複数担任は人間関係のストレスがすごいって本当!?
複数担任制は、【児童福祉施設最低基準】に基づき、年齢と人数で保育士の数が決められています。
2人~多いところでは5、6人といった保育士数でクラス運営を行うことになる場合も。
保育の仕事をしていくにあたりチームワークはとても大切なんですが、複数担任のクラスで働く保育士さんの多くが、担任同士の人間関係でストレスを感じているんです!
いろんな“合わない”ことがきっかけで“ズレ”が表面化し、ギクシャクした関係や仕事のやりにくさでストレスを抱え込む保育士さんが多いとか。
そこで今回は、複数担任で悩む保育士さんへ向けて「ストレスを軽減し、よりよい環境で仕事をするためにはどうすればいいのか?」をお伝えしたいと思います。
まずは複数担任が抱える代表的なストレスの要因を見ていきましょう!
複数担任制の悩みの種は何?ギクシャクやストレスの要因
気が合わない | 方向性が合わない |
話が通じない | 仕事量に差がある |
自分勝手な人がいる | 主担任が指揮をとってくれない |
気分によって態度が変わる | 指揮をとっても違うことをする |
近寄りがたい雰囲気がある | 人任せで率先して仕事をしない |
相手に嫌われてると感じる | 報告・連絡・相談をしない |
意思疎通ができない | 情報共有ができない |
一見、どこにでもあるような要因だと思いますよね?
しかし保育現場の場合、子どもたちのことは担任全員が状況を把握しておかなければなりません。
だからこそ連携が必要なのに、情報共有不足で仕事がしづらいことからストレスがどんどん蓄積されていくのです。
連携をきちんとしていないと、保育士によって言うことがコロコロと変わってしまうこともよくあります。
そうすると、子どもたちの混乱を招くだけではなく保護者への不信感にも繋がりかねません。
他に、性格の不一致などから互いに関わる頻度を減らし、情報共有をきちんと出来ていないケースも存在します。
保育士同士がギクシャクしていると、感受性が豊かで大人の様子に敏感な子どもたちは、その空気を真っ先に感じ取ってしまいます。
そして、クラス全体がソワソワと落ち着かなくなるなど、良くない方へどんどん向かってしまうんです。
保育士の人間関係のよしあしで保育に影響を及ばさないためにも、考え方を変えることはとても重要になってきます。
この、“考え方を変える”ことは、自身のストレス軽減にも繋がるのでぜひ実践したいものばかりです!
では、複数担任でもうまくやっている保育士さんは、どのような考え方をもってやっているのでしょうか?早速、見ていきましょう♪
複数担任でもうまくやっている人が心がけていること
人間関係がギクシャクすると、相手に変化を求めがちになりませんか?
すると、「どうして○○先生はこうなの!?」「なんで何回言っても変わらないの?」と、イライラや不信感が高まり、より悪循環に陥ってしまいます。
どんなに待ったところで、相手に何かしらの心境の変化が起こらなければ変わることはありません。
よって相手への過度な期待は、心労を増やすだけになってしまいます。
そこで、こういったストレスを軽減させるためには、自身の考え方や行動を変えてみることがオススメです!
・情報共有をしっかり行う
・なにか困った時に互いに助け合うよう心掛ける
・相手の話に耳を傾ける
・笑顔で対応することを心掛ける
・相手へ向き合う姿勢と協力し合う意識を持つ
こういった行動を取れるよう意識し取り組むことがストレスの軽減に繋がります。
さらに、相手への思いやりを持つことでギクシャクした雰囲気を出してしまう頻度も少しずつ減っていくことでしょう。
そして、保育士同士が連携して情報共有をしっかりと行うことや相手の話に耳を傾けることは、なにより子どもたちが安心安全に過ごせる環境づくりに繋がります。
複数担任ならではのメリット
複数担任は人間関係が大変なイメージを持っている人も多いですが、メリットもあります♪
・子ども達のことを色々な角度から見ることができる
・細やかなフォローがしやすい
・仕事や責任を一人で抱え込まず、分担できる
・他の先生から学ぶことも多く、スキルアップが可能
・保護者対応が手厚くできる こういったメリットは一人担任のクラスと違い、保育士が複数いることで可能になります。
とくに、ベテランの保育士と一緒に働く場合は、保育の引き出しが増えたり子どもの対応を学べたりと、スキルアップが望めます☆
経験の浅い保育士が複数担任クラスに配属されるのは、こういった理由もあるからなんです。
複数担任だからこそのメリットを存分に生かし、よりよいクラス運営をしていきたいですね。
まとめ
複数担任クラスでは保育士間での情報共有が必須!!
相手への思いやりを心掛けることでストレス緩和にもなり、チームワークも取れるようになっていきます。
自分とは違う人間だからこそ、考え方の相違や意見の食い違いは仕方ありません。
ただ、感受性の豊かな子ども達は大人のピリピリした空気をすぐに察します。
だからこそ、安心して過ごせるよう保育士間でのコミュニケーションを密に行うことが大切になってきます。
そうすることで、複数担任クラスのメリットを最大限に生かした保育が可能になりますよ☆
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