ひどい肩こりに悩む保育士必見!ほぐす方法やアイテムを厳選紹介

保育士さんの肩こりはなぜ起こる?肩こりになる3つの原因
保育の中で抱っこやおんぶをする機会が多いため、肩こりに悩んでいる保育士さんは多いのではないでしょうか?
実際に、北海道文教大学の2013年の研究では、70.2%の保育士さんが肩こりがあると答えています。
なぜ保育士さんに肩こりが多いのか、まずはその原因について解説していきます。
原因①おんぶや抱っこによる体への負荷
0〜1歳児クラスは特に、おんぶや抱っこの機会が多いため肩こりに悩む保育士さんが多い傾向にあります。
先ほど紹介した北海道文教大学の2013年の研究では、どちらか片方のみの肩こりは29.2%、両方の肩こりに悩む保育士さんは45.8%という結果となっています。
抱き上げる時の子どもの姿勢は、寝ている(55.6%)・座っている(54.2%)・立っている(44.4%)となり、低い姿勢から抱き上げる動作が肩こりの原因にもなっているようです。
原因②子どもと目線を合わせるための下向きの姿勢
赤ちゃんのお世話をする時に下を向いたり、しゃがんで子どもと目線を合わせるなど、保育士さんはさまざまな場面で猫背になるため、肩周辺の筋肉が緊張して肩こりを引き起こしてしまいます。
下向きの姿勢は首もこりやすいので、首もほぐせるストレッチがおすすめです。
原因③事務作業による目の疲れ
保育士さんの業務の中には、おたより・日誌・製作準備・指導計画など、多くの事務作業が多いため、スマホ首(首が前に出ている状態)による筋肉の緊張や眼精疲労からくる肩こりもあります。
スマホ首かどうかチェックするには、壁にかかと・お尻・肩甲骨・後頭部の4点をくっつけて立ってみてください。この時に行動部が壁に付かない場合はスマホ首の可能性があります。また、4点が壁に付いても姿勢を保つのが苦しい場合はスマホ首かもしれません。
保育士さんのひどい肩こりをほぐす方法3選
保育士さんの肩こりは、おんぶや抱っこ・首こりや目の疲れが原因なので、肩甲骨と頭と首の骨をつなぐ筋肉を動かすのがポイントです。
忙しい毎日の中で効率的に肩こりをほぐせる方法を紹介していますので、ぜひ試してみてください。
(1)肩甲骨を動かすストレッチ
①呼吸を吸いながら肩を上げ、呼吸を吐きながら下げます。2回ゆっくり行ってください。
②腕を前に出して床と平行になるように90度曲げます。腕の形をキープしたまま、肩甲骨を寄せるようなイメージで腕を横に広げます。
③天井に向かって手を伸ばして手の甲を合わせ、体の横に手を下ろします。
※座った状態でもできるので隙間時間に取り入れてみてください。
(2)首〜肩周りの筋肉をほぐすリンパマッサージ
①右手を頭の上に置いて、ゆっくりと息を吐きながら右に頭をゆっくり倒して1分キープ。首筋が心地よく伸びるくらいがベストです。反対側も行います。
②人差し指と中指で挟むように、鎖骨を中央から外側に向かって5回程度流します。反対側も行います。
③握り拳で首の後ろの骨をはさみ、頭の付け根から肩に向かってくるくると円を描くようにほぐします。
④耳の後ろから肩に向かってなでるように手をすべらせます。
※お風呂でやると効果的です。
(3)ツボ押し
肩こりに効果的なツボは4点。
・目頭
・こめかみ
・首の付け根(少し窪んでいるところ)
・腕の付け根(胸側)
ツボを押す時は、目頭とこめかみは人差し指の第二関節・首の付け根は拳・腕の付け根は親指の腹を使って10秒程度押したり離したりを繰り返してみてください。
保育士さんの肩こりを解消するお手軽アイテム
先ほど紹介した方法をより効果的に行うには、肩こり解消アイテムがあると便利です。
自分の力だけでは疲れてしまうという保育士さんはぜひ活用してみてください。
◯肩甲骨ほぐしならバックストレッチャー
バックストレッチャーとは床に置いて寝そべるだけで、肩甲骨周りの筋肉をほぐしてくれるアイテムです。
さまざまな形状があるので、自分にフィットするものを選んでみてください。
◯首〜肩周りをほぐすなら温める機能がついたグッズ
電源が必要なものから着るだけで温かくなるアイテムがあるので、ライフスタイルに合わせて選ぶのがおすすめです。
自宅で使用するなら電源が必要なタイプ・冷え性で常に温めたいなら着るタイプを選んでみてください。
◯ツボ押しなら持ちやすいツボ押し棒
ツボを自分で押すと逆に肩が凝ってしまうということもあるので、ツボ押し棒があると力を入れずにしっかりとツボを押すことができます。
握りやすいタイプがおすすめですよ。
保育士さん肩こりを予防するには筋力アップがおすすめ!
肩こりは筋肉のバランスが崩れることによって引き起こされるので、筋力アップが肩こり解消の近道です。とはいえ、忙しい保育業務の中で帰宅したらヘトヘト…という保育士さんが多いかと思います。
そこで今回はお手軽に肩周りを中心に鍛えるトレーニングを紹介します。
①まっすぐ立ちます。左腕を斜め前に伸ばしておろし、左足を後ろに下げます。この時右足は軽く曲げて右手は90度に曲げて肩甲骨に寄せるように意識する。(掃除機をかけているようなポーズです)
②反対側も行い、1セット5回(1日3〜5セット)行ってください。
まとめ
保育士さんにおすすめの肩こり解消方法やアイテムを紹介いたしました。
保育業務の中には肩が凝る原因がたくさんあるので、日々のストレッチなどを行いながら筋力アップを目指してみてくださいね。






