産まれて間もない子」を指します。しかし、人によってはヨチヨチ歩きの子どもを赤ちゃんと呼ぶこともあります。また、名前が分からないからそう呼んでいるケースも少なくないでしょう。
乳児や幼児は、対象となる時期が限定されますが、赤ちゃんは「小さな子ども全般」のことを呼んでいるといえるでしょう。
新生児とは
新生児とは、産まれてから生後28日未満の赤ちゃんのことを指します。生後何日かカウントする際は、産まれた日を生後0日として数えるほか、産まれた日を1日目として数える方法があります。
お食い初めやお宮参りなど、赤ちゃんにまつわる伝統的な行事をおこなう際は、日本古来の数え方である、産まれた日を1日目とする方法でカウントします。
新生児期の数え方は、産まれた日を0日目として計算します。ちなみに28日未満ですので、28日目は含みません。
つまり、産まれてから生後28日未満の場合、「赤ちゃん」「乳児」「新生児」と、さまざまな呼び方ができるということになります。
お食い初めやお宮参りなど、赤ちゃんにまつわる伝統的な行事をおこなう際は、日本古来の数え方である、産まれた日を1日目とする方法でカウントします。
新生児期の数え方は、産まれた日を0日目として計算します。ちなみに28日未満ですので、28日目は含みません。
つまり、産まれてから生後28日未満の場合、「赤ちゃん」「乳児」「新生児」と、さまざまな呼び方ができるということになります。
幼児とは
児童福祉法では、幼児は「1歳から小学校就学の始期に達するまでの者」とされています。とはいえ、保育園では3、4、5歳児クラスを「幼児クラス」と呼ぶことが多いのが現状です。
「幼の子」と書く通り、幼い子ども全般を指すことから、使用する場面はさまざまです。乳児と幼児の名称は、未就学児の子どもの月齢を分けるときに使用するものだと理解しておきましょう。
「幼の子」と書く通り、幼い子ども全般を指すことから、使用する場面はさまざまです。乳児と幼児の名称は、未就学児の子どもの月齢を分けるときに使用するものだと理解しておきましょう。
乳幼児とは
乳幼児とは、乳児と幼児をまとめて呼ぶときの名称です。「乳幼児期の発育」などと記されている場合は、0歳から小学校就学前までの子どもを指すことになります。
小児とは
児童福祉法では、小児は「出生から春機発動期（思春期）まで」とされています。女児は14～15歳、男児は16～17歳までと定められていますが、思春期という言葉は曖昧で個人差があるといえるでしょう。
また、旅客及び荷物運送規則では、小児は「6～12歳未満」と記載されています。飛行機や電車の運賃などで使われることも多いため、正しく理解しておきましょう。
また、小児と同じ年齢の子どもを指す言葉に「児童」「学童」があります。どちらも小学生に対する名称ですが、小児は主に医療や看護の用語として使われることが多いようです。
また、旅客及び荷物運送規則では、小児は「6～12歳未満」と記載されています。飛行機や電車の運賃などで使われることも多いため、正しく理解しておきましょう。
また、小児と同じ年齢の子どもを指す言葉に「児童」「学童」があります。どちらも小学生に対する名称ですが、小児は主に医療や看護の用語として使われることが多いようです。
まとめ
この記事では、子どもを呼ぶさまざまな名称について解説しました。
◎赤ちゃん…産まれて間もない時期
◎新生児…産まれてから生後28日未満
◎乳児…1歳未満
◎幼児…1歳から小学校就学の始期に達するまで
◎乳幼児…0歳から小学校就学の始期に達するまで
◎小児…出生から春機発動期（思春期）まで
それぞれ、対象となる月齢や年齢が異なります。しかし、2歳の子どもを赤ちゃんや乳児と呼ぶことも少なくありません。また、小児科によっては18歳までの子どもを小児と呼ぶこともあります。
人によって認識が異なることも多くありますが、おおよその対象年齢を理解したうえで使い分けられると良いでしょう。
◎赤ちゃん…産まれて間もない時期
◎新生児…産まれてから生後28日未満
◎乳児…1歳未満
◎幼児…1歳から小学校就学の始期に達するまで
◎乳幼児…0歳から小学校就学の始期に達するまで
◎小児…出生から春機発動期（思春期）まで
それぞれ、対象となる月齢や年齢が異なります。しかし、2歳の子どもを赤ちゃんや乳児と呼ぶことも少なくありません。また、小児科によっては18歳までの子どもを小児と呼ぶこともあります。
人によって認識が異なることも多くありますが、おおよその対象年齢を理解したうえで使い分けられると良いでしょう。
