イングリッシュエキスパート保育士

イングリッシュエキスパート保育士って、どんな仕事だろう?

近年、日本社会もグローバル化が進んでいます。そのため子供にも幼年期から英語に触れさせておく必要が出来てきました。保護者様の世代だと英語は中学生になってから習う教科でしたが、今では小学校の授業にも英語を積極的に取り入れられています。そして幼稚園や保育園などの保育施設でも英語教育を取り入れる傾向になりつつあり、実際に取り組んでいる保育施設も増加しています。
そこで子供たちに英語に触れさせるのがイングリッシュエキスパート保育士です。中学校の授業のように英単語を暗記したり文法を指導したりするのが目的ではありません。子供たちに幼いうちから英語の環境に慣れさせるため、英語の歌を歌ったりダンスをしたりするカリキュラムを取り入れているのです。英語慣れしておくことによって、スムーズに小学校中学校の学習に入れるようになります。ようするにイングリッシュエキスパート保育士の仕事は子供たちに英語を楽しく触れさせ、英語に親しみを持たせることなのです。

どういう場所で働くの?

主に保育所や幼稚園などの保育施設です。英語保育を積極的に行なっている園や、日本語の苦手な外国人保護者がいる園などでは需要が高まっています。また自治体で募集している『子育て支援員』でもイングリッシュエキスパート保育士を求めている場合があります。バイリンガル保育所にヘルプで働いたり、英語母語話者の保護者の対応をしたりと重宝されます。託児施設以外だと、幼児英語教室などでも募集されていることもあります。

給料は増えるの?

イングリッシュエキスパート保育士の資格を持つ保育士が保育所で働くのなら、相場は月収20万前後で賞与を合わせると年収300万前後が目安でしょう(地域によって差はあります)。近年では外国人の保護者も増加傾向にあり、英語での保護者対応ができる保育士が求められています。地域によっては資格の有無で別途手当を付けてもらえるかもしれません。

どうやって取得するの?

イングリッシュエキスパート保育士になるには、保育英語検定という『一般社団法人保育英語検定協会』が実施している検定試験に合格する必要があります(HP→http://www.hoikueiken.com/index.html)。資格取得に当たって必要な経歴や条件は特にありません。全部で6段階の級があり、5級・4級・3級・2級・準1級・1級に分かれています。試験の形式はマークシートの筆記(3級以上はリスニングもあり・準1級以上は英作問題・面接もあり)です。3級がだいたい基礎レベルで『子供とコミュニケーションを取り、保護者と英語で簡単な会話が可能』という英語力が求められます(必要語彙数1000単語ほど)。保育士免許を持っている者が保育英語検定を取得すると、級に応じて『イングリッシュサポート保育士』や『イングリッシュエキスパート保育士証』を受け取ることができます。保育英語検定は民間資格ですので競争倍率もなく、級によっては比較的取得しやすい資格と言えます。
過去問は非公開となっているので、試験対策としては市販されている予想問題集か一般社団法人保育英語検定協会から販売されているテキストを使って勉強することをお勧めします。形式は英語検定によく似ています。英検を受験した経験のある人はやや有利かもしれません。
一般社団法人保育英語検定協会が発足したのが2010年。まだ保育英語検定も新しい資格ですので、あまり広く知られてはいません。しかし英語教育が低年齢化する傾向を見ていると、のちのち保育士に必要なスキルもピアノや歌唱だけでなく『英語』も必須になってゆくかもしれません。今後、英語の話せる保育士の需要が高まるのは間違いないと言えるのではないでしょうか。