【2歳児との接し方】魔の2歳児?イヤイヤ期の気持ちに寄り添うためには

成長が喜ばしい反面、第一次反抗期と呼ばれる時期にもあたり、なんでも「イヤ!」「自分でやる!」と主張したり、思いどおりにいかずに泣き叫んでみたり……。対応に困ってしまうことが多いのも、2歳児の特徴です。
今回は、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」とも表現される、複雑な2歳児との向き合い方、接し方のポイントをご紹介していきます! ▼そのほかの年齢についてはこちらの関連記事をチェック▼
2歳児の発達の目安をチェックしよう!
身長・体重はこれくらい!
◆2歳(0~6ヶ月)の成長目安(男女別)◆ | |
男子 | 身長:81.1cm~92.5cm(中央値:86.7cm) |
女子 | 身長:79.8cm~91.2cm(中央値:85.3cm) |
◆2歳(6~12ヶ月)の成長目安(男女別)◆ | |
男子 | 身長:85.2cm~97.4cm(中央値:91.1cm) |
女子 | 身長:84.1cm~96.3cm(中央値:89.8cm) |
歩くのが楽しくてたまらない!
2歳児ができるようになること(目安)
- しっかりとした足取りで歩く
- 走ることができる
- 少しの高さならばまたぐことができる
- 手を使わず両足を交互にあげて階段の上り下りをする
- しゃがむことができる
- 両足でジャンプすることができる
- ボールを蹴ることができる
- つま先立ちや背伸びができる
手先が器用になる
2歳児ができるようになること(目安)
- 力強い線を描くことができる
- 小さなものをつまめる
- ドアノブや蛇口などをひねる
- 手を使うときに力の加減ができる
- 簡単な衣服の着脱ができる
- 大きなボタンのかけ外しができる
- スプーンやフォークを上手に使える
- 両手指を組み合わせて手洗いができる
乳歯が生えそろってくる
個人差はあるものの、2歳後半から3歳までで、乳歯がおおよそ生え揃います。ある程度大きな食材・固い食材も、しっかり噛んで食べられるようになりますが、虫歯にはよりいっそうの注意が必要になってきます。
言葉の爆発期!二語文・三語文が話せるように
「ボール、あった」などの二語文のほか、「ママ、こうえん、いこー!」「にゃんにゃん、あっち、いっちゃった」など、三語文を話す子も出てくるでしょう。
また、好奇心も旺盛で、「これはなに?」「あれは?」「どうして?」「なんで?」と次々に質問をするようになります。これもまた、言語を習得するためには欠かせない行動です。
2歳児ができるようになること(目安)
- 語彙の量が200~300程度まで増える
- 「あたま」「おなか」「おしり」など、体の部位の名前を覚える
- 体の痛い部分を言葉で伝えられる
- 二語文・三語文を話すことができる
- 目で見たものを言葉で示すことが上手になる
- 「イヤ」「自分で」など気持ちを言葉で表現できる
- 「これはなに?」と、物の名前を知りたがる
- 色の名前がわかる
- 3までくらいの数を数えられる
- 上と下など対比する言葉を理解できる
- 昨日・今日・明日といった時間の概念がわかりはじめる
自我が発達し自己主張が激しくなる
これがいわゆる「イヤイヤ期」とよばれる第一次反抗期ならではの行動。一見すると、単なるワガママのようにも思えますが、子どもたちの自我や自立心が発達している証拠でもあります。
トイレトレーニングのスタート期
この頃にはトイレトレーニングを開始する保護者も増えてくるでしょう。
【トイレトレーニングのスタートのめやす】 |
・ひとりで歩けること |
生活リズムが乱れがちなことも……
保育園の場合には、午睡の時間が決まっていますが、保護者が、子どもの生活リズムについて悩んでいるようであれば、午睡時間の調整などを提案をしてみてもよいかもしれませんね。
想像力や社会性が身に付きはじめる
また、他の子どもに関心を示すようになり、お友だちの名前を呼んだり、近づいて隣で遊んだりするようになります。
ただし2歳児の社会性は、まだ未発達な部分も多く、自分のおもちゃを取られて相手を叩いてしまったり、思い通りにいかずに噛みついてしまったりというトラブルも生じがちです。
2歳児の「イヤイヤ期」対応のポイントは?
