保育士で働いてみたものの、大変な毎日で、転職を考えている…。という人も多いはず。せっかくの保育士資格だから、それを活かした仕事に就きたいですよね。
そもそも保育士の資格と保育士の仕事内容って…?
保育士とは、「子どもの保育」と「保護者に対して保育に関する指導」を行うことができる国家資格です。
一般的に保育士の資格を取った人は保育園で働く人がほとんど。
ですが、保育士さんは、仕事量が多く、勤務時間も長いので、大変なことも多くあります。保育士の資格を活かして、転職を考える人も多いのではないでしょうか。
【保育士】の資格で働ける仕事は保育所だけではない!
“子どもと関わる仕事”といえば保育士や幼稚園の先生くらいしか思い浮かびませんよね。ですが、保育士資格を活かして働ける場所は、意外にもたくさんあります。では、順番にご紹介していきます。
【保育士】の資格を活かした仕事って何があるの?
児童福祉施設
児童福祉施設は、児童福祉法をはじめとした法令に基づいて事業を行っています。2012年までは14施設とされていましたが、複数の施設統合や名称が改められことで2018年現在は全11施設となりました。幼保連携型認定こども園では、幼稚園教諭と保育士両方の資格が必要※となりますが、それ以外の施設では保育士資格を所持していれば働くことができます。事業内容もさまざまなので、自分がどういった分野に携わっていきたいのかを明確にした上で働き先を考えてみましょう。※保育士資格のみの方が幼稚園教諭免許を取得する「幼保特例制度」について →参考:文部科学省「幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例」 ▶︎乳児院の求人を見てみる▶︎認定こども園の求人を見てみる 企業主導型保育所(企業内保育所)
企業主導型保育所(企業内保育所)は、その企業で勤務する従業員の子どもを預かるために設置された保育施設です。分類は認可外保育施設になりますが、昼夜交代制や休日出勤といった多様な就労形態に応じた保育サービスが可能とされています。これから拡大されていく事業と言われており、求人なども増えてきています。大手企業が主体となって運営している場合は、給与や福利厚生といった待遇もきちんとしているので安心して働くことができますよ。▶︎企業主導型保育所の求人を見てみる 院内保育所
院内保育所は、病院が独自に設置したことが始まりで、設置された病院で2勤務をしている医師や看護師、職員などの子どもを利用対象としています。院内保育所を設置することで、病院に勤めるお父さん、お母さんが安心して働くことができる保育所です。近年ではニーズが高まってきており、設置する病院も増加傾向にあります。就労形態も正社員だけでなく、契約・派遣社員やパートと様々なので、気になる方は条件などを確認してみてくださいね。▶︎院内保育所の求人を見てみる 小規模保育所
小規模保育所は、0歳~3歳未満の子どもが対象で、定員は6名以上19名以下の少人数の保育施設です。認可外保育施設のところが多いですが、徐々に認可保育施設として移行して事業を行っているところも増えてきています。保育士さんの担当する子どもの人数が少ないため、子どもの発達に応じた手厚く質の高い保育を行うことができ、やりがいもありますよ。▶︎小規模保育所の求人を見てみる 病児保育
近年では、漫画やドラマでも取り上げられるようになった病児保育。保育所に通園している子どもが病気になった際、仕事を休むことが出来ない保護者の代わりに保育を担うのが、病児保育です。施設で預かる“施設型”と、契約しているご家庭に出向いて保育を行う“訪問型”の2つがあります。もしも子どもの症状が悪化した場合は、医師の診察を依頼するかどうかの判断も保育士がしなければなりません。なので、慎重かつ高度な観察・対応力が求められます。
託児ルーム
託児ルームは、一時預かりの施設です。冠婚葬祭の時など、どうしても子どもを預けなければならない状況の時に一時的に利用されています。託児ルーム専門で事業を行っているところや、百貨店などの大型商業施設に設置されているところなど、様々。
初対面の子どもと接する機会が圧倒的に多く、一時的な保育なので、子ども達が安心安全に過ごせるような環境づくりと対応力が必要です。保育の現場で経験がなくても、資格があれば採用してくれるところも多くあります。
幼児教室
幼稚園教諭免許や保育士資格があれば、幼児教室で講師やスタッフとして働くことができます。スポーツ・芸術・知育・英語・お受験対策など、様々な教室があります。研修制度などを取り入れているところがほとんどなので、幼児教室で働いたことがなくても働くことができますよ。近年では子どもを幼児教室へ通わせる家庭も増えており、注目の職種でもあります。
【保育士資格】を活かした転職先を見つけるコツ
保育士の資格を活かした仕事をご紹介してきました。実際に保育士の資格を活かして、転職先を見つける際のコツをご紹介します。
自分のやりたい分野や希望条件などを明確にする
保育士の資格を活かした仕事は、意外にもたくさんあることに気付いたのではないでしょうか。転職先を見つける時は「自分がどんな分野に興味があるのか」、「希望条件」などをしっかりと明確化しておくことがポイントです。
保育士向けの転職サイトを活用する
保育士向けの転職サイトは、より詳しい情報や条件が記載されており、今回紹介したような保育士の資格を活かした転職先などの情報も知ることができます。「保育士ワーカー」は、保育士さんの支持率No.1のサイトです。これを機に、ぜひチェックしてみてください! ▲保育士さんの転職は保育士ワーカーへご相談ください☆