保育園や幼稚園での夏のイベントと言えば、“夏祭り”。
夏祭りは、子供たちが楽しみにしている年間イベントのひとつです。満足してもらうためにも手を抜くわけにはいきませんよね。
しかし、日々の業務と並行して準備を進めるのは本当に大変ですし、どのように準備をしていけばいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
また、どんな出し物にしたらいいか迷ってしまいますよね。
そこで、今回は夏祭りの準備の流れから、おすすめの出し物をいくつか紹介します。ぜひ、参考にして見てください!
保育園で夏祭りをするねらいとは?
保育園の行事の中でも大がかりなイベントである夏祭り。ここでは夏祭りを行うねらいについて紹介していきます。・夏祭りを通して伝統の文化に触れる・保護者や友達との親睦を深める・保護者同士の関わりを深める夏祭りは日本のさまざまな場所で毎年行われる伝統ある文化
であり、地域やお祭りによって意味や内容も変わってきます。こどもたちが昔ながらの伝統に触れることで、伝統について興味や関心を持つことができる
のです。そして子どもたちが伝統に触れながら、友達同士で一緒に楽しむことによって、より仲を深めることができます。また、保護者も一緒に参加することで、保護者同士の関わりを深めるだけでなく、子どもたちとの楽しい思い出が作れるのです。 夏祭りの準備をしよう!
■夏祭りのテーマを決める
まずはじめに夏祭りのテーマを決めましょう!
テーマは七夕や、盆踊り、縁日など夏祭りに関するものにすると◎。テーマを決めることで、装飾や出し物なども決めやすくなりますよ。
■当日の出し物や担当を決める
テーマが決まったら次は出し物や出店、装飾など細かい内容を決めていきます。
夏祭りのどんな出し物をするか目玉イベントは何にするのか、出店に食べ物を出すのかなど事細かく計画しましょう。会社や法人などにより、食品を提供できない保育園もあるため、食品を取り扱う場合は事前にしっかり調べて置くことが大切です!
■スケジュールやプログラムの作成
出し物など細かい部分まで決まったら、次はスケジュールやプログラムを作成しましょう。開催日や準備時刻、夏祭りの開始時刻・終了時刻、目玉イベントの開催時刻などしっかり決めておくことで、当日バタバタすることなく進めることができます。野外で開催する場合は、雨などで中止になってしまうことを見越して、臨時開催日を決めておくと◎。
また、当日の開始時刻・終了時刻、出店の場所や出し物の内容、目玉イベントの開始時刻、駐車場の案内、注意点などを記載したプログラムやしおりも作成しておきましょう。
■保護者にお知らせ
夏祭りのテーマや出し物、タイムスケジュールなどが決まったら、お便りや招待状を作って保護者の方にお知らせしましょう。
【お知らせする内容】
・夏祭りの日時
・夏祭りを行う場所
・夏祭りの内容
・夏祭りの目玉イベント
・駐車場の案内
保育園の出入り口などにポスターを貼ってお知らせするのもいいですね!文章だけでなく、イラストを入れて夏祭りの雰囲気溢れるお便りやポスターを作ると◎。
■夏祭りの出店や装飾づくり!
最後に夏祭りの出店の準備や装飾をしていきます。ここでは夏祭りにぴったりなおすすめの装飾を紹介!ぜひ参考にして素敵な装飾に仕上げてみてくださいね。・うちわ・ちょうちん・風鈴・花火・はっぴ本物のはっぴやちょうちんを使って夏祭りの雰囲気を出すのも良いですが、イラストや画用紙などで手作りしたものを飾るのもいいですね!夏祭りに合わせて、子どもたちが製作したものを壁面などに飾るのもおすすめ
です。出店にも段ボールなどに文字や絵を書いたり、画用紙や模造紙を貼ったりして看板を作ると雰囲気が出て◎。 夏祭りにおすすめの出し物
お神輿
夏祭りと言えばお神輿ですよね!目玉イベントとしてもぴったりの出し物です。
お神輿を作る時は、子どもたちでも担ぎやすくするために段ボールで作るのがおすすめ。
また、飾り付けを子どもたちにしてもらうのもいいですね!クラスごとに個性のあるお神輿が仕上がるはずです♪
盆踊り
子どもたちだけでなく、保護者や保育士もみんなで楽しめる盆踊りもおすすめ!アンパンマン音頭やアラレちゃん音頭、ドラえもん音頭やエビカニクス音頭など子どもたちでも簡単に楽しく踊れる音頭
がたくさんあるので、どんなのがいいか子どもたちと一緒に決めるのもいいですね。 夏祭りで盛り上がるゲーム
金魚すくい
【準備するもの】
・牛乳パック
・ホッチキス
・水切りネット(ストッキングタイプ)
・金魚を浮かべるための水
【説明】
牛乳パックと水切りネットを使って金魚をすくう網を作ります。
残った牛乳パックにクレヨンで金魚の絵を描き切り抜いたものを水に浮かべ金魚すくいをします。
「制限時間内に何匹すくえるか」を数えて、ランキングを作ってあげても良いですね!
