新生児を寝かしつける【7つのコツ】とは~乳児期全般の寝かしつけにも~

新生児の時期は、一日の内15~20時間ほどの睡眠時間が必要です。一日の中で寝ている時間は長いのですが、一回の睡眠時間は2~3時間と短く、寝かしつけたと思ったらすぐに起きてしまいます。また、寝つくのにも時間がかかるので、新生児の寝かしつけに苦労している人は多いです。
そこで今回は、新生児を寝かしつけるコツを7つに絞ってご紹介します!保育の現場で使えるコツも多いので、ぜひ最後までご覧くださいね。
新生児を寝かしつける【7つのコツ】
ではさっそく、新生児を寝かしつけるためのコツをみていきましょう。保育士さんは、現場で新生児を寝かしつける場面と照らし合わせながら読んでくださいね。
新生児寝かしつけのコツ①【寝かしつける時間は?】
お腹の中から出てきたばかりの新生児は、まだ昼夜の区別がなく寝たり起きたりを繰り返します。新生児の活動時間は最長でも40分なので、それ以外の時間は寝ていることになります。
それでも、夜は暗めの照明で過ごし、朝になったらカーテンを開けて明るさを感じることは大切です。生後4ヶ月ごろから、徐々に昼夜の区別がついてきますよ。
それでも、夜は暗めの照明で過ごし、朝になったらカーテンを開けて明るさを感じることは大切です。生後4ヶ月ごろから、徐々に昼夜の区別がついてきますよ。
新生児寝かしつけのコツ②【よく寝つく寝室の環境って?】
新生児の寝室は「室温」「湿度」をしっかり管理することが大切です。新生児は体温調節ができないので、快適な寝室環境をつくってあげてください。夏場は26度~28度、冬場は20度~23度、湿度は50%~60%が目安です。
また環境にも敏感なので、テレビの音や話し声も控えめにしてあげましょう。
また環境にも敏感なので、テレビの音や話し声も控えめにしてあげましょう。
新生児寝かしつけのコツ③【昼間は何に寝かせる?】
新生児は寝ている時間が長いので、昼と夜とで寝かせる場所が違うことが多いようです。夜は寝室のベッドや布団で寝かせ、昼はリビングでバウンサーやベビー布団を使うのが一般的ですね。
赤ちゃんを寝かせるときは、仰向けが基本。新生児の間は、できるだけお母さんのお腹にいた時と同じように背中が丸くなるような姿勢をキープさせてあげましょう。大判のタオルや授乳クッションを使うといいですよ。
赤ちゃんを寝かせるときは、仰向けが基本。新生児の間は、できるだけお母さんのお腹にいた時と同じように背中が丸くなるような姿勢をキープさせてあげましょう。大判のタオルや授乳クッションを使うといいですよ。
新生児寝かしつけのコツ④【誰が寝かしつけをするかは大事?】
新生児の内は、誰が寝かしつけをするかよりも“赤ちゃんにとって快適な状態をつくること“が大切です。オムツが汚れていないか、お腹は空いていないか、室温や湿度はどうかなどを確認し赤ちゃんにとって心地よい状態をつくってあげてください。
母乳で育てている場合にはお母さんが寝かしつけを担当することが多く、新生児の赤ちゃんのお母さんはいつも寝不足で精神的にも疲れています。保育士として保護者対応する際には、新生児のお母さんの状態を心得ておきましょう。
母乳で育てている場合にはお母さんが寝かしつけを担当することが多く、新生児の赤ちゃんのお母さんはいつも寝不足で精神的にも疲れています。保育士として保護者対応する際には、新生児のお母さんの状態を心得ておきましょう。
新生児寝かしつけのコツ⑤【寝かせ方でおすすめの方法は?】
新生児の寝かせ方でおすすめの方法は、“おくるみで包んであげる方法”です。お母さんのお腹の中にいるように全身を包み込んであげることで、赤ちゃんは安心します。冬場はタオルケットなどでもいいのですが、夏場は身体が熱くならないようにガーゼケットやメッシュタイプを使ってあげてくださいね。
また夜中に何度も起きて寝かしつけるのが大変なときには、体勢に気を付けながら添い乳するなどの工夫をしてみてください。
また夜中に何度も起きて寝かしつけるのが大変なときには、体勢に気を付けながら添い乳するなどの工夫をしてみてください。
新生児寝かしつけのコツ⑥【音楽は効果的?】
新生児は眠っている時間が長いので、お昼寝用の音楽は不要です。刺激に敏感な時期なので、寝かしつけのときに大きな音を流すのは控えましょう。生活の中で自然に流れている音は大きくなければあまり気にしなくても大丈夫です。聴いていて大人がリラックスできる音楽ならBGMとして流してみてもいいかもしれませんね。
また、赤ちゃんがなかなか泣きやまない時に、胎内音と同じ“ビニール袋の音”を聞かせると安心して眠ってくれるというデータもあります。
また、赤ちゃんがなかなか泣きやまない時に、胎内音と同じ“ビニール袋の音”を聞かせると安心して眠ってくれるというデータもあります。
新生児寝かしつけのコツ⑦【寝かしつけにグッズは必要?】
赤ちゃんの中には、おしゃぶりやスタイをしゃぶったり、タオルやガーゼを握ったりして眠ってくれる子もいます。また、ミルクを飲んだあとに眠る子も多いので哺乳瓶も寝かしつけに最適なアイテムかもしれません。
ただし、毎回この方法を使うと癖がついて“ないと眠れない”状態になることもあるので、グッズを変えたり使わないようにしたりと調整してみてくださいね。
ただし、毎回この方法を使うと癖がついて“ないと眠れない”状態になることもあるので、グッズを変えたり使わないようにしたりと調整してみてくださいね。
それでも寝つかない新生児はいる!
赤ちゃんの眠りは一人ひとり違うもの。“新生児を寝かしつける7つのコツ”を試してみても、どうしても寝つけない子はたくさんいます。ずっと泣き止まない子や、ようやく寝たと思ったものの入眠から5分で目覚めてしまう子も。そんな「もうお手上げ!」と感じた時には以下の方法も試してみてくださいね。
無理して新生児の寝かしつけをしないという方法
実はなかなか寝つかない赤ちゃんの場合、大人が寝かせようと必死に試していることが、逆効果になっている場合もあります。基本的には、赤ちゃんは“眠くなったら寝る”もの。「おむつを換える」「お腹を満たす」「室温環境の調節」ができていれば、『赤ちゃんが泣いていても見守る』のもひとつの方法です。
泣いている赤ちゃんを見守りながら、大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせることも大切です。大人はできるだけリラックスした気持ちで、赤ちゃんに接していきたいですね。
泣いている赤ちゃんを見守りながら、大きく深呼吸して気持ちを落ち着かせることも大切です。大人はできるだけリラックスした気持ちで、赤ちゃんに接していきたいですね。
新生児の寝かしつけのコツのまとめ
今回は、“新生児寝かしつけの7つのコツ”をご紹介しました。個々のお子さんに合った方法を見つけて、うまく寝かしつけができるよう工夫してみてくださいね。




