保育園でのお遊戯会や生活発表会は、子ども達の成長を疲労する良い機会です。発表を華やかにするため、衣装を手作りしようと考える保育士も多いでしょう。なかでも、帽子は子ども達の印象を大きく左右します。そこでこの記事では、発表会にピッタリの帽子の製作アイディアをご紹介します。
さまざまなシーンで活用できる「帽子」
手作りの帽子は、以下のようなさまざまなシーンで役立ちます。● 生活発表会での劇
● お遊戯会でのダンス
● 運動会での集団演技
● お店屋さんごっこの衣装
● ハロウィンの仮装
● お仕事ごっこの衣装
● お誕生日会の冠
● 節分での鬼の仮装
● お雛様・お内裏様の仮装
衣装を用意しなくても、帽子があるだけで統一感や本格度が上がります。「なにか物足りないな…?」というときは、ぜひ手作り帽子の着用を検討してみてくださいね。 さまざまな材料で!帽子の作り方
発表会で使用する帽子は、さまざまな素材で手作りできます。ここからは、素材別の手作り帽子のアイディアをご紹介します。
画用紙
準備する帽子の数が多いときは、すぐに手に入る画用紙がおすすめです。さまざまな色を選べるのもうれしいポイント!基本の三角帽子の作り方を覚えてアレンジを楽しみましょう。準備するもの● 画用紙
● ゴムひも
● 飾り
● 両面テープ
● はさみ
作り方1. 画用紙を半円に切る
2. 端に両面テープを貼り円錐の形に組み立てる
3. 帽子下の両脇に穴を開けてゴムひもを通す
4. 三角帽子に毛糸やシールなど飾りを付ける
ポイント● 三角帽子の上を折り込むと形をアレンジできます
● 耳や顔のパーツをつけると動物の帽子になります
新聞紙
新聞紙で作る帽子は、手作り感の溢れる作品に仕上がります。子ども達に色を塗ってもらうと、より子どもらしさを表現できますよ。準備するもの● 新聞紙
● 絵の具
● パレット
● 水
● 筆
● はさみ
作り方1. 新聞紙を正方形に切りかぶとの形に折る2. 新聞紙に色を塗ったり、飾りを付けたりするポイント● 衝角(しょうかく)なしのかぶとにすれば、アレンジを楽しめます
● 濃い絵の具を使用すれば新聞の文字が見えなくなります
不織布
画用紙や新聞紙よりもしっかりしている不織布は、衣装にピッタリの素材です。丁寧に保管しておけば、長く使用できるのもうれしいポイント!準備するもの● 不織布
● ゴムひも
● 輪ゴム
● 両面テープ
● はさみ
● 飾り
作り方1. 不織布に両面テープを貼り筒状にする2. 筒の端を折り返してゴムひもを通す3. 反対側の端をギュッと輪ゴムで縛る4. 筒を裏返して形を整え、飾りを付けるポイント● 不織布はミシンで塗ってもキレイに仕上がります
● 筒の大きさやゴムひもの長さは子どもの頭に合わせましょう
参考:発表会衣装の通販専門店 牛乳パック
牛乳パックを使うと、厚みや固さがあるためしっかりした帽子に仕上がります。布を貼ったり色を塗ったりすると、より本格的になりますよ。準備するもの● 牛乳パック2個
● セロハンテープや両面テープ
● ホッチキス
● はさみ
作り方1. 牛乳パック上部を切り落とし、下10cmを残して4面に切り込みを入れる2. 同じものを2枚作り円になるようにホッチキスでつなぎ合わせる3. 切り込みを入れた牛乳パックの面を中心に集めて帽子の上部を作る4. 上部をつなぎ合わせるとケーキのような形の帽子が完成するポイント● ホッチキスでケガをしないよう注意しましょう
● ツバをつけてキャップにしても素敵な帽子に仕上がります
参考:雪印メグミルク 紙皿
紙皿を使った帽子は、すでに円になっているためアレンジも簡単!子どもが自分で作れるため、製作遊びにもおすすめです。準備するもの● 紙皿
● ポスターカラー
● カッターナイフ
● はさみ
● 画用紙
作り方● 紙皿の中心をくり抜く
● ポスターカラーなどで色を塗る
● 画用紙で切った動物の耳などのパーツを貼る
ポイント● 大きさが合わない場合はゴムひもをつけましょう
● 紙皿を重ねるとより強度が増します
封筒
封筒を使えば、お寿司屋さんのようなシンプルな帽子を作れます。飾りつけ次第でアレンジも可能ですよ。準備するもの● 大きめの封筒
● セロハンテープ
● はさみ
● 飾り
作り方1. 封筒を半分にカットする2. 封筒の底部分、両端が三角になるように折り込む3. 折った部分をセロハンテープで止めて形を整える4. 画用紙を貼ったり、飾りを付けたりするポイント●動物の耳をつけてもかわいく仕上がります
● マチのある封筒だとより大きな帽子を作れます
発泡スチロールの容器
お椀型の発泡容器を使って作る帽子のアイディアです。準備するもの● お椀型の容器
● カラーポリ袋
● 画用紙
● セロハンテープ
● はさみ
● 飾り
作り方1. 容器をカラーポリ袋で包む2. カラーポリ袋の上から飾りを付けるポイント● 大きさが合わない場合はゴムひもをつけましょう
● 選ぶ容器の大きさによって、雰囲気の異なる帽子に仕上がります
発表会用の帽子を手作りするときのポイント
帽子を手作りする際は、以下のようなポイントに注意しましょう。
練習でも被れるように早めに取り掛かる
慣れない帽子に対して、苦手意識を持つ子どもは少なくありません。当日になって慌てないよう、練習から被れるようにしておきたいですね。そのため、準備は早めに取りかかりましょう。
子どもに合ったあご紐を用意する
子どもによって頭の大きさや首の長さは異なります。あご紐がきついと、締め付けにより気分が悪くなってしまう恐れがあります。また、短すぎると本番中に帽子を落としてしまう可能性も。事前に、一人ひとりのあご紐の長さを確認しておきましょう。
作った帽子の管理にも留意する
立体的な帽子を作る場合は、保管方法にも留意しましょう。重ねたり上に物を乗せたりすると、本番前に帽子がつぶれてしまうこともあります。また、本番で数が合わないなどのトラブルを避けるため、ゆとりを持って管理できるような場所を確保しておきましょう。
まとめ
生活発表会やお遊戯会でおそろいの衣装を着ると、グッと統一感が出ます。手作りと聞くと難しく感じるかもしれませんが、筒状に丸めた画用紙に輪ゴムを通すだけでもOK!さまざまな素材でアレンジ可能なので、ぜひ取り入れてみてくださいね。