【保育士】遠足のしおりを作ろう!内容や作り方のポイントを解説

落ち葉を拾う子ども
バナー広告
保育園の遠足に欠かせないのが「しおり」です。
しおりは、遠足当日の連絡事項を伝えるだけでなく、子ども達の遠足への気持ちを盛り上げる役割も担っています。
そのため、気持ちを込めてしっかり作りたいですよね。

そこでこの記事では、遠足のしおりに記載する内容や、作り方のポイントをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

保育園の遠足には「しおり」を準備しよう!

お弁当
春や秋になると、子ども達が楽しみにしている遠足がやってきます。
保育士は行き先決め、下見、バスの手配など、準備で大忙しです。

大切な準備のひとつとして、しおり作成が挙げられます。
では、しおりはなぜ遠足に必要なのでしょうか?その目的を詳しく解説します。

子どものワクワクする気持ちを盛り上げる

遠足のしおりは、遠足を心待ちにしている子ども達の気持ちを盛り上げるためにも必要不可欠なものです。
いわば、遠足へのチケットのようなものといえるでしょう。
たとえ文字が読めない年齢でも、遠足の行き先や持ち物が記載されていることは把握できます。

家庭に持って帰り、ママやパパがしおりを見ながら「遠足楽しみだね」と伝えることで、行事を心待ちにする経験を味わえます。

遠足の大切な約束を伝える

遠足には、さまざまな約束があります。
遠足当日に伝えることもできますが、子ども達の興味はあちこちに散ってしまい、お約束どころではなくなってしまう可能性があります。

公共の場所でのマナーはもちろん、子ども達が安心安全に遠足へ参加するために約束は事前に伝えておきたいものです。
遠足前にしおりに記載して周知しておくことで、約束を理解しやすくなるといえます。

各家庭に遠足の流れを知らせる

遠足のしおりには、各家庭の保護者に遠足の流れを知ってもらう目的も含まれています。
集合時間や持ち物など、不安なことはすべてしおりに書いてあると安心です。

遠足当日に時計を見て「今頃、動物園に到着したかな」などと、スケジュールを把握できるのも良いですね。
遠足が終わったあとは、しおりが思い出の品にもなります。

遠足の「しおり」に記載する内容

カレンダーと落ち葉
保育園や遠足の行き先によってしおりの内容は異なります。
基本的な記載内容は以下のとおりです。

●ワクワクする表紙
●遠足の日程や行き先
●遠足の大まかな流れ
●遠足の服装や持ち物
●遠足での約束
●緊急連絡先


ここからは、実際にしおりに記載したい詳しい内容をご紹介します。

ワクワクする表紙

まずは、しおりを見るだけで遠足が楽しみになるような素敵な表紙を考えましょう。
お弁当やバスなどのイラストを挿入して、子ども達自身が色塗りをしてもかわいく仕上がります。
名前を記載する欄や「えんそくのしおり」という題名も入れましょう。

遠足の日程や行き先

可愛い表紙ができたら、表紙の下部に遠足の日時や行き先を記載します。
雨天時の予備日や、遠足当日の集合時間も記載します。
また、いつも通り教室に登園するのか、ホールに集まるのか、集合場所について特記事項があれば合わせて確認しておきたいですね。

遠足の大まかな流れ

しおりの中には、遠足のおおまかな流れを記載します。

●集合時間
●点呼の時間
●バス乗り込み時間
●保育園の出発時間
●遠足先への到着時間
●昼食時間
●遠足先からの出発時間
●保育園への到着時間
●解散時間


それぞれの時間を細かく記載しておくことで「遅刻したけどバスには間に合うかも?」「お弁当を忘れたけど届けられるかも?」など、トラブルがあったときでも安心です。

遠足の服装や持ち物

遠足当日、服装について注意点があれば、しおりでお知らせしておきましょう。
草むらに入る場合は「長袖長ズボン」、しっかり歩く予定であれば「履きなれた靴」などです。
また、以下のような持ち物も漏れなく記載しておきましょう。