激しく自己主張をし、思い通りにいかないと、ときに癇癪をおこす、その姿は「魔の2歳児」と称されるほどです。
では、なぜこのような「イヤイヤ期」がやってくるのでしょうか?
イヤイヤ期のメカニズム
【「イヤイヤ期」が起こる要因】 |
・自発性と自立心が芽生える |
また、挑戦したはよいものの、うまくできずにイラついてしまう……ということも多くあるでしょう。
そんな、もどかしい気持ちをうまく言葉で表現することができない、感情を抑えることができないために出てくるのが「イヤ!」という言葉や、癇癪なのです。
イヤイヤ期の対処法は?
まず、以下のような接し方は避ける必要があります。
2歳児と接するうえでやってはいけないこと
- 一方的に叱る「ダメ!」「やめなさい!」
- 理解できないあいまいな表現で叱る「いい加減にしなさい!」
- 約束を破る
- 脅しで言うことを聞かせようとする
- 子どもの要求の言いなりになる
- モノで釣る
たとえば、「食事が終わったらお外で遊んでいいよ」と言ったのに、その約束を守らない、あるいは「言うことを聞かないなら、置いて行ってしまうよ!」などと、脅しを使うことは、子どもの信頼感を損なうことにもつながりかねません。
また、ついついやってしまいがちですが、「お菓子をあげるから静かにしよう!」などと、モノで釣ることは、子どもと大人とが、じっくり向き合う機会を奪ってしまいます。
対応のポイントは「気持ちに寄り添うこと」……
2歳児とよりよく接するためのポイント
◆運動能力の発達を促そう◆ |
子どもたちが、思いきり走ったり、飛び跳ねたりできる環境をつくってあげましょう。室内で難しいようであれば、広い公園に連れていくなどもよいかもしれません。 |
◆やりたい欲求を認めてあげよう◆ |
自分でなんでもやりたがる時は、可能な範囲でやらせてあげましょう。「できっこない」と決めつけたり、できないからと言って「だから言ったでしょ」と叱責するのはNG。ときには支援しながら、できたときにはしっかりとほめてあげましょう。 |
◆積極的な言葉かけをしよう◆ |
言葉が劇的に発達する時期なので、さまざまな言葉を使って話しかけてみましょう。ただし、大人が不適切な言葉を使ってしまうことには、注意が必要です。 |
◆「なに?」「どうして?」にはキチンと答えて!◆ |
子どもたちに聞かれたことには、しっかりと答えましょう。同じことを聞いても「さっき教えたでしょ!」と叱るのではなく、根気よく答えてあげるよう、心がけます。 |
◆見通しの立てられる声掛けを◆ |
次の行動への気持ちの切り替えがスムーズにできるよう、「〇〇したらお部屋に入ろうね」など、見通しの持てる声かけをしましょう。いきなり遊びを中断されたり、急かされたり……といった、子どものストレスを、できるだけ軽減してあげることが大切です。 |
◆おもちゃの取り合いには……◆ |
双方の子どもの気持ちを代弁してあげて、「貸して」って言ってみようか?など提案します。貸し借りが難しい場合には、相手の子どもの気持ちを代弁したうえで、他の遊びに誘うなど、注意をそらすのもよいでしょう。 |
2歳児にぴったりの遊びは?絵本は?
●追いかけっこ
●しっぽ取りゲーム
●電車ごっこ
●鉄棒ぶら下がり
思いのままに走ったり、逃げる大人を追いかけたり、ということが楽しい時期なので、追いかけっこをするのもよいでしょう。
●まねっこ遊び
●積み木・ブロック遊び
●ビニール風船
●お絵かき
●おままごと
動物のまねっこをして跳ねまわったり、ビニール袋に空気を入れたものを放り投げて、追いかけたりすることで、雨の日でも体を動かして楽しむことができるでしょう。
電話ごっこなど、社会性を身につけるために、見立て遊び、つもり遊びを活用してもよいですね。
編集者より
保育士さん自身、子どもたちとの接し方に悩むこともあるかと思いますが、この時期は子どもたちに適切な働きかけを行うのみでなく、保護者の悩みや相談に対し、適切なアドバイスを行うことも、大切な役割となります。
保護者からすれば手の付けられない「イヤイヤ」も、自我がしっかり育っている証拠であること、そしてなぜこういった「イヤイヤ期」が現れるのか、そのメカニズムもしっかり伝えたうえで、かかわり方のコツを伝えてあげられたらよいですね。
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