保育園のクラスだよりの書き出し文例集|読まれるクラスだよりのコツもご紹介

保育士とパソコン
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保育園でのクラス便りには、どのような書き方があるのでしょうか?担任を持ち、いざクラス便りを書くとなったとき、何をどのように書けばいいのかと戸惑う保育士さんは多いようです。
そこで今回は、クラス便りの書き出し文例や、読まれるクラス便りのコツをご紹介します。特に書きにくいと言われている、乳児クラスの子どもの様子も文例を紹介しているので、参考にしてくださいね。

おたよりの【書き出し】文例集

まずは、クラス便りの書き出しの文例をご紹介します。

1月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・新しい年が始まり、園に子どもたちの元気な姿が戻りました。
・新年が始まりました。気持ちを引き締めながら、子どもたちと楽しく日々を過ごしていきます。
・「あけましておめでとうございます!」子どもたちの元気な挨拶が保育園に響き渡りました。
・新春のお慶びを申し上げます。今年一年も、どうぞよろしくお願いいたします。
・寒さが身にしみる季節です。頬や鼻を真っ赤にしながらも、子どもたちは元気に過ごしています。

2月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・真冬の寒さに負けず、元気いっぱいな子どもたちの姿。
・寒い日が続いていますが、保育園は子どもたちの元気な声でいっぱいです。
・はじめての雪をみて、驚きながら触る子どもたちの姿。
・厳しい寒さが続きますが、真冬ならではの遊びを取り入れながら楽しく過ごしていきます。

3月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・朝晩は冷え込むものの、日中は暖かい日も多くなってきました。
・日に日に寒さが和らぎ、春の訪れが楽しみになってきました。
・園庭の花が咲き始め、少しずつ春色に変わってきました。
・いよいよ進級です。進級する喜びに胸を踊らせている子どもたちの姿がみられます。

4月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・園庭の桜も満開となりました。
・暖かい陽気の中、新しいクラスがスタートしました。
・4月に入り、子どもたちはまたひとつ成長しました。
・土の中で眠っていた虫たちが目覚め、春の花も開花しました。

5月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・晴れ渡った空いっぱいに、子どもたちの声がひびき渡っています。
・暖かい日差しの中で、外遊びが楽しい季節となりました。
・新学期がスタートして早くもひと月が過ぎました。
・園庭で泳ぐこいのぼりのように、今日も元気いっぱいな子どもたち。

6月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・園庭の紫陽花が綺麗に色づく季節になりました。
・色とりどりの紫陽花は、梅雨の訪れを教えてくれます。
・もうすぐ梅雨入りです。季節の変わり目にはしっかりと体調管理をしたいですね。
・6月は虫歯予防デーがあります。子どもたちは上手に、食後の歯磨きをしています。

7月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・雨上がりの青空に大喜びの子どもたち。梅雨明けまであと少しですね。
・7月は七夕があります。笹には願いごとを書いた短冊が、風に揺れています。
・梅雨が長引くと、蒸し暑い日が続きます。湿度の調整にも気をつけたいですね。
・日々暑さが増し、いよいよ夏の訪れを感じ始めました。

8月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・梅雨が明けて、暑い夏の季節がやってきました。
・晴れ渡る青空に、照りつける太陽が眩しい。夏がやってきましたね。
・プールや水遊びが楽しい季節となりました。
・暑い暑い夏がやってきました。暑さに負けないように元気いっぱいに過ごしていきたいですね。

9月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・夏休みの思い出をたくさん話してくれた子どもたち。
・夏の暑さはだんだんとやわらぎ、朝晩は過ごしやすくなってきました。
・蝉の声がいつの間にか、秋の虫の音色に変わりました。
・夏を終えて、一段と成長した子どもたち。

10月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・木々のいろが赤や黄色に色付き始め、季節はすっかり秋ですね。
・秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、楽しいことがたくさんの季節。
・日に日に暗くなるのが早くなってきました。
・本格的な秋が到来し、外遊びが楽しくなってきました。

11月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・日が暮れるのがますます早くなり、朝晩は冷え込むようになりました。
・散歩に出ると、落ち葉遊びに夢中になる子どもたち。
・落ち葉やどんぐりなど、拾い集めるのに夢中な子どもたち。
・すっかりと秋が深まり、徐々に冬の訪れを感じる時期になりました。

12月のクラスだより文例〜書き出しのアイデア

・北風の冷たさにも負けずに、元気いっぱいの子どもたち。
・日に日に寒さが本格化してきています。
・子どもたちが楽しみにしているクリスマスがいよいよやってきます。
・今年もあっという間に、残りひと月になりました。