●おべんとう
●すいとう
●おやつ
●しきもの
●びにーるぶくろ
●ぼうし
●きがえ
●はんかち
●てぃっしゅ
●えんそくのしおり


それぞれ、子ども達が保護者と一緒に確認しやすいよう、チェックボックスを付けておくと便利です。

遠足での約束

遠足での約束をわかりやすくまとめて記載しましょう。
移動方法や行き先によって約束の内容は異なるかと思います。
子ども達が理解しやすいよう、3つ程度の約束が望ましいでしょう。
また、イラストを加えるとより分かりやすくなります。

緊急連絡先

何かあったときに保護者が確認できるよう、緊急連絡先を記載しておくと安心です。
保育園の電話番号はもちろん、遠足に持参する保育園用の携帯電話の番号を周知しておいても良いですね。

遠足の「しおり」の作り方

画用紙とクレヨン
遠足のしおりの作り方は、保育園によって異なります。
子どもの人数が多ければまとめて印刷、保育士の手が足りなければテンプレートを使用しても良いでしょう。
ここからは、しおりの主な作成方法をご紹介します。

手書きで作成してコピーする

おすすめなのが、温かみのある手書きで原本を作成して、時短につながるコピーで全員分を用意する方法です。
文字のレイアウトを考えたり、イラストを添えたり、そのような作業が好きな保育士にとっては楽しみながら作成できます。

人数が多い場合は、印刷や閉じ作業に時間がかかるため、早めに取り組むことをおすすめします。

パソコンで作成して印刷する

「手書きは苦手」「時間がない」という場合は、パソコンでの作成がおすすめです。
普段からパソコンで書類を作成している人は、効率良く作成できるといえるでしょう。

また、パソコン操作が苦手な人でも、テンプレートを使えば簡単です。
イラストの挿入など、画像を使用する際は著作権に注意しましょう。

子どもと一緒に手作りする

しおり作成に十分な時間を確保できる場合は、子どもと一緒に手作りしてみてはいかがでしょうか?
画用紙を選ぶところから始め、保育士が印刷しておいた日程表をのりで貼り、絵の具やクレヨンで好きな模様をつける…。

このような作業は、遠足へのワクワク感をより高められるといえるでしょう。
しおりの裏表紙に塗り絵のコーナーを設けたり、目標を記載できるスペースを空けたりしても素敵なしおりに仕上がりますよ。

遠足の「しおり」を作るときのポイント

紙と鉛筆と電卓
しおりを作成するときは、以下のようなポイントを意識しましょう。

テンプレートや昨年度の例を参考にする

「しおり作成の担当になるのが初めて」という人は、作成前に昨年度のしおりを確認しましょう。
しおりの大きさや、記載項目をチェックします。

また、インターネットサイトで無料公開されているテンプレートを参考にするのもおすすめです。
その際、小学校の遠足のしおりを参考にすると、やや簡素な印象となるため注意しましょう。

子どもに向けたしおりを意識する

遠足のしおりは、大人ではなく子どもに向けて作成します。
かわいいイラストを添えたり、ひらがなで読みやすい文字を意識したりしましょう。

伝わりにくい約束について記載するときは、挿絵を活用すると良いでしょう。
保護者に伝えたい別の項目がある場合は、しおりに記載せず直前にお便りとしてお知らせすることをおすすめします。

配布がギリギリにならないよう余裕を持つ

遠足への持ち物が記載されたしおりは、ギリギリの配布にならないよう注意が必要です。
遠足が初めての家庭は、敷物など新たに購入することも。

早めに配布されていれば、保護者も余裕を持って準備を進められます。
配布日から逆算して、計画的に作成できると良いでしょう。

まとめ

遠足のしおりは、子ども達のワクワク感を引き立てる大切なアイテムです。
可愛いイラストを添えて、手に取るだけで遠足への気持ちが盛り上がるような物を作成したいですね。

遠足のしおりには、日時や持ち物など、記載事項がたくさんあります。
漏れがあると、遠足直前に保護者からの問い合わせが殺到するため注意したいですね。
保育士・幼稚園教諭・保育教諭などの就職・転職をお考えの方は、ぜひ保育士ワーカーにご相談ください!
電話で相談バナー