「保育士パート」の働き方って?需要高まる新たな選択肢!

保育士の新しい働き方として近年ニーズが高まっている「パート」として働くという選択肢。 年々保育園児が増える一方で、正社員として働く保育士だけでは補いきれない部分も増えている現状から、多くの保育園や認定こども園などの保育施設では保育士のパート雇用を積極的に行っています。

保育士パートの仕事内容って?

保育士パートの勤務形態は?

保育士パートとして働くメリットってあるの?

などといった疑問をはじめ、保育士ワーカーでは保育士パートの時給相場や募集時の資格の有無についてなど、あらゆる角度から「保育士パートの働き方」について詳しくご紹介しています。 保育士パートについてご興味のある方、また今現在働いているけれど詳しく知りたい!という方は必見です♪


保育士パートの仕事内容とは

近年、正社員の保育士不足は全国的に大きな広がりを見せており、多くの園では保育士が充足していないという深刻な問題を抱えています。 国をあげて正社員保育士の確保に向けて様々な施策は行われていますが、すぐに解決!というわけにはなかなかいきません。

そこで、不足している保育士の仕事をカバーする存在として大きな期待を寄せられているのが保育士パートです。 保育施設の規模や設備面の充実度などによって各保育施設の定員は異なりますが、保育士の仕事内容は0~5歳までの未就学児で日中保育を必要とする子どもの保育業務が中心です。

それぞれの年齢に応じてクラス担任が決められているケースが大半ですが、担任としての役割は正社員保育士が担い、保育士パートは『担任保育士のサポート』 として手が足りない部分を補うということが主な仕事内容となります。 具体的には、事務的な業務よりも室内や屋外で園児と遊んだり、トイレや食事の補助を行ったりするといった内容です。

担任の補助でかつ事務的な業務が少ないため、子どもと接する時間が長いということが保育士パートの働き方の大きな特徴といえます。


保育士パートの勤務形態は?
どんなメリットがある?

保育士パートのメリット

保育士パートとして勤務した際の最大のメリットは、『自身の希望する時間帯に合わせて働きやすい という点でしょう。 正社員保育士であれば、9時~18時といった休憩を除く8時間勤務+見込み残業で朝から夕方までの勤務ということがほとんど。週5日、一日の大半を保育施設で過ごすことになります。

しかし、パート保育士の勤務形態はこれとは異なり、早朝預かり保育の時間帯のみや早朝~お昼まで、夕方~預かり終了時刻までといった2~3時間だけの短時間勤務でも働くことが可能です。 そのため、「子どもが学校に行っている間だけ働く」「家事が済んだあとの夕方からだけ少し働く」といった、それぞれの“働きやすい時間帯”に合わせて無理なく働くことができる のです。 子育てなどの事情により一度は保育の仕事から離れていたという潜在保育士も、このような働き方が選択しやすくなったことで、少ない負担で復職できるようになったのは大きなメリットといえるでしょう。

一方で、一部の保育施設ではフルタイム勤務のパート保育士として働くという選択肢ももちろんあります。 フルタイムになることでしっかり稼ぐことはできますが、短時間とフルタイムでは明らかに仕事量は大きく変わってきますので、ご自身がどのような働き方をしたいのかということを視野に入れて勤務シフトを決めることが大事です。


保育士パートの平均時給は?

パートとして働くにあたって気になるポイントといえばお給料事情でしょう。短い時間で働くのなら、ある程度の時給がほしいと思うのは当たり前のこと。 そこで、保育士ワーカーでは全国で働く保育士パートの平均時給を独自に調べました。

厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると、2017年度の全国保育士パートの平均時給は1,063円。平均年齢は46歳、1日当たりの所定内実労働時間は5.6時間でした。 専門資格を有した保育士の時給として見ると、やや少なめだと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、あくまでもこちらは全国平均の時給となりますので、主要都市などにおいてはもっと高く設定されている場合が多いです。 担任の補助でかつ事務的な業務が少ないため、子どもと接する時間が長いということが保育士パートの働き方の大きな特徴といえます。

保育士パート平均時給

都道府県 東京都 愛知県 大阪府 福岡県
平均時給 約1,465円 約1,357円 約1,424円 約1,211円

厚生労働省の賃金基本統計調査より、都道府県別(※教育・学習支援業の分類)における全国の主要都市の保育士パートの平均時給は上のグラフを参照してみてくださいね。


無資格でもパートOK?
保育補助の仕事内容とは

保育補助の仕事内容とは
保育補助の仕事内容とは

保育施設におけるパート求人の中には、保育士資格がなくても保育に携わることのできる「保育補助」や「子育て支援員」としての募集も多くあります。 「子どもと関わることが好き」「まだまだ健康だから体を動かす仕事に就きたい」というシニア層に人気が高まりつつあるお仕事で、勤務形態は保育士パートと同じく朝・夕のみなどの短時間勤務が中心となっています。

主な仕事内容は保育士の補助業務で、園によって多少異なる部分もありますが、教室の掃除や食事の準備の補助、おもちゃなどの片づけといった雑務も含まれます。 専門資格がない分、保育士パートと比べて時給はやや低くなる傾向にありますが、人手が足りない保育施設では若干高めの時給に設定されていることもあるようです。

ちなみに、2015年より保育補助における重要性が高まっていることで、「子育て支援員」という新たな資格も誕生しています。子育てにひと段落した女性に人気の資格として注目されており、パートとして保育補助として現在携わっている、またはこれから保育施設で働きたいとお考えの方におすすめの資格です。 まだ資格取得をされていない方は、保育士パートのお仕事に役立つ資格ですので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか♪


保育士パートの仕事はどこで探す?

育士パートのお仕事を探すには、主に求人誌や求人サイト、人材紹介、ハローワークといった求人媒体があり、中には知り合いの紹介で働くといったケースもあります。 全国的に待機児童が増加している背景から、少しずつではありますが保育施設もどんどん新設され、幼稚園が認定こども園へと変わり保育と幼児教育を同施設で行うなど、保育施設の充実化が進んでいます。

そのため、正社員保育士だけでなく、パート保育士の求人も常時多く募集がある現状です。特に条件をつけずにすぐに働きたいという方であれば、保育士パートのお仕事はすぐに見つかるでしょう。 しかし、ここで一つ注意してほしいことがあります。それは、保育士ワーカーの利用者様の声として実際に多くのお声があることの一つで、入職後のミスマッチについてです。 求人誌や求人サイトを見て仕事を探したのは良いものの、実際に働いてみたら思っていた仕事内容と違ったというお声は実は非常に多いのです。

「残業が多い」「事務業務などの負担が大きい」「規定外の人数の園児を一人で見ないといけない」「短時間と聞いていたのにフルタイムにさせられた」などといった、想定外の内容で離職してしまう方は少なくありません。

保育士パートの仕事はどこで探す?

しかし、人材紹介に特化した保育士ワーカーでは、多数の実績により求人誌やハローワーク、求人サイトなどでは知り得ない、入職後の職員の働き方や園の雰囲気もしっかりとお伝えしているため、ご納得いただいた上で満足度の高い入職サポートを行っています。 女性の多い職場でありがちな人間関係のトラブルや、勤務時間のご相談などにも対応していますので、どんな些細なことでも保育士ワーカーにぜひ一度ご相談くださいね♪