魚釣り
【準備するもの】
・モール
・曲がるストロー
【説明】
魚の形になるようにモールをねじります。床(机)に置いたときに魚の体が反るようにカーブをつけてあげるとすくい易いです。ストローの曲がるほうの先も少し短く切って、モールに引っ掛けてすくいます。床でも卓上でもできるので保育園のスペースにあわせて準備してくださいね♪
タコ釣り
【準備するもの】
・木綿糸
・クリップ
・チラシ
・トイレットペーパーの芯
【説明】
まずはトイレットペーパーの芯でタコを作ります。
タコの足にクリップをひっかけて釣りをするので、タコの足は丸めてくせをつけておきましょう。
釣竿は、チラシを筒状にまるめてセロハンテープで止めます。
先に木綿糸とクリップをつけ、クリップは針金のように曲げてタコの足に引っ掛けられるようにしておきましょう。
木綿糸は子供の身長に合わせて長さを調節して作ってくださいね!
的あて
【準備するもの】
・フェルト生地
・ピンポン球
・マジックテープ
【説明】
フェルト生地を使って的を作ります。得点に応じて色分けや数字を縫い付けると可愛いです。
ピンポン球にマジックテープを巻きつけたものを的に投げて点数を競います。
的がフェルト生地なので室内の壁に貼り付けて遊べるのが良いですね♪
ペットボトルボーリング
【準備するもの】
・ペットボトル
・ボール
【説明】
500mlのペットボトルに少量の水を入れ、しっかり蓋をします。
ペットボトルを倒すボールは保育園で普段使っているもので問題ありません。
マジックや色画用紙を使ってペットボトルを装飾すれば雰囲気も出てさらに盛り上がりますよ♪
くじ引きゲーム
【準備するもの】
・タコ紐
・ダンボール箱
・色画用紙
・景品
【説明】
ダンボール箱の上部と側面に穴をあけ、紐が通るようにしておきます。
あらかじめ景品を結びつけておいた紐をダンボール箱に通し、子供たちに好きな紐を引っ張ってもらいます。
ひっぱった先に結ばれていた景品がそのままもらえる仕組みです。
画用紙やマジックで段ボール箱を可愛く装飾すればより雰囲気が出て盛り上がりそうですね!
輪投げ
【準備するもの】
・ダンボール(輪投げの棒を固定する台)
・新聞紙
【説明】
ダンボールを輪投げの台にし、新聞紙をまるめて棒状にしたものを固定します。輪も新聞紙をまるめて作りますが、カラフルにして視覚的にも楽しみたい場合は色画用紙を使っても良いでしょう。
スタンプラリー
【準備するもの】
・スタンプ(シールでも可)
・スタンプラリー用のカード
【説明】
さまざまな出し物を用意する場合ははじめにスタンプラリー用のカードを渡してあげましょう。挑戦したゲームが何かわかるように、各ゲームの受付係にスタンプもしくはシールを貼ってもらいます。
子供はスタンプを押してもらうことで参加賞をもらった気分になるので、景品がなくても十分に楽しむことができます。
夏祭りだけでなく普段も楽しめるゲーム!
ハンカチ落とし
【準備するもの】
・ハンカチ
【説明】
1人「オニ」を決めてからスタートしましょう。
ハンカチはうさぎの人形やキャンディの形に折っておけば小さな子供にも拾いやすく楽しんでもらえます。
椅子取りゲーム
【準備するもの】
・椅子
・園の子どもが好きな音楽
【説明】
椅子を輪になるように並べ、その周りを音楽に合わせて時計回りに移動します。音楽がとまったら一斉に近くの椅子に座ります。椅子は参加人数より少なめに用意するため、見事椅子に座れた子がゲームの勝者です♪流行りの曲や夏らしい曲を選べば、より盛り上がりますよ!
じゃんけん大会
【準備するもの】
・ダンボール
・画用紙、マジック(装飾用)
【説明】
グー・チョキ・パーそれぞれのパネルをダンボールで作っておきます。パネルと持った大人VS参加する子供全員でじゃんけんをして、最後まで勝ち残った子が優勝するというルールです。はじめに「あいこ」の場合はどうするのか決めてから始めましょう。
お手玉ゲーム
【準備するもの】
・お手玉
・模造紙
【説明】
まず模造紙で「的」を作ります。円を何重にも描き、得点も書き入れます。的が動いてしまわないようにあらかじめ床にテープで貼り付けておきましょう。的を狙ってお手玉を投げて得点を競うゲームです。
夏祭りにぴったりの出店
ヨーヨー釣り
カラフルな水風船のヨーヨーに子どもたちもわくわくするはず♪市販のヨーヨー釣りの糸だと少し難しいのでストローやS字フック、紐などを使った釣り糸を作り、強度のあるものにすると子どもたちもヨーヨー釣りを楽しむことができますよ!
お面屋さん
さまざまなキャラクターのお面やオリジナルのお面を、画用紙や輪ゴムを使って手作りしてみるのも◎。
大きすぎたり小さすぎたりしないように、ゴムを調節できるようにするか、さまざまなサイズのお面を作っておくのがおすすめです!
食べ物屋さん
衛生面の配慮気を気を配りながら、食べ物の屋台を出すのも◎。食品を扱う際にはアレルギーや食中毒に注意が必要です。アレルギー持ちの子がいる場合は、アレルギーとなる原材料を含まない食品を選ぶ
ようにしてください。さらに食中毒がおこらないように、賞味期限や保管方法にも気を付ける
ようにしましょう。また、食品ではなく折り紙や毛糸、画用紙などを使って食べ物屋さんに見立てた屋台で、夏祭りを楽しむのもいいですね! 夏祭りで子だちとの楽しい思い出を作ろう!
今回は夏祭りの準備の流れやおすすめの出し物やゲームなどを紹介しました。子どもたちや保護者の方、保育士さんみんなが楽しめる夏祭りを開催して、素敵な思い出を作ってみてくださいね!