7月7日は七夕ですね。笹に飾り付けをして、短冊に願いごとを書く。子ども達の大好きな行事です♪
そんな七夕の行事で使えるペープサートの見本と台本をご紹介いたします!
登場人物(作るもの)
織姫 (笑顔・泣き) | 彦星 (笑顔・泣き) |
天の神様 (笑顔・怒り) | 牛 (笑顔・泣き) |
天の川 | カササギの 天の川 |
機織り機 | 笹かざり |
裏面はこんな感じです♪
七夕のストーリー
■ナレーター
「夜空をキラキラと輝かせる天の川。
その近くに天の神様と美しいその娘、織姫が暮らしていました。」
■機織りの音
「パタパタ シャー パタパタ シャー」
■ナレーター
「織姫は、着物を織る機織りと呼ばれる仕事をしており、とっても働き者です。
でも、そんな働き者の織姫はずっとひとりぼっちでした。」
■天の神様
「織姫は仕事をとってもがんばっておるのぉ。」
■織姫
「機織りをしている時はとっても楽しいの♪」
(ここで織姫をクルッとひっくり返して 悲しい表情にする)
■織姫
「でも、私には友達も恋人もいない。
いつもひとりぼっちで寂しいわ。」
■天の神様
「そんな織姫のために、結婚相手を探しに行こう!ホッホッホ~。」
■ナレーター
「そこで神様は、天の川の向こう岸に暮らす牛飼いの
彦星という男性と出会いました。」
■天の神様
「そこの牛飼いの青年。
ワシの娘、織姫に会ってはくれんかね?
いつも一人で寂しがっているんじゃ。」
■彦星
「これはこれは天の神様!
そのお誘い、とっても光栄です。
ぜひ、織姫様とお会いしましょう♪」
■ナレーター
「そして、天の神様の誘いを受けた彦星は、織姫と会うことになりました。」
■彦星
「ぼくは彦星。牛飼いをしているんだ。きみの名前は?」
■織姫
「私は織姫。機織りをしているの。」
■ナレーター
「こうして織姫と彦星は恋に落ち、結婚することになりました。
お仕事を一生懸命がんばることを条件に、天の神様は二人の結婚を許したのです。」
■天の神様
「織姫、彦星。結婚おめでとう。
これからも一生懸命、仕事を頑張るのじゃぞ!」
■織姫
「はい、天の神様。」
■彦星
「天の神様、約束します!そして、織姫のことを幸せにします!!」
■ナレーター
「しかし、働き者だった織姫と彦星は、結婚をしたら仕事もせずに二人で仲良く遊んでばかり。」
■織姫
「お仕事より、あなたと遊んでいる方が楽しいわ♪」
■彦星
「僕もだよ♪さぁ、次はなにをして遊ぼうか!」
■ナレーター
「そんな二人の様子を見た神様は、ずいぶんお怒りになったのです。」
(ここで神様・織姫・彦星・牛の絵をクルッとひっくり返し、神様は怒った表情、織姫・彦星・牛は悲しい表情にします)
■天の神様
「お仕事を一生懸命がんばる約束を破ったな!
怠け者のお前たちにお仕置きじゃ!
離ればなれにしてやるぞ!」
■ナレーター
「そして、神様は織姫と彦星を離ればなれにさせました。
いつも一緒だった二人は、天の川を挟んでずっと遠くの場所で暮らすことに。
織姫は、悲しくて悲しくて仕方ありません。」
■織姫
「神様ごめんなさい。
約束を破ってしまって、ごめんなさい。」
■天の神様
「織姫にずいぶん可哀想なことをしてしまったかのぉ。
そうじゃ!7月7日だけ、彦星に会うことを許そう!」
■ナレーター
「織姫の悲しそうな様子をみた神様は、一年に一度、7月7日に織姫と彦星が会うことを許します。」
(ここで神様・織姫・彦星・牛の絵をクルッとひっくり返し、笑顔の表情にします)
■織姫
「ありがとう神様!お仕事もきちんと頑張ります!!」
■ナレーター
「しかし、7月7日は天の川の水かさが増えることから、天の川を渡ることは出来ません。
するとそこに鳥が現れ、天の川の架け橋となりました。」
(ここで天の川をクルッとひっくり返し、カササギの絵にします)
■ナレーター
「そのおかげで織姫と彦星は一年に一度だけ再会をして愛を確かめ合うのです。
めでたし、めでたし。」
~おしまい~
さいごに
いかがでしたか?
簡単で分かりやすいストーリーになっていますので、 2~3歳からでもじゅうぶんに楽しむことが出来ます。
喜怒哀楽のセリフに合わせてキャラクターを揺らしてみたりすると、 メリハリも出ますよ♪
そして、七夕の由来を知ることで、さらに充実した行事となるでしょう。
由来をもとに、オリジナルのセリフとなっていますので、 ぜひ保育に役立ててみてくださいね♪