認定病児保育スペシャリスト

認定病児保育スペシャリストって、どんな仕事だろう?

子供が風邪や病気にかかった場合、保育所や幼稚園では預かってもらうことはできません。一般的な保育施設は37.5℃以上の発熱があると発熱というラインを引いています。そうなれば子供は自宅療養をしなければならなくなります。共働きの家庭では両親が仕事で日中は自宅にいません。子供が体調を崩して保育施設で預かってもらえなければ、仕事を休んで看病をするか、誰か子供を預かってくれる人を探さなければならないのです。
仕事を休んだり代わりに預かってくれる人も見つからなかったりした時、子供を預かることができるのが病児保育士です。
まず病児保育士という仕事から解説していきましょう。病児保育士とはその名のとおり、病児および病後児を預かってケアをする人の総称となっています。病児保育士に特別な国家認定資格はありません。病児保育士に該当する職業は保育士・医師・看護師などさまざまです。
近年、共働きやシングルマザー・シングルファザーの家庭が増加している傾向にあります。中には忙しくて仕事をなかなか休めない方も少なくありません。一昔前なら祖父母に預かってもらえたかもしれませんが、地方から出てきた両親の場合、そうはいきません。そんな現代、病児保育士の需要はみるみる高まっています。その中でも病児保育を専門とする民間資格が『認定病児保育スペシャリスト』なのです。認定病児保育スペシャリストは、いわば病気の子供を預かって看病するプロフェッショナルと言えるでしょう。

どういう場所で働くの?

主に保育所や幼稚園などの保育施設です。他には病院内にある病児専門の託児施設で活躍している人もいます。最近取られた現役の保育士のアンケートでは、3人に1人の現役保育士が『認定病児保育スペシャリスト』の資格を取得したいと答えていました。このように保育現場からの需要も高まっています。また施設型だけでなく、病児保育士が自宅に来て看病をしてくれる訪問型のサービスも増えてきました。こちらはベビーシッターなどと形態が似ていますね。このように病児保育士のニーズが増え、活躍の場も広まっているのです。

給料は増えるの?

認定病児保育スペシャリストの資格を持つ保育士が保育所で働くのなら、相場は月収20万前後で賞与を合わせると年収300万前後が目安でしょう(地域によって差はあります)。保育施設によっては資格の有無で別途手当を付けてもらえるかもしれません。また形態(施設型・訪問型)やベースとなる資格(保育士・看護師など)でも給与が変化してきます。

どうやって取得するの?

認定病児保育スペシャリストは、日本病児保育協会が認定している民間資格です。資格取得に当たって必要な経歴や条件は特にありません。高卒資格(18歳以上)があり、指定の講座(web講座)を受講して計24時間の実習を修了すれば資格を取得することができます。
まず全13回の講座を受講して一次試験に合格すると、次の段階である実習を受けることができます(現職の病状保育士の場合、実習は免除されます)。自宅のパソコンを通しての通信講座となっているので、仕事をしながらの資格取得も不可能ではありません。
資格取得にかかる費用として講座受講費65000円、実習費用10000円(認定試験受験料込み)が必要です。実習費用に試験料が含まれていますので、もし不合格となって再度受験する際には別途8000円の受験料が必要になります。そして認定病児保育スペシャリストの資格の認定証の有効期間は一年間です。資格更新のために、毎年5000円の更新料が必要となっています。