読まれるクラスだよりを作るコツ

せっかく作ったクラス便りですから、一人でも多くの保護者に読んでもらいたいですよね。読まれるクラス便りにするためのコツをご紹介しましょう。

レイアウトを工夫する

保護者の興味レベルによって、レイアウトには工夫が必要です。情報は、まずは視覚から入ると言われています。クラス便りを手に取って、パッと見た時に魅力のあるレイアウトにしていきましょう。
例えば、中央に丸いスペースを作って「おもしろエピソード」や「イラスト」を挿入してみるのはいかがでしょうか。読みながらブレイクできるので最後まで読んでもらいやすくなります。
また、お便りを読む時には、左上から右上→左下から右下へと向かって読むのが一般的です。一番伝えたい情報を左上に、次に伝えたい情報を右上にレイアウトするのがおすすめです。

ほどよくイラストを入れる

所々に、ほどよくイラストを入れてみましょう。文字ばかりのクラス便りでは、保護者も読む気を無くしてしまいます。かわいらしいイラストを手書きで描いてみてはいかがでしょうか。
保育園で使えるイラストについては、イラスト集なども豊富にあります。テキストをコピーするタイプから、インターネット上でダウンロードするタイプなどいろいろな方法があるので調べてみても良いですね。

手書きとパソコンで読みやすく

気持ちが伝わるようにと、手書きだけでクラス便りを作る保育士さんもいます。しかし、情報を正確に伝えるのにはパソコンの文字の方が伝わりやすい場合もあります。手書きとパソコンを上手に使ってクラス便りを作るのがおすすめです。
また、パソコンでクラス便りを作る場合には、文字の種類にもこだわってみましょう。文字にも、読みにくい文字と読みやすい文字があります。どの文字を選ぶのか、先輩のクラス便りを参考にしてみましょう。

おもしろエピソードを入れる

クスッと笑えるエピソードは、保護者に喜ばれます。クラス便りに載せたエピソードで保護者同士の会話のネタになり、話題につながることもあります。
しかし、エピソードはクラス便り制作の際に、すぐ思い出すものではありません。普段の保育の中で、面白いと感じたエピソードをメモ書きしておくのが良いでしょう。

乳児クラスのクラス「子どもの様子」の書き方例

最後に、乳児クラスの「子どもの様子」の書き方例をご紹介します。乳児クラスの「子どもの様子」を書くのが苦手だと感じている保育士さんは多いようです。乳児クラスの保育士さんは参考にしてくださいね。

0歳児の「子どもの様子」の書き方例

寒い日が続く季節ですが、暖かな日差しの日にはお散歩に出掛けています。子どもたちは、公園の芝生をハイハイしたり、タッチをしたりと少しずつできる事が増えてきました。日々の成長を子どもたち自身も喜んでいる様子。にっこり笑顔や自分にパチパチと手を叩いたりしています。

1歳児の「子どもの様子」の書き方例

自分でやりたいという意欲的な姿がよくみられました。給食の時に自分でスプーンを持つ子が増えてきたので、スプーンでうまく食事がすくえるように保育士がサポートしています。最近は着替えでも、自分でズボンをあげようとする姿がみられます。自分でできると満足そうな表情の子どもたちです。

2歳児の「子どもの様子」の書き方例

クラス全員がトイレトレーニングをスタートしました。生活のタイミングでトイレに向かい、少しずつオムツからパンツへの移行を目指しています。食事や着替えなどの場面でも、「自分でやりたい」と保育士の援助を拒否するたくましい姿もよくみられるようになりました。子どもたちが自分でできることは、見守りながら生活しています。

保育園のクラスだよりは読んでもらえるように工夫しましょう

今回は、保育園のクラス便りについてご紹介しました。特に保育士さんが頭を悩ませる、月事の文例はそのまま使えるものばかりです。
乳児クラスの子どもの様子も、例として3クラス分の文例をあげました。自分の担当しているクラスの子どもたちに当てはめながら、クラス便りを書いてみてください。
クラス便りの書き方のコツは、
①レイアウトを工夫する
②ほどよくイラストを入れる
③手書きとパソコンで読みやすく
④おもしろエピソードを入れる
の4つでした。
季節ごとの文例やイラストは、インターネットでダウンロード利用可能なものもあります。先輩方の以前のクラス便りを見本にしてみるのも良いでしょう。ぜひ本コラムを参考にして、素敵なクラス便りを作成してくださいね。
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